FDAを安く買うには割引プランを使おう！割引率が最大でなんと76％？

フジドリームエアラインズ航空会社

2023.07.04

FDAを安く買うには割引プランを使おう！割引率が最大でなんと76％？

フジドリームエアラインズ、通称FDAという航空会社があることをご存知でしょうか。FDAは2009年に静岡空港から運航を開始した、中部エリアに拠点を持つ日本の航空会社です。そのため「東海地方から」、また逆に「東海地方へ」移動しようと考えられている方にはおすすめの航空会社となっています。

そんなFDAは、ANAやJAL同様の従来の旅客サービスであるフルサービスキャリア（FSC）をおこなう航空会社です。FSCは近年台頭してきている格安航空会社（LCC）とは異なり、機内ドリンクが無料であったり荷物を20kgまでなら無料で預けることができたりします。

これだけ聞くと、「FDAは運賃が高いのではないか？」と思われる方も多いかもしれません。しかし実際に運賃を確認すると、同じFSCであるANAやJALよりも安い場合が多いのです。しかし航空券は割引制度が充実しているのがメリットの一つ。そこでこの記事では、さらにFDAを安く買う方法を紹介していきます。

FDAを安く買うなら早期購入割引プランを利用しよう

FDAを安く買う方法のひとつに、早期購入割引プランを利用するというものがあります。

早期購入割引プランとは、搭乗予定日よりも何日も前に航空券を予約することで割引が適用されるというものです。多くのFSCが設定しているプランですが、FDAにはこの早期購入割引プランが「45割」と「ひょいとe割」の2つ存在します。

「45割」「ひょいとe割」は空席に応じて運賃が決まる

実際にFDAの早期購入割引プランである「45割」と「ひょいとe割」について紹介する前に、まずこれらの運賃がどのように決まるのかを解説していきます。

これらの割引プランは、具体的にこれだけ安くなるという決まりはありません。飛行機の座席がどれくらい空くのかという、空席予測数によって決まるのです。この空席予測数は、「出発当日にこれくらい座席が埋まるだろう」、という航空会社側の予測によって決まります。

空席数が少ないと予測されると運賃は高くなり、反対に空席数が多いと予測されると運賃が安くなる傾向にあるのです。そのため、例えば繁忙期で空席数が少なくなると予測された場合には、早めに予約をしたとしても割引率が低くなることもあるのです。

とはいうものの普通運賃で予約する場合に比べて安くなることがほとんどなので、利用しない手はないといえるでしょう。では実際に「45割」と「ひょいとe割」が、どれほど安くなるのか、またどのようなときに適用されるのかを解説していきます。

搭乗まで余裕があるなら「45割」

「45割」は、その名の通り搭乗予定日の45日前までに予約をすることで割引が適用されるというプランです。実際に、普通運賃と比べてどれほど安くなるのかを見てみましょう。

普通運賃	27,500円
45割	10,500円

※2019/7/1の名古屋（小牧）から福岡の便を2019/5/16時点で比較したものです。
※いずれも消費税込の表記となっています。
※別途燃油特別付加運賃が2019/6発券分の場合800円かかります。
※空席予測数によって料金が変動する場合があります。

普通運賃と比べて、17,000円も「45割」の方が安くなっていることがわかりますね。これは非常に大きな割引額といえるでしょう。最大で76％もの割引率にもなることがあるようで、FDA公式サイトにおいても「最もお得」とうたってあるほどです。ただし、45日前までに予約をしなければならないので、旅程が比較的先に予定されている場合などに利用するようにしましょう。

搭乗1週間前なら「ひょいとe割」

「ひょいとe割」は、搭乗予定日の7日前までに予約をすることで割引が適用されるというプランです。普通運賃と比較してどれほど安くなるのか、以下の表で見てみましょう。

普通運賃	27,500円
ひょいとe割	13,000円

普通運賃と比べると、14,500円「ひょいとe割」の方が安くなっていることがわかりますね。「45割」よりは、割引率は大きくありません。しかし、「45割」よりも搭乗予定日に近い日まで予約をすることができることは、この「ひょいとe割」の強みであるといえます。

そんな「ひょいとe割」は、予約をする時点での空席予測数によって運賃がタイプA～Dにわけられます。空席数が少なければタイプAになり、空席数が多くなるにつれてタイプB、C、Dとなります。つまり、空席数の多いタイプDが最も運賃が安くなるということです。

しかしこの「ひょいとe割」の運賃がタイプA～Dにわけられるということを、実際に予約をするときにはとくに気にする必要はありません。なぜなら自動的にタイプA～Dのなかの、最も安い運賃が提示されるためです。

ただし予約期限が搭乗予定日の7日前までであっても、できる限り早めに予約をしなければ座席が埋まっていき、割引率が低くなってしまうこともあります。そのため、旅程が決まったらできる限り早めに予約をするようにしましょう。

FDAを安く買うには割引プランを使おう！割引率が最大でなんと76％？

搭乗前日まで予約可能な2つの割引プラン

「45割」と「ひょいとe割」は早期購入割引プランであるため、早めに予約をすることで割引が適用されます。しかし急きょ飛行機に乗らなければならなくなった、という場合もあるでしょう。そのような場合「高い普通運賃で航空券を購入しなければならないのか」と思われる方も多いかも知れませんね。

しかし搭乗予定日の前日までの予約でも、FDAを安く買うことができる「ドリーム割」と「フレックスドリーム割」というプランがあるのです。ちなみにこれらの2つの割引プランも「45割」と「ひょいとe割」同様、空席予測数によって運賃が決まるプランとなっています。

この章ではそんな「ドリーム割」と「フレックスドリーム割」でどれほどFDAの航空券が安くなるのか、またそれぞれがどのような場合に適用されるのかを見ていきましょう。

ドリーム割

「ドリーム割」とは、基本的に「ひょいとe割」と内容の同じ割引プランです。ただし「ひょいとe割」の予約期限が搭乗予定日の7日前までだったのに対し、「ドリーム割」は搭乗予定日の前日までとなっています。

そこで気になるのが、「ひょいとe割」より予約期限の制約のゆるい「ドリーム割」がどれほど安くなるのかということ。以下の表で、普通運賃と比較して見てみましょう。

普通運賃	27,500円
ドリーム割	14,000円

普通運賃よりも「ドリーム割」の方が、13,500円安くなっていることがわかりますね。

確かに「ひょいとe割」に比べると、割引率は大きくありません。しかし前日まで予約をすることができてこれだけ安くなるというのは、急な出張などが発生したときにはうれしいですよね。

この「ドリーム割」はあくまでも搭乗予定日の前日までが予約期限となっています。当日に予約をすることができるプランではないので、その点は覚えておきましょう。

フレックスドリーム割

「フレックスドリーム割」も「ドリーム割」同様、搭乗予定日の前日までに予約をすることで割引が適用されるというプランです。早速どれほど安くなるのかを、普通運賃と比べてみてみましょう。

普通運賃	27,500円
フレックスドリーム割	24,500円

普通運賃よりは「フレックスドリーム割」の方が安くなっていますが、その割引額は3,000円となっています。ここまでで見てきた、「45割」「ひょいとe割」「ドリーム割」と比べると「フレックスドリーム割」の割引率がとても低く感じてしまう方も多いかも知れませんね。しかし、この値段の差には2つ理由があるのです。

ひとつ目の理由は、予約変更ができるという点です。「フレックスドリーム割」は原則区間の変更はできませんが、同プランで空席があれば別の日に変更をすることが可能となっています。

さらに、もうひとつの理由としてマルチエアポートを利用できるという点があげられます。マルチエアポートとは、ある地域の空港をまとめて1つの空港とみなし、そのなかであれば出発地・到着地を変更することができるというものです。

つまり、限定的ではありますが区間を変更することもできるということになります。ちなみに、FDAにおけるマルチエアポートに該当する路線と空港は以下の通りです。

静岡-福岡/北九州
松本-札幌（新千歳）/札幌（丘珠）

これらのように制約がゆるめに設定されていることから、少しほかの割引プランよりも割引率が低くなっているのです。

誕生月や年齢によって利用できる割引プラン

ここまでは、予約期限が割引率の基準になっているプランについて見てきました。しかし条件は厳しいものの、そのほかにもFDAを安く買う方法があります。搭乗予定日が誕生月である場合に適用される「バースデー割」や若い方向けの「U22ハッピー割」というユニークな割引プランを利用するという手もあるのです。

バースデー割

「バースデー割」とは、搭乗予定日が誕生月である場合、そして3日前までに予約をすることで適用される割引プランです。早速ですが、普通運賃よりどれほど安くなるのかを見てみましょう。

普通運賃	27,500円
バースデー割	13,000円

「バースデー割」は、普通運賃より14,500円も安くなっていますね。これは、FDAの割引プランのなかの最も割引率の大きい「45割」に次ぐ割引率となっています。上記の表の区間は名古屋（小牧）から福岡ですが、ほかの区間においては最安で8,000円（燃油特別付加運賃・旅客施設使用料別）となることもあるのです。

さらにこの「バースデー割」のすごいところは、誕生月本人以外でも追加で5人まで割引運賃が適用されるということ。つまり上記の表の区間で、「バースデー割」を利用して5人で搭乗する場合、普通運賃では27,500円×5人＝137,500円のところが、13,000円×5人＝65,000円となるのです。このことから、約70,000円もお得になるということになります。

ただ、誕生日を証明するための公的書類（運転免許証など）が必要になるので、あらかじめ用意をしておきましょう。また搭乗手続きは誕生月本人と同時におこなう必要があったり、誕生月の本人が取消をした場合には割引が適用されなくなったりするので、この点は注意が必要です。

※「バースデー割」は2019/10/26までの期間限定の割引プランとなっています。

U22ハッピー割

「U22ハッピー割」は、満12歳以上22歳以下対象で割引が適用されるプランです。この割引プランも「バースデー割」同様、割引率が高めに設定されていることが特徴的です。普通運賃と比較して見てみましょう。

普通運賃	27,500円
U22ハッピー割	13,000円

上記の表の区間においては「バースデー割」と同じ割引率で、普通運賃より14,500円安くなっています。ほかの区間においては、最安で11,000円（燃油特別付加運賃・旅客施設使用料別）となる場合もあるようです。

またこの「U22ハッピー割」は予約期限が当日、しかも搭乗の20分前までとなっています。そのため急に飛行機に乗らなければならなくなったという場合においても利用できるのです。就職活動の面接や学生さんの受験などに活躍してくれそうな割引プランといえますね。

ただし「バースデー割」同様、搭乗手続きのときには年齢を証明するための公的書類（運転免許証など）が必要となるので、あらかじめ用意をしておくようにしましょう。また、期間が2018/10/28から2019/10/26までとなっていて、かつ年末年始やお盆の時期には利用することはできませんので、この点にも注意が必要です。

なお、このような年齢などに制限のある割引プランは、他の航空会社にも存在します。詳しく知りたい方は、「【国内・海外】格安航空券を安く買う方法｜早期/直前予約やLCCの利用・予約タイミングなど最安値を狙うコツ」をご覧ください。

割引プラン利用前に知っておきたい注意点

ここまで、FDAを安く買うことができる割引プランを紹介してきました。それぞれ普通運賃よりもとてもお得になるので、メリットの大きいプランとなっています。しかし、実はメリットだけではなく、いくつか注意をしなければならない点もあるのです。

予約変更ができない

普通運賃に関しては、搭乗予定の便の出発時刻前までであれば予約変更は可能となっています。一方割引プランは、「フレックスドリーム割」を除いて、基本的に予約の変更はできません。割引プランは普通運賃よりもお得になることから、制約が厳しくなっているということですね。

とはいえ、急な用事などが入り、予定が変更となることもあるでしょう。そのような場合は予約の取消をして再度予約をし直す必要があります。しかし、この方法を取ると、取消手数料というものが発生してしまうのです。

出発時刻前のキャンセルでも取消手数料がかかる

普通運賃で購入した航空券を取消した場合には、搭乗予定の便の出発時刻前であれば取消手数料は0円、また出発時刻以降での取消でも5,000円となっています（2019/3/31から6/30搭乗分）。そこで気になるのが、割引プランの取消手数料がいくらになるのかということでしょう。以下の表に、例として2019/3/31から6/30搭乗分の各割引プランの取消手数料をまとめましたので、ご覧ください。

運賃	出発時刻前	出発時刻以降
45割	5,000円	～10,000円
ひょいとe割	4,500円	～9,000円
ドリーム割	4,000円	～8,000円
フレックスドリーム割	1,500円	5,000円
バースデー割	5,000円	10,000円
U22ハッピー割	5,000円	10,000円

※搭乗日や区間によって変動します。

上記の表のように、割引プランにおける取消手数料は出発時刻前の取消であってもかかります。さらに、出発時刻以降に取消をおこなうと最大で10,000円も取消手数料がかかってしまう場合もあるのです。

このように見てみると、決して安い手数料とはいえませんよね。そのため、これらの割引プランはある程度旅程が確定している場合に利用するようにしましょう。

JALからもFDAの予約をすることができる？

FDAの航空券はFDAからしか手に入れることができない、と思われている方が多いかもしれません。しかし、実はJALからも予約をすることができるのです。その理由は、FDAとJALが運行路線を共有している「コードシェア便」を有しているためです。

コードシェア便とは

そもそも「コードシェア便」とは、1つの飛行機を2つ以上の航空会社で運航するというものです。FDAは、これをJALとおこなっています。

簡単にいうと、飛行機などの機材をFDAが提供して、その座席をJALが買い取ってJALとして販売しているということです。そのためFDAの飛行機に乗るための航空券をJALからも予約をすることができるということなのです。

そこで気になるのが、FDAとJALのどちらからの予約にメリットがあるのかということでしょう。じつは、どちらから予約をするかで、同じ飛行機に乗ることになるのですが、運賃が変わってくるのです。

FDAを安く買うには割引プランを使おう！割引率が最大でなんと76％？

予約をするならFDAからが安い！

結論からいうと、FDAを安く買うにはFDAから直接予約をした方が安い傾向にあります。実際に、FDAとJALの同便での運賃を比較してみましょう。

	FDA	JAL
普通運賃	27,500円	31,000円
最安運賃	10,500円（45割）	12,200円（先得割引タイプB）

※2019/7/1の名古屋（小牧）から福岡の便を2019/5/16時点で比較したものです。
※いずれも消費税込の表記となっています。
※別途燃油特別付加運賃が2019/6発券分の場合800円かかります。
※運賃は変動する場合があります。
※先得割引タイプB：JALの45日前までに予約をすることで割引が適用されるプラン。

上記の表を見れば、FDAの運賃の方がJALより安くなっていることがわかりますね。そのため、少しでも安くしたいという場合はFDAから直接予約をすることをおすすめします。

しかし、JALから予約をすることにもメリットはあるのです。それは、JALのマイルを貯めることができるということ。FDAにはそもそも、マイルなどのポイントシステムがありません。もしもJALのマイルを貯めたいという方は、JALから予約をすることも検討してみてもよいでしょう。