- 飛行機の乗り方
2023.07.04
自転車観光を楽しみたい!飛行機に自転車を持ち込む方法と注意点まとめ
近年では健康に対する意識の高まりにより、自転車を利用する人が増えています。中でも「サイクルツーリズム」といって、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ自転車を輪行して、その土地の自然を楽しむ「自転車観光」が人気です。
中には「飛行機を利用して遠くへ出かけ、自転車観光を楽しみたい!」と考える方も多いと思います。そんなとき「自転車を飛行機に預けるにはどうしたらいいの?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は国内線の飛行機に的を絞り「自転車を持ち込むときの条件」や「注意点」についてご紹介したいと思います。「いつかはあこがれの土地で自転車観光を思い切り楽しみたい!」とお考えの方はぜひ参考になさってください。
飛行機に自転車を持ち込むことはできる?
そもそも国内線の飛行機に、ロードバイクやクロスバイクを含む自転車を持ち込んで輪行することは可能なのでしょうか?
これは各航空会社によって条件が異なります。しかし基本的には各航空会社が定めるサイズや重量などの条件をクリアしさえすれば、国内線の飛行機に自転車を持ち込むことは可能です。
ちなみに同じ飛行機でも「国際線」を利用する場合は、自転車の持ち込み条件が異なりますので注意してください。
航空会社別自転車を持ち込むときの条件
それでは国内線の飛行機に、ロードバイクやクロスバイクを含む自転車を持ち込んで輪行するときの条件を、主な航空会社5社を例に見ていきましょう。
■JALの持ち込み条件
(1)サイズ
・自転車を分解や折りたたんだ状態にして、受託手荷物規定サイズ内であること
(受託手荷物規定サイズ:縦50cm×横60cm×高さ120cm以内)
(2)状態
・保護ケースやカバーで梱包されていること
(3)重量
・受託手荷物の合計重量が20kg(無料手荷物許容量)を超える場合は超過手荷物料金発生
・ファーストクラス利用の場合は合計45kgまで可
■ANAの持ち込み条件
(1)サイズ
・自転車を分解や折りたたんだ状態にして、受託手荷物規定サイズ内であること
(受託手荷物規定サイズ:縦50cm×横60cm×高さ120cm以内)
・サイズ(3辺の和)が158cmを超えた場合でも、292cm(115インチ)以内であればサイズ超過料金は適用されない
・折りたたみ式自転車:折りたたんでソフトケースに収納して預け入れ可
・折りたたみ式ではない自転車:3辺の合計が203cm以内なら預け入れ可だが、203cmを超える場合は、航空機の貨物室に「搭載可能な場合に限り」預け入れ可
(2)状態
・保護ケースやカバーで梱包されていない場合や、梱包が不適切もしくは不十分である場合の損傷・損失はANAの免責となる
・電動自転車は機内持ち込み及び受託手荷物としての預け入れ不可
(3)重量
・受託手荷物の合計重量が20kg(無料手荷物許容量)を超える場合は超過手荷物料金発生
・ファーストクラス利用の場合は合計45kgまで可
■SKYMARK AIRLINESの持ち込み条件
(1)サイズ
・自転車を分解や折りたたんだ状態にして、受託手荷物規定サイズ内であること
(手荷物規定サイズ:縦50cm×横60cm×高さ120cm以内)
・手荷物規定サイズ超過の場合は、航空機の貨物室にて搭載可能な場合に預け入れ可
(2)状態
・専用ケースや梱包材の用意はないため、搭乗客自身で梱包が必要
・電動自転車は預け入れ不可
(3)重量
・手荷物1個あたりの重量が32kg以内で、なおかつ他の荷物との合計が100kgまで可
■Jetstarの持ち込み条件
(1)サイズ
・1辺の長さが1mを超えるスポーツ用品(自転車)には追加料金発生
(2)状態
・預け入れ前に自転車用ケースに適切に収納されている自転車のみ預け入れ可
・Jetstarでは自転車用ケースの用意がないため、搭乗客自身で要用意
・タンデム自転車やリカンベント自転車やバイクトレーラーの場合でも、寸法と重量が制限範囲内であれば預け入れ可能
・折りたたみ自転車の場合は、ケースに収納する必要なし
・自転車の梱包条件:タイヤの空気を抜く・ペダルを取り外す・ハンドルがフレームに並行する状態で固定する・自転車の全長が180cm以上の場合は前輪を取り外しケース内の後輪横に固定する・
(3)重量
・国内線エコノミークラスの場合、受託手荷物は最大で40kgまで預け入れ可だが、1個あたりの最大重量は32kgまで可
・受託手荷物の個数には制限なし
■Solaseed Airの持ち込み条件
(1)サイズ
・機内持込手荷物規定サイズ:55cm×40cm×25cm以内)で3辺の和が115cm以内まで可
・受託手荷物規定サイズ:3辺の和が203cm以内まで可
(2)状態
・受託手荷物を搭載する航空機の貨物室に「収納可能な範囲のものに限り」預け入れ可
・受託手荷物は、重量とサイズの上限を超えなければ個数制限なし
(3)重量
・機内持ち込み手荷物:10kgまで可
・受託手荷物:1人20kgまで無料・1個当たり32kgまで可・総重量100kgまで可
・受託手荷物が20kgを超え100kgまでの場合は超過手荷物料金発生
以上のように持ち込み条件は、各航空会社によって異なります。そのため、あらかじめロードバイクやクロスバイクを含む自転車を持ち込んで輪行することが決まっている場合は、チケットを予約する前に航空会社のホームページなどで詳細な条件を確認することをおすすめします。
自転車を持ち込む際に気を付けておきたいこと
つづいて、国内線の飛行機にロードバイクやクロスバイクを含む自転車を持ち込んで輪行する際には、どのような点に気を付けたらよいのでしょうか?すでにご紹介したように、各航空会社の持ち込み条件を確認することはもちろんですが、そのほかの注意点についても確認しておきましょう。
・小型機の場合
搭乗する飛行機が小型機である場合は、通常の条件をクリアしていても預け入れできない可能性があります。小型機の機体によって預け入れ可能なサイズは異なりますが、一般的に小型機に搭載可能なサイズは200cm程度が相場です。ロードバイクやクロスバイクなどを含む自転車を持ち込むのが小型機の場合は、あらかじめ航空会社に確認するようにしましょう。
・自転車の修理道具
ロードバイクやクロスバイクを含む自転車を、折りたたんだり分解したりする場合や、故障時の修理には専用の道具が欠かせません。しかし、これらの修理道具は保安上の理由から飛行機の「機内」には持ち込めない可能性がありますので注意しましょう。
・タイヤの空気圧
飛行機の中では気圧が変動します。万が一タイヤが破裂したりすることがないよう、タイヤの中の空気は抜いておきましょう。
まとめ
今回は国内線の飛行機に的を絞り「ロードバイクやクロスバイクを含む自転車を持ち込むときの条件」や「注意点」についてご紹介いたしましたが、いかがでしたか?
飛行機に自転車を持ち込んで輪行したいときは、各航空会社のサイズや重量などの条件を確認し、適切な梱包を行えば可能です。日ごろから愛用している自転車を飛行機に持ち込んで、旅先での自転車観光を思い切り楽しみましょう。
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