- 飛行機の乗り方
2023.07.04
知っておくと安心!飛行機にゴルフバッグを預けるときの注意点とは?
ゴルフクラブセットの入ったゴルフバッグの総重量は一般的に10㎏以上あるといわれています。最近では超軽量のゴルフバッグもありますが、いずれにしてもゴルフバッグは荷物としてはかなりの重量になります。
そんなゴルフバッグを飛行機に持ち込む場合、「預入れはできるのか?」「預けた際に愛用のクラブが破損しないか?」という不安もつきまといます。そのため「飛行機に預けるべきか?それとも宅配便で送った方が良いか?」と、迷う方も多いのではないでしょうか?
もちろん宅配便を利用するのも一つの手ですが、飛行機にゴルフバッグを預ける際は、いくつかの点に注意し条件をクリアすれば、安心して持ち運ぶ事が可能です。
そこで今回は国内線の飛行機にゴルフバッグを持ち込むにあたり、預入れの条件や万が一破損した場合の補償、そして自分で行える対策についてご紹介します。
ゴルフバックは預けることができる
ANAやJALの飛行機(国内線)を利用する場合、ゴルフバッグは手荷物として「無料」で預けることができます。
一方、格安運賃で人気のLCCの飛行機(国内線)を利用する場合は「有料」となります。それでは各社の「国内線手荷物」における主な条件を見てみましょう。
<ANA・国内線手荷物>
※重量超過手荷物料金は搭乗区間ごとに適用されます・料金は超過重量や路線によって異なりますが超過重量1~30㎏で1,500円~4,500円程度・以降10㎏毎+1,000円になります。
※3辺の合計が203㎝を超える手荷物の場合は、飛行機の貨物室に「搭載可能な場合に限り」預けることができます。飛行機の機種によって貨物室の搭載可能な長さは異なります
※各機種の搭載可能な長さの目安は約160㎝~400㎝とバラつきがあります。特に小型の旅客機を利用する場合には注意が必要となりますので、あらかじめ搭乗機種の搭載可能な長さをHPなどで確認しましょう。
※搭載可能な目安内の荷物であっても、手荷物の搭載状況によって預けることができない場合があります。搭載できない場合は乗客自身が宅配便などを手配する必要があります。
<JAL・国内線手荷物>
※手荷物1個あたりの重量は最大32㎏までです。
※「ゴルフバッグ以外のその他の預かり手荷物」との合計重量が32㎏を超え100㎏以下の場合「超過手荷物料金」がかかります。
※合計100kgまで預入れ可能ですが、JAL(SF3)・JAC・RACは合計45kgまでとなっています。
※重量超過手荷物料金は搭乗区間ごと適用されます・料金は超過重量や路線によって異なります。超過重量1㎏あたりの単価で200円~400円程度かかります)
※既定サイズを超えるスポーツ用品(ゴルフバッグなど)は、航空機の貨物室に搭載可能な限り預けることができます。各機種の搭載可能な長さの目安は約190㎝~400㎝とバラつきがあります。特に小型の旅客機を利用する場合には注意が必要となりますので、あらかじめ搭乗機種の搭載可能な長さはHPなどで確認しましょう。
※搭載可能な目安内の荷物であっても、手荷物の搭載状況や天候によっては預けることができない場合があります。搭載できない場合は乗客自身が宅配便などを手配する必要があります。
<ジェットスター国内線手荷物>
※「サイズの大きな手荷物」は搭乗者一人あたり2つまで預け入れ可能です。
※追加料金の金額は国内線の場合、1アイテムあたり1予約区間ごとに約2,000円かかります。(2017年12月現在)
※サイズの大きな手荷物」や特殊な形状でスペースを多くとる手荷物は、飛行機に十分な積載スペースがある場合に限って、搭乗客が購入済みの手荷物許容量の範囲内で預けることができます。また受託可能なサイズには、飛行機の種類や使用機材によって制限があります。搭乗機種の受託可能な長さはあらかじめHPなどで確認しましょう。
※搭載可能な目安内の荷物であっても、手荷物の搭載状況などによっては預けることができない場合があります。
ゴルフバッグは「サイズ・重量」が規定の範囲内であれば「受託手荷物」として飛行機に預けることができます。「ゴルフボール・シューズ・傘」などのゴルフ用具は、中身が飛び出さないよう、きちんとふたを閉めた状態で預けましょう。
「受託手荷物枠の追加」手続きは、予約時に済ませるのがもっともお得です。予約後でも、コールセンターや空港で申し込むことができますが、予約時の申し込みに比べると料金が割高になります。
ゴルフバッグ・ゴルフクラブが破損した場合補償してもらえる?
国内線の飛行機を利用した際、ゴルフバッグや楽器などが破損した場合は「免責」となり、一般的には補償を受けることはできません。
そのため大切なゴルフバッグを預ける場合は、自分の責任において預けなくてはなりません。また、あらかじめ破損しないように保護するなどの対策が必要となります。
また航空会社の国内線輸送に関わる免責事項や補償内容について、詳しいことは各社のHPから「国内線輸送約款」を確認することができますので、気になる方は一度ご覧ください。
ゴルフバッグを守るための準備
それではゴルフバッグを守るためにはどのような準備・対策をすれば良いのでしょうか?いくつかのポイントをみていきましょう。
(1)ゴルフクラブを保護する
全てのゴルフクラブのヘッドに「クラブカバー」をかけて、傷や衝撃からヘッドを守りましょう。クラブカバーの上からさらに気泡入り緩衝剤(プチプチ)で包むなどして、大げさなくらいに保護することをオススメします。
(2)ゴルフバッグ内の隙間をなくす
ゴルフバッグの中にTシャツ・タオル・緩衝剤などを詰めて、隙間をなくしましょう。そうすることで、ゴルフクラブがバッグの中でぶつかり合うリスクを減らすことができます。
(3)ゴルフカバーでゴルフバッグ全体を保護する
ゴルフカバーは、ゴルフバッグをすっぽりと覆うことのできるカバーです。このゴルフカバーをバッグに付けて飛行機に預ければ、運搬時に傷や汚れがつくのを防ぐことができます。
(4)クラブの入れ方を工夫する
ゴルフクラブは長さやヘッドの形状がそれぞれ異なるため、入れ方を工夫することも大切です。ドライバーなどのウッドをゴルフバッグの中央に収めるようにし、アイアンやパターなどのクラブは周りに収めるようにすれば、安定します。
宅配便と飛行機での預入はどっちがお得?
続いてゴルフバッグを運ぶ手段として「宅急便」と「飛行機での預入」を比較した場合、どちらがお得なのでしょうか?
例えば宅急便を利用する場合は、プレー前日までにゴルフバッグをゴルフ場へ届けなければなりません。大手宅配会社では、ゴルフバッグの宅配に特化したさまざまなサービスを打ち出しています。
例えば、ゴルフバッグをすっぽりと収納することができる「ゴルフバッグ専用カバー」や「ゴルフ宅急便」といったサービスがあります。宅急便を利用する場合の料金は、利用する「宅配会社・サイズ・配達地域」によって異なります。
■宅配料金の一例(北海道旭川市内~沖縄県中頭郡)
荷物160サイズで利用した場合は、宅急便料金4,730円・往復宅急便料金9,260円かかります。(※2017年12月調べ・大手宅配会社の料金一例)
一方でゴルフバッグをANAやJALの飛行機に預けた場合は、荷物の総重量が20kgまでであれば無料となるため、宅急便を利用するよりもお得です。ただし荷物の総重量が無料の枠を超える場合や、LCCを利用するに場合は「超過料金」が発生しますので、状況に応じて比較・検討することをオススメします。
まとめ
ゴルフバッグを飛行機に預ける際は、利用する航空会社や飛行機の機種・荷物の重量などによって条件が異なります。それらの条件を理解しないまま飛行機を予約すると、当日になって「ゴルフバッグを搭載できない!」といった事態にもなりかねません。
そうしたトラブルを防ぐためには、あらかじめ利用する飛行機ごとの条件を確認しておくことが大切です。そして荷物を損傷させないための対策をしておけば、空の旅を快適に楽しむことができると思います。
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