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2023.07.04
大分から東京|LCC・飛行機なら新幹線より格安!?片道5千円も~可能【飛行機・新幹線・高速バス】
大分~東京間の距離は約790㎞、新東名高速道路・第二東海自動車道経由での移動だと約14時間かかります。福岡~東京間の方が多くの移動手段があるため、「福岡なら……」と思うこともあるでしょう。
しかし、大分には「大分空港」があるため、大分~東京間の移動はそう難しいものではありません。飛行機はうまく活用すると、新幹線やバスよりも安く済むこともありますよ。
当記事にて、大分から東京へ安くお得に移動する方法をご案内いたしますので、ぜひご覧ください。
大分から東京まで|ソラハピなら安いチケットが入手できる
大分~東京間を就航している航空会社は、ANA・JAL・ソラシドエア・ジェットスターの4社です。
大分~東京間を移動する際の、上記4社の運賃といっしょに、チケット販売サイト「ソラハピ」から購入したときの価格も記載いたしますので、以下の表にて見比べてみましょう。
【運賃比較】
大分→東京(羽田/成田)/片道/普通席
ANA | JAL | ソラシドエア | ジェットスター | |
---|---|---|---|---|
普通運賃 | 40,290円 | 40,890円 | 35,890円 | ― |
前日予約運賃 | 32,490円 | 32,490円 | 27,690円~28,190円 | 8,180円~ |
3日前予約運賃 | 30,690円~29,590円 | 29,590円 | 26,290円~26,790円 | 8,180円~ |
ソラハピ価格 | 25,790円~ | 26,090円~ | 26,290円~ | 9,370円~ |
※2021年6月7日時点
※運賃は日によって変動します
※普通運賃→06月07日当日予約時
※前日予約運賃→06月08日前日予約時
※3日前予約運賃→06月10日3日前予約時
※ソラハピ価格には、2021年6月7日11:13時点のそれぞれの最安値を記載しています
ANA・JALを当日~3日前予約する際は、ソラハピから購入する方が運賃をお得にすることができます。予約方法をかえるだけで、1万円以上安く入手できるのはうれしいですよね。
チケット販売サイトでも売り切れは起こりえますので、ギリギリの予約だとお得な航空券がなくなっているかもしれません。飛行機を利用する際は、早めの確認がおすすめです。
〇お得な航空券を探そう!
飛行機のチケット価格は、航空会社ごと、そしてその日・搭乗時刻ごとに異なります。そのうえ、各航空会社にて早割運賃プランも用意されていることから、お得なチケットを探すには手間と時間がかかりますよね。
航空券の比較・販売サイト「ソラハピ」なら、空港・搭乗日を選択するだけで、複数社の運賃比較が可能です。
希望のエリアを就航する航空会社も同時に知ることができますので、飛行機のチケットをどう選んでいいかわからないときは、ぜひご活用ください!
【格安】大分→東京ならジェットスター
上記にて、大分→東京のジェットスター便の運賃は「8,180円~」と表記しましたが、同年7月1日の最安値運賃は「3,990円~」です。
2021年6月8日と同年7月1日で、運賃にこれだけの差があります。
〇ジェットスターはその日によって運賃が大きく変動する
ジェットスターには、ANA・JALのような「早割運賃プラン」がありません。ジェットスターの運賃には、その日の搭乗者数が大きく関係しており、お盆などのピーク時には運賃が高くなるシステムとなっています。
そのため同一区間であっても、5千円ほどの価格でチケットが売られている時期もあれば、1万円近い値がつくことも。
またサービス内容によって、運賃に差が付けられていることも大きな特徴です。ジェットスターはどのような料金システムとなっているのか、詳しく見てみましょう。
大分→東京 | Starter | Starter Plus (ちゃっかりPlus) |
Starter Max (しっかりMax) |
---|---|---|---|
最安値 | 3,990円~ | 6,490円~ | 8,490円~ |
最高値 | 16,600円 | 19,100円 | 21,100円 |
(Starterとの価格差) | – | (+2,500円) | (+4,500円) |
機内持ち込み手荷物 | 7kgまで無料 | ||
預入手荷物 | 有料 | 10kgまで無料 | 30kgまで無料 |
座席指定 | 有料 | スタンダード無料 | 無料 |
機内販売500円分 | なし | あり | あり |
機内販売500円分 | なし | あり | あり |
予約変更 | 手数料必要 | 日時・搭乗者変更無料 | 日時・搭乗者・出発目的地変更無料 |
払い戻し | 不可 | 不可 | バウチャー対応 |
欠航時見舞金 | なし | 10,000円 | 20,000円(払い戻しとの併用不可) |
※2020年5月調査
ジェットスター「手数料」
最安値チケットである「Starter」プランでは、荷物の受託ができません。荷物を預けたい方は、運賃プランの変更変更可、追加料金を払って預け入れを申し込む必要があります。
※空港カウンターで申し込むと3,600円
※搭乗ゲートで申し込むと4,500円かかります
受託荷物追加の申し込みは、チケットを予約するときにおこなうと手数料を比較的安く抑えることができますよ。
ジェットスターは荷物の受託なし・座席指定なしで利用すると、格安価格で搭乗できます。
総支払額を計算してみよう!
【ジェットスター】大分→東京
搭乗日:2021年7月1日(片道)
最安値運賃:3,990円
国内線空港施設使用料:390円
支払手数料:620円
座席指定なし:手数料0円
受託荷物なし:手数料0円
合計 5,000円
飛行機に乗っている時間は1時間40分ほど。そのうえ運賃が片道5千円というのは格安航空会社ならではですね。ジェットスターに限らず、LCCを利用する際は荷物をなるべく減らすことがおすすめです。
〇成田空港から東京都心までは少し遠いので注意
ジェットスターを利用する際、羽田空港ではなく成田空港が発着地点となります。
「東京行きの飛行機」とはいうものの、成田空港は東京都心から電車で約50分と離れた位置にある点に注意が必要です。
専用特急が運行されているため距離の割には早く行けるものの、京成スカイライナーで上野まで2,470円、JR成田エクスプレスで3,020円(いずれも指定席)と移動費が高くなるので注意しましょう。
なお交通費を節約したい方は空港連絡バスを使う手も。乗車時間は1時間半程度と少しかかりますが、1,000円で乗車することができます。
またジェットスター機内で「京成スカイライナーの割引乗車券(2,200円)」が販売されているため、都心に向かう方はあらかじめ移動手段を決めておくことがおすすめです。
LCCで移動|福岡空港まで行くのもアリ
大分から東京へLCCで向かう場合、あえて「福岡空港」を利用する、という手もありますよ。このルートには、大分空港に比べて発着する本数が多い、というメリットがあります。
福岡空港のジェットスターは1日1往復の大分空港とは違い、毎日運航の便だけで1日6往復。土曜のみ運航、土曜以外運航などのイレギュラーな便も含めると、1日10往復フライトしています。フライト時間は約1時間50分です。
※2019年8月20日時点
運航本数が多ければ、その分スケジュールも組み立てやすくなりますよ。柔軟かつ安く移動したい方におすすめです。
福岡→東京 | Starter | Starter Plus (ちゃっかりPlus) |
Starter Max (しっかりMax) |
---|---|---|---|
最安値 | 5,080円~ | 7,080円~ | 9,080円~ |
最高値 | 33,280円 | 35,280円 | 37,280円 |
(Starterとの価格差) | – | (+2,000円) | (+4,000円) |
※2019年8月20日現在
〇福岡まではどう行く?
大分から福岡までの公共の移動手段としては、主にバスまたは特急列車が挙げられます。
・バス
バスを利用する場合は、「とよのくに号」の利用が便利です。例として、ここでは別府北浜から福岡空港までの道のりを解説します。
ルート | 時間 | 運賃 |
---|---|---|
別府北浜→福岡空港国際線 | 2時間13分 ※始発05:40 |
3,190円 |
国際線バス停→国内線バス停 | 15分 | 無料 |
※2019年8月20日現在
・特急
大分駅から福岡空港を特急列車で移動する場合、まずは大分駅―博多駅間を『特急ソニック』で移動します。そこから電車を乗り換え、福岡空港へ向かうルートになります。
ルート | 時間 | 運賃 |
---|---|---|
大分駅→博多駅 | 2時間34分 ※始発05:18 |
5,050円(自由席) 5,570円(指定席) |
博多駅→福岡空港駅 | 5分 | 260円 |
※2019年8月20日現在
ちなみに、大分~博多区間は『2枚きっぷ』や『早得3』を利用することで、さらにお得な運賃で移動することができます。
2枚きっぷはその名の通り2枚つづりになっている回数券ですが、同一区間であれば往復きっぷとしても利用できる便利なものです。このきっぷを利用すれば、福岡市内から大分・別府まで往復6,180円、片道は3,090円となります。
普通運賃と比べると2,000円ほどの差があるため、積極的に利用していきたいですね。
また、「九州ネット予約」内で予約できる『早得3(3日前までの予約)』を利用すれば、運賃はなんと2,500円に! 席の数は限られており、かつ人気のきっぷのため競争率は高いですが、チャンスがあれば狙ってみるのもよいでしょう。
【電車】大分~東京を新幹線・鉄道で移動
大分から東京までの飛行機以外の移動手段としては、新幹線や鉄道の利用が挙げられます。
2011年の九州新幹線開通により、東京から鹿児島までの新幹線の線路は1本につながりました。しかし大分県は九州新幹線鹿児島ルートから外れているため、新幹線に乗るにはまず在来線で移動することが必要となります。
【新幹線での移動ルート】
大分駅→小倉駅(福岡県)→東京駅
〇小倉駅まで特急「ソニック」、そこからは東京行の「のぞみ」へ
九州の玄関口・博多駅と大分駅の間には前述したように、特急「ソニック」が運行されています。特急ソニックは北九州市の新幹線駅「小倉駅」を経由するため、東京へ向かう際にはこの駅で下車しましょう。
その後東京行きの「のぞみ」を利用すれば、合計およそ6時間から6時間半ほどで到着することができます。
〇九州ネットきっぷや2枚きっぷ・スーパー早特きっぷ・EX予約を組み合わせてお得に行こう!
鉄道、とくに新幹線というと割引サービスがある印象があまりないかもしれませんが、JR九州では特定の区間や事前予約でお得になるきっぷを色々と販売しています。
【九州ネットきっぷ(九州ネット早特3)】
この区間でも早得3を利用すれば、大分-小倉間の特急「ソニック」指定席が通常4,230円のところ2980円。3日前までに予約すれば2,450円と1,000円以上お得に乗車が可能となります。
【2枚きっぷ】
この区間で2枚きっぷを利用すれば、値段も指定席で5,960円(1回2,980円相当)と、インターネットで予約するのと変わりません。
【EX予約(EX早特)】
EX予約とは、JR西日本・東海が共同でサービスをおこなう東海道・山陽新幹線の予約サービスです。交通系ICカードを利用したスマートEXなら年会費は無料となっており、新幹線移動が多い方にとっては利便性の高いサービスとなっています。また年会費1,080円を支払えばお盆やGW期間などでも早期予約ができることは魅力的といえます。
このEX予約にも早期予約で割引になるサービスが設けられています。3日前までの予約で、東京・小倉間が17,400円になります。
鉄道利用の料金は?
ここまで取り上げてきたきっぷを利用し、東京へ行く場合の料金をまとめてみましょう。
通常運賃 | 割引きっぷ(小倉で途中下車) | ||
---|---|---|---|
運賃 | 特急料金 | ||
大分-小倉 (ソニック指定席) |
14,680円 | 1,750円 | 2,450円(九州ネット早特3) |
小倉-東京 (のぞみ指定席) |
8,930円 | 17,400円(EX早特) | |
合計 | 25,360円 | 19,850円 | |
割引額 | – | -5,510円 |
※2019年6月調査
このように、小倉で一度下車する形にきっぷを分けると、まとめて買うよりお得な運賃で乗車することが可能になります。飛行機の利用に抵抗がある方は、こちらの方法もよいかもしれません。
【高速バス】大分~東京間の運賃・時間
大分から東京までは高速バスでも移動することができます。高速バス移動の魅力は、やはりその安さです。とはいえ時間などに少々デメリットもあるため、ここで知っておきましょう。
大分→東京のバス概要
ルート | 時間 | 運賃 |
---|---|---|
大分→福岡 | 2時間弱 (昼行便) |
5,050円(自由席) 5,570円(指定席) |
福岡→東京 | 15時間30分 | 約11,000円~ |
合計 | 18時間強 (乗り換え時間込み) |
約12,800円~ |
※2019年6月調査
大分発、東京行きの直通高速バスは運行されていないため、途中でバスを乗り換える必要があります。
この場合、便として多いのは『福岡経由・東京夜行便』です。日田バスセンターから出発することが多く、博多BTまたは西鉄天神高速BTで乗り換え、バスタ新宿または東京駅へ向かいます。
運賃は安定して安く、また夜行バスを利用することになるため、1泊分のホテル代なども浮くでしょう。
ただし、所要時間はそのほかの移動手段とは比較にならないほど長いため、この点は注意が必要です。体力に自信がなければ、少々大変な道のりとなるでしょう。
逆に、長い移動時間は気にならない!という方であれば、この安さは非常に魅力的ですので、利用してみてもよいかもしれません。
大分から東京|移動手段別料金を比較
ではここまで取り上げてきた飛行機・鉄道の料金を比べてみましょう。
大分駅→東京駅 | 飛行機 | ||
---|---|---|---|
大分空港発 | 福岡空港発 | ||
ソラシドエア 羽田空港着 |
ジェットスター 成田空港着 |
||
所要時間(うちフライト) | 約3時間50分(約1時間半) | 約5時間(約1時間半) | 約5時間半(約1時間50分) |
通常の料金 | 35,290円~ | 8,370円~ (Starter Plus) |
7,080円~ (Starter Plus) |
3日前予約の最安値 | 25,790円~ | – | – |
75日前予約の最安値 | 9,390円~ | – | – |
駅・空港間の移動費 | 1,880円(2枚券+京急線) | 2,300円(2枚券+空港連絡バス) | 4,090円(2枚券+空港連絡バス) |
合計(最安値) | 11,270円 | 10,670円 | 11,170円 |
※所要時間には搭乗手続きとして1時間加算。2枚セットのきっぷは1枚分価格
※2019年6月調査
大分駅→東京駅 | 鉄道(新幹線) | バス |
---|---|---|
ルート | 小倉経由・のぞみ指定席 | 福岡経由 |
所要時間 | 約6時間~6時間半 | 18時間強 |
通常料金 | 25,360円 | 約12,800円~ |
3日前予約の最安値 | 19,850円 | – |
※2019年6月調査
当日でも低価格で搭乗できるジェットスターはいずれの場合も最安値になりますが、1便当たり180席と人数が限られます。
そのため急きょ東京へ行く必要がある場合は席数の多い鉄道利用が有利になるでしょう。その際はお得なきっぷの組み合わせ次第でより安く行くことを考えてみてください。
一方早期予約の場合、大分-羽田間の航空券は1万円を切る値段で購入できることも。LCCとの価格差も大きく縮まり、少し高くても「時間」を買うだけの価値が出てくるかもしれませんね。
まとめ|大分~東京を最安値で移動するなら通常期はLCC、繁忙期は早期予約が吉
大分から東京は長距離移動であり、交通費が高くなるイメージが強いかもしれません。しかし早期予約の割引やLCCを活用することで、往復3万円以内に収めることも難しくないのです。
なかなか入れにくかった東京行きの予定も、これで積極的に入れやすくなるのではないでしょうか。
どの移動手段をもちいるか迷ったときは、さまざまなパターンを考え、そのなかから自分にあっているものを選びことがおすすめです。
(2021年5月15日に加筆・修正しています)
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