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大切な家族である犬や猫。飼い主さんの急な引越しや一緒に旅行に行く場合、飛行機に愛犬を乗せる必要が出てくることもありますよね。

しかし、飛行機に犬などのペットを乗せる場合の決まりについてはご存じですか？安心安全なフライトを楽しむために、手続きについて確認しておきましょう！

受託手荷物として愛犬を預けることが可能

飛行機に犬をもちこむ場合には、基本的に機内持ち込みではなく受託手荷物として貨物室に預けることになります。

基本的に、ペットを飛行機に乗せる場合は事前に申し込みをしなければなりません。料金は1度のフライトにつき4,000～6,000円程度かかります。

ケージのサイズにあわせてスペースを確保するため、S、M、Lのどのサイズなのか確認しておきましょう。

ちなみにケージは基本的に自分で用意しますが、場合によっては航空会社が貸し出してくれることが多いようです。ただし、チェックインの際にケージが用意されるまで時間がかかるケースも見受けられますので、普段愛犬が慣れているケージを使うのがベストではないでしょうか。

犬種が限られている場合も

遠い目的地まで、飼い主同様に飛行機で愛犬を移動させることができるというのはとても便利ですよね。

しかし、飛行機を予約する前にあなたの愛犬の犬種をチェックしなければなりません。というのも、犬種によっては飛行機移動に適さないため乗せることができない場合があるのです。

飛行機に乗せることができない犬種は、フレンチブルドッグなどの「短頭種」です。短頭種は他の犬に比べて鼻が短く鼻呼吸がしづらいため、口呼吸が多くなります。

犬が舌を出してハッハッと呼吸をしているのを見たことがありませんか？この口呼吸は「パンティング」と呼ばれ、汗腺を持たない犬はこのパンティングをすることによって体温調節をしているのです。

呼吸がしにくく、興奮しやすい個体の多い短頭種が飛行機に長時間乗ってしまうと、環境の違いによるストレスからパンティングが多くなります。このパンティングがあまりにも多すぎると犬の身体に負担がかかってしまい、体温があがってしまうことで最悪の場合亡くなってしまうことも考えられるのです。

では、フレンチブルドッグのような短頭種の飼い主さんは愛犬と飛行機に乗ることができないでしょうか？

実は、航空会社によっては気温の上がる夏場以外であれば受け入れ可能である場合もあります。

短頭種の愛犬を安心して飛行機に乗せたいのであれば、できるだけ秋冬などの気温の低い時期にフライトをあわせるのがよいでしょう。

また、その際は航空会社からケージを借りるのではなく、普段よく使っているものを使用するとより安心です。いつもと変わらない環境であれば、愛犬もよりリラックスして過ごすことができますよね。

手続き手順

飛行機に愛犬を乗せる際は、航空会社のウェブサイトなどから事前に予約することができます。なお、搭乗日当日の場合は手続きカウンターに問い合わせましょう。

そして、代表者氏名やペットについての情報を記入する確認書を準備しておきます。

あとは、出発日当日にチェックインカウンターでペットを預け、到着空港で受け取るだけです。フライト日は確認書を忘れないように気をつけましょう！

飛行機に乗せるのを控えたほうがいいとき

いつも元気いっぱいの愛犬も、体調が悪くなってしまう時もあります。飼い主さんも安心して空の旅を過ごすことができるよう、健康状態をチェックしておきましょう。

ANAの「健康状態チェックシート」によると、

・食欲がなく、元気がない
・席、くしゃみをしている
・熱がある
・嘔吐をする
・呼吸が荒く、心拍数が上がっている
・ふらふらとした歩行状態である
・排尿、排便に異常がある（下痢、血便など）

これらの項目にあてはまる場合は、事前に獣医師さんに相談するなどしてフライトまでに治療するか、飛行機に乗せることを見合わせてくださいね。

まとめ

飛行機に犬を乗せる場合は、機内持ち込みではなく貨物室に預けることになります。その際は、事前に手続きをして愛犬のためのスペースを確保する必要があります。

犬種によっては、飛行機移動による体調悪化や死亡などの危険があるために飛行機に乗ることができない場合があります。期間によってはのせることができる場合もありますので、事前に航空会社のHPをチェックするなどしましょう。

航空券をお探しでしたら、「ソラハピ」のチケット検索ページで航空券を探してみてください。愛犬の健康状態を万全にして、安心で安全なフライトを楽しみましょう！