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2023.07.04
【ジェットスター】飛行機が雪で欠航に!雪で欠航になる条件や欠航時の対処法【まとめ】
飛行機は天候の影響を受けやすく、欠航や遅延になることがよくあります。そんな中、雪が降る日も欠航や遅延が発生しやすくなる日のひとつです。
でもどうして雪の日は飛行機が飛ぶことができないのでしょうか?飛行機が欠航すると、今後の予定は大きく狂ってしまいますし「多少の雪なら運航してほしい!」というのがホンネですよね。また万が一雪のせいで欠航になった場合、航空会社はどのような対応をしてくれるかも気になるところです。
今回は雪で飛行機が欠航になる条件や、ジェットスターが雪で欠航になった場合の対応についてまとめました。飛行機が欠航したときでも落ち着いて行動できるように、対処法を知っておきましょう。
雪で飛行機が欠航になる条件
まずは雪で飛行機が欠航する条件を詳しく見ていくことにしましょう。
・滑走路の状態
飛行機が欠便になる条件のひとつとして、「滑走路の状態」が挙げられます。国土交通省の定めたルールによると、滑走路が下記の条件に当てはまる場合、離着陸をおこなってはいけないとなっています。
・積雪1.3m以上で水あるいはSlush
・積雪5.1m以上のWet snow
・積雪7.1mのDry snow(離陸時)
・積雪15.3m以上のDry snow(着陸時)
「Slush」とは水分をたくさん含んでいる状態のことです。フローズンのような状態というと想像しやすいと思います。
また「Wet snow」も水分を多く含んだ雪のことです。こちらは握ると水が出てくる状態の雪をさします。
「Dry snow」は降って間もない、あまり水分を含んでいない雪のことです。
こうした条件下にある滑走路は状態が悪く、滑りやすくなると飛行機本来の性能を発揮できません。事故につながる可能性もあるため、欠航することがあります。
・飛行機の状態
続いて雪で欠航になる条件として挙げられるのは「飛行機の状態」です。飛行機の翼は、少しでも形が変わったり、重さが変わると揚力をうまく使えなくなってしまいます。雪が翼に積もって凍ってしまうと翼の形状や重さが変わるので、揚力をうまく使えず、墜落してしまう可能性があります。
そのため、雪の日には「翼に積もった雪を解かす作業」「翼が凍結したり雪が積もることを防ぐ作業」がおこなわれます。この二つの作業を行えば、雪の日でも飛行機は通常通り運航できるのですが、離着陸数の多い空港ではこうした作業が間に合わないこともあるでしょう。
・風と視界
雪で欠航する条件は「滑走路の状況」「飛行機の状態」だけではありません。「風」や「視界の悪さ」も欠航の条件になります。
雪が降る日は風が強いことが多いです。飛行機は特に離着陸時に風の影響を受けやすいですいので、強い風が吹くと事故になることもあります。
また、雪の日はかなり視界が悪くなります。視界不良のため着陸できず元の空港まで引き返すということもしばしばです。
こうした雪による欠航は、雪の多い地域で起こりやすいイメージですが、実はあまり雪の降らない地域で起こります。というのも、雪の多い地域は、飛行機の離着陸に備え滑走路の整備や、飛行機に積もった雪の除去など、雪への対策がしっかりとおこなわれています。それに対して、あまり雪の降らない地域ではこのような雪に対する準備ができていないことが多く、急に雪が降ると欠航することが多いそうです。
ジェットスターの雪での欠航率は?
どの航空会社とも、雪で結構になる条件は同じです。では、実際に雪で欠航するのはどれくらいの割合なのでしょうか?国土交通省の発表する情報によれば、ジェットスターの天候を原因とした欠航率は以下のようになっています。
ジェットスターの”天候”を原因とした欠航率(平成29年1月~令和1年12月)
期間 | 欠航率 |
---|---|
平成29年1~3月 | 1.2 |
平成29年4~6月 | 0.24 |
平成29年7~9月 | 1.08 |
平成29年10~12月 | 1 |
平成30年1~3月 | 0.94 |
平成30年4~6月 | 0.38 |
平成30年7~9月 | 3.32 |
平成30年10~12月 | 0.72 |
平成31年1~3月 | 0.99 |
平成31年4~6月 | 0.29 |
令和1年7~9月 | 2.03 |
令和1年10~12月 | 2.64 |
平均 | 1.24 |
冬(1~3月)の平均 | 1.04 |
こうして見てみると、雪の降る季節である冬の欠航率はそれほど高くありません。むしろ7~9月の欠航率のほうが高く、雪よりも台風などで欠航する確率の方が高いといえそうです。ジェットスターが雪で欠航するという心配はそれほどしなくてもよいのかもしれませんね。
ジェットスターが雪で欠航になったら払い戻しや振替便の対応はしてくれる?
雪で飛行機が欠航・遅延した場合、JAL・ANAといった一般航空会社はもちろん、ピーチやジェットスターといったLCCでも振替便に変更することができます。悪天候で飛行機が欠航・遅延した場合は、払い戻しや取り消しの手数料はかかりません。
払い戻し・振替便への変更は、航空券を購入した航空会社のWebサイトやコールセンター、または空港カウンターから手続きをおこなうことができます。欠航になった当日は、空席待ちの人が多くコールセンターが繋がりにくかったり、空港カウンターに行列ができることがありますので、急いでいる場合は、早めに行動しましょう。
また旅行会社で航空券を予約した場合は、旅行会社へ連絡入れるようにしてください。
宿泊・食事の費用は負担してもらえない
飛行機が欠航した場合、すぐに振替便を利用できればいいのですが、空席がなく長時間待たなければならないこともあります。空港から自宅が近ければ一度帰ることもできますが、旅先で欠航になるなど自宅に帰れない場合は、周辺の宿泊施設を利用することになります。
飛行機が欠航し、自宅に帰れなくなった場合、宿泊や食事にかかった費用は基本的に「自己負担」になります。
まとめ|雪で欠航しても焦らない!払い戻しや振替の手続きを
雪が降ると、滑走路の状況や飛行機の状態、風や視界の悪さによって飛行機が欠航することがあります。こうした悪天候による欠航の場合、各航空会社は振替便への変更や、払い戻しの対応をおこなっています。
突然の欠航は驚き、焦ってしまうかもしれませんが、落ち着いて振替便への変更・払い戻しの手続きをしましょう。また飛行機が欠航した当日は同じように振替便を利用したいという人が多くいます。早めに行動して、手続きを確実に済ませましょう。
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