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2023.07.04

島根から大阪までは飛行機と新幹線どっちがお得?移動時間・料金比較

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中国地方のなかでも日本海側に位置する島根県は、山地にはばまれ陸路で関西・関東方面に出るのが大変なエリアのひとつです。しかし仕事の都合や観光のため、大阪まで出るような機会も少なくありません。

東西に長い島根県は出発地点によって、大阪までのルートは変わってきます。今回は島根から大阪まで、飛行機と鉄道で時間・料金がどう変わってくるかを比較してみましょう。

島根~大阪間の飛行機定期便には、出雲空港~伊丹空港間の路線があります。以下のボタンからこの路線の航空券を検索できます。

島根から大阪まではどういう移動手段がある?

島根県から大阪までの移動手段は大きく分けると3つ、「飛行機」「鉄道」「高速バス」に分けられます。

飛行機

宍道湖(しんじこ)の西、松江市中心部から見て対岸にあたる場所には出雲空港(愛称:出雲縁結び空港)が設置されています。出雲空港の国内線にはJALおよびFDAが就航しており、このうち大阪国際空港(伊丹空港)に向けてはJALが定期便を毎日4便運航しています。

また島根県西部、益田市にも石見空港(通称:萩・石見空港)が設置されています。この空港にはANAが就航しており、通常の定期便は東京国際空港(羽田空港)との1日2往復だけです。しかし夏の一部期間(2019年は8月3日~20日)には、伊丹空港に向けての便が1日1往復運航されます。

なお伊丹までのフライト時間は出雲空港発着便が約50分、石見空港発着便が約1時間です。搭乗手続きの時間や空港到着後の移動も考え、空港についてからの時間としてトータルで2時間半ほどを見積もっておきましょう。

鉄道

島根県を横につなぐ山陰本線は京都から日本海側を通り、下関までを結んでいます。しかしこの路線を通して利用するよりは伯備線・山口線で「山陽側」に出て、山陽新幹線で新大阪まで出るのが一般的です。

出雲や松江からは伯備線経由で岡山まで結ぶ特急「やくも」、浜田・益田からは新山口まで結ぶ特急「スーパーおき」でそれぞれ終点まで向かい、山陽新幹線に乗り換えましょう。

松江駅・益田駅から約4時間で新大阪まで到着します。

高速バス

松江・出雲と大阪市中心部を直接結ぶバスが早朝から夕方にかけて運行されているほか、夜行バスも設定されています。また浜田・益田からの高速バスも運行されており、夜行便は津和野から益田駅前・浜田駅などを通って大阪へ向かう路線などもあります。

高速バスは運行経路にもよりますが、松江からはおよそ4時間半(出雲は+1時間)、浜田からは約6時間の乗車時間です。

この3つの手段のうち、このコラムでは飛行機・鉄道の2つに絞って料金を比較していきます。

飛行機利用時、移動にはいくらかかる?

飛行機を利用するとき考えたいのは、「航空券の料金」と「空港までの移動費」の2つです。このうち空港までの移動費は出発地によって異なるため、まずは航空券の料金を見ていきます。

航空券の料金一覧

航空券には「通常運賃」と「割引運賃」が設定されており、とくに早期予約の運賃は私たちにとってメリットの大きいものです。まずは何日前に予約するかで割引率がどう変わるか確かめてみましょう。

路線 出雲→伊丹 石見→伊丹
運航会社 JAL ANA(夏季限定)
普通運賃 21,760円~
(23,060円)
26,060円~
75日前予約 8,960円~
(16,700円~)
11,060円~
55日前予約 11,360円~
45日前予約 11,660円~
28日前予約 9,960円~
(18,700円~)
11,960円~
21日前予約 12,260円~
3日前予約 14,660円~
(19,200円~)
23,860円~
前日予約 24,360円~

(2019年6月11日調査の最安値。伊丹空港の空港施設利用料込み)
※JALの()内はANA最安値の日に対応する料金

いずれの路線でも早めに予約した方が安く購入できることが分かります。なおANAの石見-伊丹線は全体的に航空料金が高くなる夏季限定の運航のため、一見JALの方が安く見えても、実際の運賃は逆転している場合は多いので注意しましょう。

空港までのアクセス

島根県は東西に長い県のため、実際に空港まで行くには距離がある場合も少なくありません。そのためどちらの空港を選ぶかは、空港までの移動手段や移動時間も重要になってきます。

ここでは「松江駅」「出雲市駅」「江津駅」「益田駅」「津和野駅」から両空港へのアクセス手段・時間・料金をまとめてみました。

出雲空港まで
※空港連絡バスは出雲市駅発着
石見空港まで
※空港連絡バスは益田駅発着
松江駅から 空港連絡バス(直通約30分)
1,030円
山陰本線快速+空港連絡バス(約200+15分)
3,350円
出雲市駅から 空港連絡バス(直通約30分)
720円
山陰本線快速+空港連絡バス(約150+15分)
2,600円
江津駅から 山陰本線快速+空港連絡バス(約65+30分)
1,860円
山陰本線快速+空港連絡バス(約80+15分)
1,470円
益田駅から 山陰本線快速+空港連絡バス(約130+30分)
2,990円
空港連絡バス(約15分)
330円
津和野駅から スーパーおき+空港連絡バス(直通約30分)
3,020円+特急自由席2,160円
山口線+空港連絡バス(約40+15分)
910円

(2019年6月調査。乗り換え時間は含まない)

江津駅がちょうど中間地点にあたり、出雲、石見それぞれの空港へ行く時間がほぼ同じです。夏に島根から大阪へ行くときは島根県の西寄りか東寄りかも考えつつ、どちらの空港へ行く移動が楽かも考えてみましょう。

鉄道利用時、移動にはいくらかかるの?

一方鉄道で移動する場合の料金はどのくらいなのでしょうか。こちらも出発地ごとにまとめてみました。

通常の料金

運賃は出発地と使用する特急の区間・新幹線の種別などで変化します。


出発地 松江駅 出雲市駅 浜田駅 益田駅
使用特急 やくも(出雲市~岡山) スーパーおき
新幹線乗換駅 岡山駅 新山口駅
乗車時間 約3時間20分 約3時間50分 約5時間20分 約4時間20分 約3時間40分
特急料金 1,240円 1,350円~ 1,070円 750円
新幹線特急料金 3,010円(のぞみ・みずほ利用)
(ひかり・さくら利用で-210円)
4,860円(さくら利用)
合計 10,510円 10,840円 12,240円 15,540円 14,570円

(2019年6月調査。座席は指定席を想定)

島根県の東西へ向かうように特急が走るため、島根県の中部になるほど所要時間は長めになる傾向があります。また新山口まで遠回りするぶん新幹線の乗車距離が長くなるため、特急「スーパーおき」使用時は「やくも」使用に比べると運賃が高くなることにも注意が必要でしょう。

JR西日本が発売するお得なきっぷ

JR西日本は島根県を含む山陰地域と大阪市内の間でお得なきっぷを販売しています。

【阪神往復割引きっぷ】
松江・出雲市駅から大阪市内各駅間を乗車券・特急「やくも」指定席・新幹線指定席の往復セットにして販売されるきっぷです。出発から6日有効なため、短期の出張や旅行などにも使いやすいでしょう。また通常だと少し割高な「のぞみ」「みずほ」へ追加料金なしで乗れることも特徴です。

また7日前までの購入、有効期間3日間と少し制約がありますが、よりお得な「早特」タイプもあります。

【新幹線&やくもスーパー早特きっぷ】
14日前までに購入という条件でインターネット限定販売されるのがこのきっぷ。往復きっぷよりも安価で販売されるため、松江・出雲市駅から大阪市内まで片道でも、往復でもできれば利用したいきっぷといえるのではないでしょうか。

JR西日本の販売するお得なきっぷの価格は次の通り。


きっぷの種類 有効期間 松江駅発 出雲市駅発
阪神往復割引きっぷ
(当日購入可能)
往路乗車6日間 13,890円
(片道6,945円相当)
14,400円
(片道7,200円相当)
阪神早特往復きっぷ
(7日前までに購入)
往路乗車3日間 11,830円
(片道5,915円相当)
12,340円
(片道6,170円相当)
新幹線&やくもスーパー早特きっぷ
(14日前までに購入)
乗車当日 5,200円 5,300円
(参考)同行程通常料金 乗車3日間 10,510円 10,840円

(大阪市内各駅まで。2019年6月現在)

途中下車ができないのが難点ではあるものの、当日購入で約3分の2、最安値では通常運賃の半額以下で移動できるのは大きな魅力です。

なお出雲市駅より西から大阪へ行く場合も、一度出雲市駅まで乗車してからこれらのきっぷに乗り換えることで十分お得に行くことができます。たとえば益田駅から出雲市駅までは普通運賃2,270円。特急指定席(スーパーまつかぜ・スーパーおき)を使用しても4,420円となり、新山口駅経由の通常料金を下回るのです。

旅行

島根から大阪へ移動するときのポイントは

島根から大阪へ移動するときのポイントを簡単にまとめてみましょう。

早く移動したいなら飛行機

同じ出雲市駅起点から考える場合、飛行機利用で約3時間・鉄道利用で約3時間50分と、飛行機が鉄道利用より早く着くことができます。そのため少しでも早く移動したいのであれば、飛行機を選択肢として入れましょう。予定が決まるのが早ければ早期予約を利用し、大きな割引額で購入することが可能です。

安く行きたいのであれば鉄道

山陰・大阪間の往復はJR西日本が手を入れている区間で、割引きっぷも多く用意されています。これらのきっぷをうまく使えば飛行機以上に安く行くことができるでしょう。ただし市街地直通とはいえ、時間はそれなりにかかるので注意が必要です。

雲と飛行機

まとめ

島根-大阪間は飛行機の早期予約よりも鉄道の割引価格が安いという珍しい区間です。しかし一度山陽側に出なければならないなど大変なうえ、飛行機よりは遅く到着することになるので注意しましょう。早めに移動したいのであれば結果的に飛行機の早期予約のほうが費用と時間のバランスがいいこともあるかもしれません。

【ソラハピ】のチケット検索ページでは出雲空港の発着便のほか、航空会社各社の割引航空券を多く取り扱っています。飛行機で移動する機会があれば一度チェックしてみてくださいね。

近畿行きの航空券検索
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