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LCCは路線も増え、多くの人が利用するようになりましたが、まだ利用したことがない人は、LCCが大手航空会社とどう違うのか、わからないことも多いですよね。
今回はそんなLCCを利用する際に、役立つ情報をご紹介します。

LCCってなに？

航空券を探しているとよく目にするLCCですが、そもそもLCCとはなんでしょう？

LCCはLow Cost Carrier(ローコストキャリア)の略で、サービスの簡素化など、効率的な運営により、大手航空会社より低価格の運賃を実現した格安航空会社のことを言います。

国内では以下4社のLCCが就航しています。
・ピーチ
・ジェットスター
・バニラエア
・春秋航空

LCCのメリットとデメリット

LCCは安い代わりにサービスが悪いなど言われていますが、実のところどうなのでしょうか。LCCのメリットやデメリットについてご紹介します。

LCCのメリット

・運賃が安い
LCCはコスト削減のために飛行機の折り返し時間を短くし、駐機代を少なく済ませるなどの工夫で、稼働率を高めています。そのため、大手航空会社よりも安い運賃で利用することができるのです。

・セールを行っている
LCCでは通常運賃よりお得な値段で販売するキャンペーンやセールが行う時期があり、割安で航空機を利用することが可能です。

・片道で購入可能。好みのルートを組める
LCC航空券は片道ずつ購入できます。自由に路線を組み合わせて、好みのルートで旅行することが可能です。路線もどんどん増えているので目的地の選択の幅も広がっています。

LCCのデメリット

・サービスが有料
座席指定や預け手荷物などが有料な場合がほとんどです。機内食やドリンク、 ブランケットなども基本的に有料になります。また、航空券 を電話やカウンターで購入する場合は手数料がかかります。
安く済ませたい場合は座席指定をしない、ブランケットなどは自分で用意する、荷物はできるだけ少なく、軽くまとめておくなどしておきましょう。

・遅延のリスクがある
LCCは最小限の機材数をフル活用して運航しています。天候や機材トラブルなどで1度発着が遅れてしまうと、その後の便に遅れが出てしまうことがあります。
乗り継ぎがある場合、次の便までに余裕がないと乗り遅れてしまう可能性があります。スケジュールには余裕を持たせましょう。
遅延保証 がついている旅行保険に入ったり、航空会社によっては遅延・欠便お見舞金がついている券種もあるので、そちらを選ぶのもおすすめです。

・座席が狭い
LCCの座席の間隔は大手航空会社の座席よりも約5㎝ほど狭く設計されていることがほとんどです。それほど気にならない差ですが、狭いのが苦手という方は料金を多少上乗せして最前列か、非常口座席を指定しましょう。 最前列や非常口座席は通常座席よりやや広めに作られています。

LCCは運賃が安い分、その他のサービスを有料にしていることがほとんどです。
なるべく有料のサービスを利用しないなど、工夫すればとてもお得に旅ができます。

LCCの航空券の購入方法

LCCの航空券はインターネットから購入することがおすすめです。電話やカウンターでも購入できますが、手数料がかかります。電話予約だけで1,000円 以上も取られてしまうこともあります。
旅行会社や旅行サイトでも購入 できる場合があります。ただ、基本的にLCCの自社サイトでの販売 となっているため、チケットを探すには各社のホームページを確認しましょう。

またインターネットのオークションでLCCの航空券が販売されていることがあります。LCCではときどき超破格のキャンペーンを行っており、航空券の料金が1円ということもあります。このような航空券はなかなか手に入れることが難しく、転売して利益を得ようとする人がいます。

しかしながら航空券の転売はほぼ禁止されています。また、他人名義の航空券で搭乗することはできません。身分証明書の確認をしている航空会社がほとんどなので、他人名義の航空券であると判明した場合は搭乗を拒否されます。

インターネットオークションで格安の航空券を見つけても購入してはいけません。

LCCはキャンセル可能？返金はできる？

LCCはそれぞれの会社でキャンセルや変更の対応が異なります。運賃タイプによって返金可能なものと不可能なものがあるので、購入前に確認しておきましょう。

ここでは3社の予約変更、返金についてご紹介します。

・ジェットスター
航空券を購入後、日程を変更した場合 、返金可能な運賃タイプのみ返金対応されます。それ以外の運賃タイプでは、天候による欠航であっても変更や払い戻しができません。
返金可能でないチケットで予約し、搭乗できなかった場合、その航空券は無効となります。

・ピーチ
運賃のタイプに関係なく出発の1時間前であれば航空券の購入後も所定の手数料や運賃の差額を支払えば変更可能です。天候による欠航の場合は同一区間の他の便で対応か返金対応しています。その際手数料は航空会社の負担となります。
本人の都合での返金には対応していません。

・バニラエア
国内線は出発の40分前、国際線は60分前に公式サイトから申し込めば便や日付の変更を行えます。返金は、返金可能な運賃タイプのみの対応となっています。

予約変更は期限内であれば基本的には可能ですが、キャンセルや変更に伴う手数料が高く設定されています。運賃タイプによっては低料金で変更やキャンセルと行えるものもあるので、変更やキャンセルの可能性がある場合は、そちらを購入するといいでしょう。

まとめ

LCCは運賃がとても安く、セールや割引サービスの利用でさらにお得に航空券を購入することができます。機内サービスや、預け荷物は有料の場合がほとんどですが、工夫することで料金を抑えることができます。

LCCはキャンセルや変更などに高額な手数料がかかったり、返金されない場合もあります。できるだけ、変更やキャンセルしなくてもいいように、しっかりと計画しましょう。

LCCの航空券をお探しの方当サイトのチケット検索ページを、ぜひ一度覗いてみてください。