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  • 飛行機の乗り方

2023.07.04

大好きなビールを機内でも飲みたい!航空会社別の対応と危険性とは?

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日ごろから好んでビールを召し上がるという方は、けっこう多いと思います。そのため旅行などで飛行機を利用するときには「地域限定販売のビール」などを購入して、移動中に飲みたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし飛行機には持ち込み荷物を規制するルールがあります。そのため場合によってはビールなどのアルコール類の持ち込みは断られる可能性があります。搭乗前に持ち込みのルールを正しく知っておかないと、保安検査場などでカバンを開け、せっかく購入したビールを捨てることになるかもしれません。

そんな事態に陥らないためにも、今回は国内線の飛行機に焦点をあてビールを持ち込む際のルールや、機内でビールを飲むことはできるのかといった疑問について、航空会社ごとの対応をわかりやすく解説していきます。

飛行機内にビールは持ち込める?各社の対応

国内線の飛行機にはビールを持ち込むことはできるのでしょうか? まずは、主な航空会社の対応を確認していきましょう。

【ANA・国内線】

品目:アルコール性飲料
条件:アルコール度数24%を超え70%以下のもの・小販売されている容器に格納されているものに限り、預け入れと機内持ち込み両方可能です。なお、瓶に入ったお酒や飲料など壊れやすいものは機内に持ち込むことになります。

※アルコール度数が70%を超えるものは、預け入れ・機内持ち込み共に不可

【JAL・国内線】

品目:酒類
条件:アルコール度数24%を超え70%以下のもの・5ℓ以下の小売容器に入ったもので、なおかつ正味量が5ℓ以下のものに限り、預け入れと機内持ち込み両方可能です。1人あたり5ℓまで可能で、瓶に入ったお酒や飲料など壊れやすいものは機内に持ち込むことになります。

※アルコール度数が70%を超えるものは、預け入れ・機内持ち込み共に不可

【Jetstar・国内線】

品目:飲食物
条件:紙コップなどの容器に入った温かい飲み物は離陸時にこぼれてやけどの原因になる恐れがあるため持ち込み不可です。ペットボトルなどのしっかりとフタが閉まる容器に入っているものは持ち込み可。アルコール飲料も持ち込み可です。

【SKYMARK AIRLINES・国内線】

品目:酒類
条件:アルコール度数24%を超え70%以下のものであれば、1人あたり5ℓまで持ち込み可能です。なお、瓶に入ったお酒や飲料など壊れやすいものは機内に持ち込むことになります。

※アルコール度数が70%を超えるものは、預け入れ・機内持ち込み共に不可

機内の座席

飛行機内でビールは飲める?各社の対応

上記でご紹介したように、基本的に国内線の飛行機の場合は「アルコール度数が24%以下」でなおかつ「販売容器にきちんと格納されているお酒」であれば、受託手荷物として預け入れることも可能ですし、機内に持ち込むことも可能です。

それでは機内に持ち込んだビールをフライト中に飲むことはできるのでしょうか?こちらは「機内持ち込みが可能でも、飲むのは禁止」というケースもあるため注意が必要です。それでは主な航空会社の対応を確認しておきましょう。

【ANA・国内線】

機内にて飲むことが可能。機内にてアルコールの販売もあり。

【JAL・国内線】

機内にて飲むことが可能。機内にてアルコールの販売もあり。

【Jetstar・国内線】

機内にて飲むことは不可。ただしキャビンクルーが提供するアルコール飲料に限り機内にて飲むことが可能。

【SKYMARK AIRLINES・国内線】

機内にて飲むことが可能。機内にてアルコールの販売もあり。

機内食

空の旅での飲酒は健康に問題ない?

上記でご紹介したとおり、国内線の飛行機ではほとんどの場合アルコールの機内販売がおこなわれています。機内は乾燥しやすいため、ついお酒を飲みすぎてしまうこともあるでしょう。

しかし機内での飲酒は健康に問題がないのかと気になるところだと思います。そこで最後に機内での飲酒にまつわる問題点を確認しておきましょう。

【飛行機で飲酒する際の問題点】

アルコールの分解が進みにくくなる

機内は乾燥しやすいため、ついお酒を飲みすぎてしまいます。機内の気圧は地上より低く、気圧が低いと血液中に取り込まれる酸素量が減少します。摂取したアルコールは肝臓で分解される際に多くの酸素を必要としますが、酸素が少ないとアルコールが分解されにくくなります。

脳貧血の可能性

機内では長時間同じ姿勢で座っているため血液が体の下に溜まりやすくなります。体の下に血液が溜まっている状態で飲酒すると血管が広がり、血圧が低下します。血圧が低下すると脳まで血液が回りにくくなり、脳貧血を起こす可能性があります。

脱水症状

乾燥した機内で酒類を飲みすぎると、利尿作用が働き脱水症状を起こす危険性があります。脱水症状はエコノミー症候群を引き起こす原因とも言われています。

機内での飲酒には、上記のような点に注意しなければなりません。日ごろから「自分はお酒に強い!」と豪語している方であっても、地上で飲酒するのと上空で飲酒するのとでは体にかかる負担が大きく違ってきます。そのため、機内での飲酒はほどほどに控えることをおすすめします。

医師

まとめ

今回は国内線の飛行機に焦点をあて、機内にビールを持ち込む際のルールについてご紹介いたしましたが、いかがでしたか?

「日ごろから好んで飲んでいる銘柄のビールを飛行機に持ち込んで飲みたい!」と思われる方もいらっしゃると思いますが、その場合はあらかじめ各航空会社の持ち込み条件を確認するよう心がけましょう。

しかしビールなどの飲酒によって体調を崩してしまえば、せっかくの旅行も台無しです。そのため機内での飲酒はほどほどに控え、目的地に到着するまで体調を整えておくことが大切ではないでしょうか?

もしも飛行機を利用しての旅行や出張などをご検討中でしたら、ぜひ一度【ソラハピ】のチケット検索ページをチェックしてみてください。きっとお得な航空券を見つけることができますよ!

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