- 飛行機の乗り方
2023.07.04
飛行機にカメラは持ち込める?覚えておきたいルールとマナーについて
近ごろではコンパクトなデジカメから、高画質な一眼レフカメラまでさまざまな種類のカメラが流通しています。イベントがあるとか、旅行に行くといった特別な日でなくても、日ごろからカメラを持ち歩いているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
それ以外の方でも、旅行に出かけるようなときには愛用のカメラを持って行きたいと考える方は多いと思います。しかし飛行機には持ち込み荷物を規制するルールがあります。搭乗前にルールを正しく知っておかないと、保安検査場に到着してから慌てることになるかもしれません。
そこで今回は、国内線の飛行機に焦点をあてカメラを持ち込む際のルールについて、わかりやすく解説していきます。
カメラは機内に持ち込めるのか?
国内線の飛行機にはカメラを持ち込むことはできるのでしょうか?手荷物の持ち込み制限は各航空会社によって異なるため一概には言い切れませんが、一般的なルールとして「デジタルカメラ」や本格的な「一眼レフカメラ」など、ほとんどのカメラは機内に持ち込むことができます。
一方、スーツケースの中に入れて預けた場合は、運送中に強い衝撃を受けてカメラやレンズを破損してしまう恐れがあります。航空会社のルールをみても「貴重品・壊れやすいもの・パソコン・カメラなどの電子機器は機内にお持ち込みください」と案内しているはずです。(※リチウム電池・リチウムイオン電池は制限あり)
そのため、基本的にはカメラは預け入れるよりも、機内に持ち込むほうが安心だと思います。カメラやレンズはきちんと専用のケースに入れ、緩衝材なども使ってしっかりと保護しておくとよいでしょう。
しかし機内持ち込みができる「数」には制限があります。だいたいの場合「1個まで可」という場合が多いようですので、複数のカメラを持ち込みたい場合はあらかじめ航空会社のHPなどで調べ、ルールを確認しておくと安心です。
持ち込みに制限があるもの
さらにカメラ関連グッズの中にも、持ち込みに制限がかかるものがあり注意が必要です。立派な機材の場合はカメラ本体に加え関連グッズを合わせるとかなりの重量になる可能性があり、サイズや重量を超えないように注意しなければなりません。
以下でご紹介するルールは、各航空会社によって異なるため一概には言えませんが、参考までに主なものをご紹介しておきます。
バッテリー
デジタルカメラのバッテリーについては「リチウム電池・リチウムイオン電池」が内蔵されている場合に制限がかかる可能性があるため、注意が必要です。詳細な内容については各航空会社の詳細なルールを確認してください。
三脚
一般的に三脚のサイズは3辺(幅×高さ×奥行)の合計が100cm~115cm以内に収まっていなければならないことが多いです。そのため制限サイズを超える大きさの三脚などは、持ち込めない可能性があり注意が必要です。必要に応じて、各航空会社の詳細なルールを確認してください。
フィルムカメラ
カメラに限ったことではありませんが、飛行機に荷物を預ける場合も持ち込む場合も、ともに「X線検査」を受けなければなりません。X線検査以外にも「CTスキャナー」による再検査が実施されることもあるようです。
これらの検査はフィルムに影響を及ぼすおそれがあるといわれています。どうしても気になる場合は検査員に相談するか、到着地にてフィルムを調達するなどの工夫をしましょう。
カメラの故障・盗難に要注意
飛行機にカメラを持ち込む場合は「故障」と「盗難」にも注意しましょう。今回は国内線の飛行機に焦点をあててご紹介してきましたが、国際線の飛行機に乗って海外へ行く場合はとくに注意が必要です。
治安のよい日本に暮らしている私たちは、海外の窃盗犯からみればスキだらけで、かっこうのターゲットです。とくに治安の悪い地域では、首から一眼レフカメラをぶら下げて歩くことは時として命とりになりかねません。
カメラに限らず、高級な腕時計やネックレスなどのアクセサリー・サングラス・スマートフォンなどを身に着けてぼんやりしていると、襲われたり盗まれたりする危険性があると認識しておきましょう。
【故障対策】
・保険に加入する
・厳重に梱包する
・なるべく機内持ち込みにする
・なるべく手元から離さない
【盗難対策】
・保険に加入する
・カメラにテープをべたべた貼るなどし「ボロボロで価値のないカメラ」に見せる
・カメラを首からぶら下げるようなことはせず、基本的にはバッグの中に入れて持ち歩く
機内での撮影はマナーを守る
飛行機に乗るということは、多くの人にとって非日常のことだと思います。そんなとき飛行機の窓から素晴らしい景色が飛び込んでくれば、思わず撮影したいと思うかもしれません。
基本的に電波を発しない電子機器は機内で使用することができますので、撮影すること自体は問題ないのですが、撮影のマナーには気を付けましょう。
【機内での撮影マナー】
・機長の判断で使用を制限するアナウンスなどが流れた場合は撮影しない
・通信機能付きのカメラは機内モードに設定する
・フラッシュはたかない
・シャッター音はOFFにする
・勝手に乗客にカメラを向けて撮影しない
・大声で騒がない
まとめ
今回は国内線の飛行機に焦点をあて、カメラを持ち込む際のルールについてご紹介いたしましたが、いかがでしたか?
日ごろから愛用しているカメラを飛行機に持ち込みたい場合は、あらかじめ各航空会社の持ち込み荷物の条件を確認し、適切な梱包を行うように心がけましょう。そして素敵な写真をたくさん撮って、楽しい想い出を作ってください。
もしも飛行機を利用しての旅行や出張などをご検討中でしたら、ぜひ一度【ソラハピ】のチケット検索ページをチェックしてみてください。きっとお得な航空券を見つけることができますよ!
掲載情報は投稿日時点のものです。 掲載情報は各業者の公式サイトなどの公開情報を独自に収集したものであり、弊社独自の観点によるものです。 実際のサービス内容を保証するものではありません。 各サービス内容は様々な条件によって変更される場合があります。 実際の利用時は必ず各業者に詳細をご確認ください。