- 飛行機の乗り方
2023.07.04
飛行機に釣竿は持ち込める?各地の魚を釣るために覚えたいルール
釣りをたしなむ方であれば少なからず「全国各地を回って釣りを楽しみたい!」と思うのではないでしょうか?その場合、愛用の釣り竿を携えて飛行機に乗る機会が訪れるかもしれません。
しかし飛行機には持ち込み荷物を規制するルールがあります。搭乗前に持ち込みのルールを正しく知っておかないと、当日になって「持ち込めません」と断られてしまう可能性があります。そんなことになったら、せっかくの釣り旅行が台無しです。
そこで今回は国内線に焦点をあて、飛行機に釣り竿を持ち込むさいのルールについて、わかりやすく解説していきます。
釣り竿の持ち込みには制限がある
国内線飛行機には釣り竿を手荷物として持ち込むことはできるのでしょうか?「航空法・国際民間航空機関」による国際的なルール及び関係規則をもとに、国土交通省が定めた「危険物の代表例」に記載されている内容を見ていきましょう。
【機内持ち込み・預け手荷物における危険物の代表例】
・棒状のもの(釣り竿):たたんだ状態で長さ60cm以下のものは持ち込み可能
・木製やプラスチック製の竿で、凶器にならないと判断された場合は持ち込み可能
預ける場合も大きさに注意!
上記で述べたように、条件をクリアすれば飛行機には釣り竿を手荷物として持ち込むことが可能です。しかし、釣り竿は60cm以下にたためるものばかりではありません。長さが203cmを超える釣り竿の場合は、持ち込みはおろか預け入れることすらできない可能性があるため注意が必要です。
こうした問題は、搭乗する飛行機の機体によって預け入れのスペースが異なるために起こります。203cmを超える長さの釣り竿を確実に持ち運びたい場合は、あらかじめ利用する航空会社に連絡をし、預け入れが可能かどうかを確認する必要があります。
なお「前回は飛行機に釣り竿を預け入れることができた」という場合でも、条件が変わる可能性がありますので、必ず毎回確認することをおすすめします。
釣竿は『パックロッド』がおすすめ
基本的には条件を満たしていれば、飛行機には釣り竿を手荷物として持ち込むことが可能です。釣り竿にはさまざまな種類がありますが、中でも「パックロッド」と呼ばれる釣り竿を選べば、かばんやトランクにいれてコンパクトに収納ができ、持ち運びしやすいためおすすめです。
釣竿以外の釣具の持ち込みはどうなる?
ここまでは、基本的には条件を満たしていれば飛行機に釣り竿を手荷物として持ち込むことが可能だということをお伝えしてきました。
それでは釣り竿以外の「釣具」は手荷物としての持ち込みが可能なのでしょうか?まずは国土交通省が定めた「危険物の代表例」に記載されている内容から、主に釣りで使用すると思われるものを見ていきましょう。
【機内持ち込み・預け手荷物における危険物の代表例】
・ハイジャック・テロ等に凶器として使用されるおそれのあるもの
・工具・スポーツ用品・武具等の中で凶器となり得るものについても持込みを制限する
(1)凶器(刀剣類):飛び出しナイフ
・持ち込み:不可
・預け入れ:可
(2)凶器(ナイフ類):ナイフ
バターナイフのように先端が鋭利でなく、凶器にならないと判断されるものは持ち込み可。
・持ち込み:不可
・預け入れ:可
(3)凶器(ナイフ類):牡蠣捌き用ナイフ
一見して脅威を抱かせる形状をしているという理由により、持ち込み不可。
・持ち込み:不可
・預け入れ:可
(4)凶器(ナイフ類):はさみ
先端が尖っていないもので刃体6cm以下であれば持込可能。なおかつ小さな眉毛切りはさみや鼻毛切りはさみ等の化粧用はさみ・携帯裁縫セットのはさみも持ち込み可。
・持ち込み:不可
・預け入れ:可
(5)凶器(ナイフ類):多機能折りたたみナイフ
構成品に機内持込制限品に該当するものが含まれていない場合であっても、一見して脅威を抱かせる形状をしているという理由により、持ち込み不可。
・持ち込み:不可
・預け入れ:可
(6)棒状のもの:昆虫採取用又は釣用タモ
たたんだ状態で長さ60cm以下のものは持ち込み可。また木製やプラスチック製のもので、凶器にならないと判断された場合は持ち込み可。 ・持ち込み:不可
・預け入れ:可
(7)棒状のもの:ビーチパラソル
長さ60㎝以下のビーチパラソルは持ち込み可。
・持ち込み:不可
・預け入れ:可
(8)その他:カジキ釣り針
カジキ釣り針のU字底部分から、釣り糸通し穴までの距離が10cm以下のものは持ち込み可。ただし凶器となり得ると判断した場合は持ち込み不可。
・持ち込み:不可
・預け入れ:可
釣りをおこなうにあたっては、上記以外にもさまざまなこだわりの道具を必要とする方もいらっしゃることでしょう。例えば暑さの厳しい真夏に釣りをする場合などは「瞬間冷却パック」を持って行きたいと考えるかもしれません。しかしこれは持ち込み・預け入れともに不可です。
また反対に寒さの厳しい真冬に釣りをする場合には「オイル充填式携帯カイロ」を持って行きたいという場合でも、持ち込み・預け入れともに不可です。
このように「これは大丈夫だろう!」と思うようなものでも、手荷物として機内持ち込みをしたり、預け入れをしたりすることができないケースがあるので、準備の段階でしっかりと確認しなければなりません。
そして場合によっては「到着地で調達する」という方法も選択肢のひとつとして心にとどめて準備を進めていけばよいと思います。
まとめ
今回は国内線の飛行機に焦点をあて、飛行機には釣り竿を持ち込む際のルールについてご紹介いたしましたが、いかがでしたか?
日ごろから愛用している釣り竿や道具類を飛行機に持ち込みたい場合は、あらかじめ各航空会社の持ち込み荷物の条件を確認し、専用ケースに入れるなど適切な梱包を心がけましょう。面倒だと思われるかもしれませんが、到着地で思い切り釣りを楽しむためには大切なことです。頑張って準備をしましょう!
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