- 飛行機の乗り方
2023.07.04
飛行機に充電器は持ち込める?電池の種類によって変わる規制内容とは
長い空の旅をするときに、機内でスマホやゲームで時間をつぶしたいと思うことはありますよね。
しかし、長く使っているとバッテリーの残量が心配になってくると思います。充電するために機内に充電器を持ち込みたいけれど、それが可能なのか知りたいのではないでしょうか。
今回は飛行機への充電器持ち込みは可能かどうか調べてみたいと思います。
充電器・リチウム電池が規制される理由
結論からいうと、充電器やリチウム電池は機内に持ち込み、預け入れが制限されています。
充電器に使用されているリチウムイオン電池やリチウム電池は「危険物」に分類されるものです。飛行中の揺れや離発着による衝撃で発火や爆発する危険があるので、持ち込んではいけない決まりになっています。
とくに貨物室は飛行機の下部にあるため揺れによる衝撃が大きいです。もし貨物室で電池から発火してしまった場合、発見が遅れて取り返しのつかないことになりかねません。
しかし、充電器やリチウム電池の持ち込み預け入れができないわけではありません。条件付きでできることがあります。
持ち込み・預け入れが可能なケース
コンセント式の充電器は持ち込み、預け入れともに可能です。これはリチウムイオン電池やリチウム電池のような発火物質を充電器自体が持っていないからです。手荷物が多くなりそうなときは、コンセント式の充電器は預け荷物の中に入れてしまってもいいと思います。
持ち込みのみ可能なケース
リチウムイオン電池を使用した充電器やリチウム電池は機内に持ち込むことができます。逆に荷物として預けることができないので、必ず手荷物として持ち込んでください。
気付きにくいのがデジタルカメラやタブレット、ノートパソコン、スマートフォンなどの電子機器です。これらの電子機器の中にはリチウムイオン電池が内臓されていることがあります。手荷物として持ち込むことになりますので、預け荷物の中に入れないようにしてください。
持ち込み・預け入れが不可能なケース
リチウムイオン電池を使った充電器や電子機器、リチウム電池は持ち込めるとお話しましたが、実はその容量に制限があります。
・リチウム含有量が2グラム以下のリチウム電池
・ワット時定格量100Wh以下のリチウムイオン電池
含有量、ワット時定格量が上記以下の場合には持ち込みの個数制限はありません。
しかし、ワット時定格量100Wh以上160Wh以下のリチウムイオン電池は持ち込みが2個までと定められています。事前にワット時定格量を確認しておくことをおすすめします。パソコンやスマートフォン、タブレットなど電子機器本体についても、数値以下であれば持ち込み制限はありません。
逆をいえば、この数値を超えるものは持ち込みも預け入れもできないことなります。ですが、ほとんどの電子機器がこの数値以内に収まっているので、実質的には持ち込み・預け入れが不可能ということはほとんどないと思います。
一部の飛行機にはコンセントがあります
もしリチウムイオン電池の充電器が持ち込めなくても心配することはありません。一部の飛行機にはコンセントが設置されています。コンセント式の充電器を持ち込んだり、コンセント式の電源ケーブルを使って充電、使用することができますよ。
まとめ
今回は充電器の飛行機への持ち込みに付いてお話させていただきました。
発火や爆発のおそれのあるリチウムイオン式の充電器やリチウム電池は手荷物として持ち込むことになります。貨物室へは預け入れることができないので注意が必要です。
手荷物としての持ち込みもリチウムの含有量やワット時定格量によって個数が変動しますので、持ち込めるか不安なときは確認しておくとよいと思います。
充電器の持ち込みに関する不安が解消されたらぜひ一度【ソラハピ】のチケット検索ページをチェックしてみてください。快適な空の旅のお手伝いが出来ると思います。
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