- 飛行機の乗り方
2023.07.04
寒さに弱い人は要注意!飛行機にカイロを持ち込んでもいいの?
寒さが苦手な人の中には「湯たんぽ」や「カイロ」の愛用者も多いと思います。なかでも近年発売されているカイロは非常に薄型で、衣類の上からシールのように貼り付けるタイプや、足の裏に貼り付けるタイプなどバリエーション豊かになりました。
また繰り返し充電して使える「電気式カイロ」なども人気で「旅行に行くときは機内や旅先でカイロを使いたいな」と思うこともあるでしょう。しかし飛行機には持ち込み荷物を規制するルールがあります。
搭乗前に持ち込みのルールを正しく知っておかないと、当日になって「持ち込めません」と断られてしまう可能性があります。カイロの温かさを頼りに薄着をしていた場合などは困ってしまいますよね。
そこで今回は国内線に焦点をあて、飛行機にカイロを持ち込むさいのルールについて、種類別に分かりやすく解説していきます。
使い捨てカイロの場合
国内線の飛行機にはカイロを手荷物として持ち込むことはできるのでしょうか?じつはカイロの種類によって持ち込みにかかる制限は異なります。そのため、カイロの種類別に確認していきたいと思います。
使い捨てカイロ(ホッカイロ 貼る レギュラー)
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【使い捨てカイロの持ち込み・国内線】
・持ち込み:可
・預け入れ:可
使い捨てカイロの場合は、基本的に「持ち込み」も「預け入れ」も両方可能です。ただし1点だけ注意していただきたいことがあります。
使い捨てカイロの原材料はメーカーによって多少異なりますが、主に「鉄粉・水・塩類・活性炭・木粉・バーミキュライト(石)・吸水性樹脂」などが含まれているようです。そのうち「鉄粉」は、手荷物検査のさいに金属探知機に反応してしまう可能性があるといわれています。
そのためカイロは検査を受ける前に、あらかじめ手荷物のハンドバッグなどに入れておくとよいでしょう。くれぐれもカイロを衣服に貼った状態で手荷物検査場へ向かうことは避けてください。
もしも「貼るタイプのカイロ」をどうしても使いたい場合は、何度も着脱するうちにカイロの粘着力が弱くなってしまいますので、手荷物検査を受けた後で衣服に貼るとよいでしょう。
電気式カイロの場合
上記で述べたように飛行機にカイロを持ち込む場合、使い捨てカイロであれば手荷物として持ち込むことも、預け入れることも可能です。しかし電気式カイロの場合はどうでしょうか?条件を見てみましょう。
電気式カイロ(1台2役 両面USB充電式ハンドポータブルウォーマー)
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【電気式カイロの持ち込み・国内線】
・持ち込み:可
・預け入れ:可
一般的に電気式カイロには「充電器」が付属していることが多いです。そして充電器には「リチウムイオン電池」が用いられている可能性があります。じつはこのリチウムイオン電池は、揺れや衝撃によって発火したり爆発したりする恐れがあるといわれています。
そのため、飛行機を利用するうえでリチウムイオン電池は「危険物」とみなされて「機内持ち込み」や「預け入れ」に制限がかけられます。しかし内蔵されるリチウムイオン電池の含有量がごく少量の場合は例外として持ち込みできる場合もあるようです。
つまり飛行機にカイロを持ちこむ場合、電気式カイロそのものは「機内持ち込み」も「預け入れ」も可能ですが、お使いの充電器によっては、もしかしたら制限がかかって「持ち込めません」と言われてしまうかもしれません。
当日の手荷物検査で没収されるようなことがあってはいけませんので、電気式カイロを使いたい場合は、充電器をあらかじめスーツケースなどに入れて預けるか、もしくは利用する航空会社のHPなどを見て、機内持ち込みのルールをしっかりと確認しておくことをおすすめします。
オイル式カイロの場合
ここまでご紹介したように飛行機にカイロを持ち込む場合、使い捨てカイロや電気式カイロの機内持ち込みは、特に問題がなさそうです。それではオイル式カイロの場合はどうでしょうか?条件を見ておきましょう。
オイル式カイロ(ZIPPOハンディウォーマー&オイルセット ZHW-15)
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【オイル式カイロの持ち込み・国内線】
・持ち込み:不可
・預け入れ:不可
オイル式カイロの場合は「引火性液体」の危険物を燃料として使用するので「持ち込み」も「預け入れ」もできません。さらに、たとえオイルの残量がなく空の状態になっているとしても、1度でもオイルを注入したことがある場合は「持ち込み」も「預け入れ」もできませんので注意が必要です。
事前に航空会社に確認を!
ここまでは飛行機にカイロを持ち込む場合のルールについてお伝えしてきました。カイロの種類によっては制限の内容が異なるということをお分かりいただけたのではないでしょうか?
しかし近年では使い捨てカイロ1つとっても、その形状や性能は日々改良されており、どんどん新しい製品が誕生しています。そうした変化に対応するため航空会社のルールもこまめに改訂されていきます。
そのため飛行機にカイロを持ち込む場合は「前回は持ち込めたから今回も大丈夫だろう」と安易に考えず、事前に航空会社に確認をすることをおススメします。そうすると、どうしても持ち込みが難しいといわれるケースが出てくるかもしれません。
そんなときの対策は「無理して持って行こうとしないこと」です。比較的安価なものであれば、現地に到着してから購入することも選択肢の1つに入れておきましょう。そうすれば、荷造りのストレスはかなり軽減されることでしょう。
まとめ
今回は国内線の飛行機に焦点をあて、飛行機にカイロを持ち込む場合のルールについてご紹介いたしましたが、いかがでしたか?
日ごろから愛用しているカイロを確実に持ち込みたい場合は、あらかじめ各航空会社の持ち込み荷物の条件を確認し、専用ケースに入れるなど適切な梱包を心がけましょう。面倒だと思われるかもしれませんが、到着地でストレスなく旅を楽しむためには大切なことです。頑張って準備をしましょう!
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