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2023.07.04
隠岐の島へは飛行機?船?アクセス&運賃を徹底解説!
隠岐は、島根県沖に浮かぶ大小多くの島からなる諸島です。観光などで有名なスポットは主に『島後』と呼ばれる島後島に多く点在していますが、『島前』と呼ばれる西ノ島や中ノ島にも見どころは多く、どう行こうかお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そんな隠岐の島へは飛行機やフェリーなど、さまざまな移動手段があります。ここでは、そんな隠岐の島までのアクセスや運賃、所要時間などを詳しく解説していきます。お得に移動するためのコツも解説するので、ぜひ参考にしてください!
1.隠岐の島までのルートは?本州からのアクセス解説
隠岐の島へは、飛行機と船(フェリー・高速船)の2種類の交通手段で向かうことができます。まずここでは、その中でも飛行機について解説していきましょう。
〇飛行機でのアクセス
隠岐の島空港は隠岐諸島の中でも最大の島、『島後島』に位置しています。直接島後島以外の島に行きたい場合は、海路を利用する必要があるので注意しておきましょう。
飛行機移動の際は、まず直行便のある空港まで移動する必要があります。
隠岐の島行きの便がある空港は『伊丹(大阪国際)空港』と『出雲空港』の2つで、共にJALの系列会社が運航しています。それぞれ所要時間や運賃、ダイヤや就航路線が異なるため、しっかり把握しておきましょう。
路線 | 普通運賃 | 所要時間 |
---|---|---|
伊丹~隠岐の島 | 25,260円~ | 約50分 |
出雲~隠岐の島 | 13,800円~ | 約30分 |
※2019年7月30日現在
※消費税・旅客施設使用料込み
伊丹~隠岐 | 出雲~隠岐 | ||
---|---|---|---|
伊丹発 | 伊丹着 | 出雲発 | 出雲着 |
13:15-14:05 ☆12:50-13:40 |
14:40-15:25 ☆14:30-15:15 |
09:15-09:45 | 10:15-10:45 |
※2019年7月30日現在
※☆は2019年8月ダイヤ
伊丹空港の路線 | 出雲空港の路線 |
---|---|
新千歳/旭川/釧路/函館/女満別/青森/三沢/花巻/秋田/山形/仙台/福島/成田/羽田/新潟/松本/但馬/隠岐/出雲/石見/松山/高知/福岡/大分/長崎/熊本/宮崎/鹿児島/屋久島/種子島/奄美大島/那覇/石垣 | 新千歳/仙台/羽田/静岡/名古屋(小牧)/伊丹/隠岐/福岡 |
※2019年7月30日現在
2.安く隠岐へ渡るには?飛行機のお得な乗り方
せっかく隠岐の島へ飛行機で行くなら、できるだけ安く行きたいものですよね。そこでここでは、安く航空券を手に入れるためのコツを解説していきます。
〇早期予約割引を使う
航空会社が提供している『早期予約割引』を利用すれば、以下のような格安価格で航空券を購入できることもあります。
運賃の種類 | 伊丹空港から | 出雲空港から |
---|---|---|
普通運賃 | 25,260円~ | 13,800円~ |
75日前運賃 | 9,960円~ | 8,200円~ |
28日前運賃 | 13,160円~ | 8,700円~ |
※2019年7月30日現在から計算した2019年10月23日の運賃。
※消費税・旅客施設使用料込み。
だいぶ早めに予約しておかなければならない・予約の変更ができないなどのデメリットこそありますが、最安で10,000円を切るというのは非常に魅力的ですよね。渡航の予定日までに余裕があるという方は、ぜひご利用ください。
とはいえ、1カ月も前に予約できない!という方も多いのではないでしょうか。そのような方には、次にご紹介する方法がオススメです。
〇ソラハピで購入する
この方法は伊丹空港からの便限定ですが、場合によっては公式の普通運賃よりも安く買える可能性があります。ソラハピでは、搭乗1カ月以内の購入であれば、伊丹ー隠岐の島間の運賃が非常に安くなるのです。
ソラハピ最安値 | JAL普通運賃 |
---|---|
21,840円 | 25,260円~ (往復割:23,060円) |
※2019年7月30日現在。
※消費税・旅客施設使用料込み。
このように、早期予約割引の設定がない期間の伊丹便であれば、ソラハピが最安値で提供できます。お得に航空券を手に入れたい方は、ぜひご活用ください!
3.隠岐の島まで飛行機で行くならどっちを使う?それぞれの路線の特徴
隠岐の島までの飛行機航路は出雲発路線と伊丹発路線の2航路がありましたが、どちらにもメリット・デメリットがあります。遠方から飛行機を乗り継いでくる場合は、ぜひ参考にしてください。
〇出雲空港のメリット・デメリット
出雲空港は伊丹空港よりも隠岐の島に近いため、必然的に運賃も安くなります。比較すると半額に近い差があるため、出雲周辺にお住まいなら迷いなくこの空港を利用した方がお得です。
しかし、出雲空港は伊丹空港と比べるとダイヤが乗り継ぎに向いていないのが難点です。
出雲空港を出発する便は09:15発のみなので、現実的に飛行機→飛行機で乗り継げる路線が伊丹空港からの路線しかありません。その路線もわざわざ直行便のある伊丹空港から出雲空港にフライトするメリットがあまりないため、実質0といっても過言ではないでしょう。
そのため、遠方から出雲空港を利用したい場合は、新幹線+電車で来るか、出雲またはその周辺で1泊するか選ぶ必要があります。その日のうちに隠岐の島へ行きたい!という方には、あまり向いていないかもしれませんね。
〇伊丹空港のメリット・デメリット
伊丹空港のメリットは、なんといっても乗り継ぎがしやすい点です。路線数は出雲空港の約4倍、北は北海道、南は沖縄まで日本全国をカバーしています。
また出発時刻も13時前後なので、午前中の便がある空港からならその日のうちに隠岐の島へ行くことも可能です。路線のない近畿や中部地方からも新幹線などでのアクセスがいいため、比較的利用しやすい空港といえるでしょう。
しかし、運賃が少々高いのはやはりデメリットです。早期予約割引であればそれほどの差はありませんが、普通運賃ではかなりの差です。とはいえ出雲空港まで行くとかえって運賃がかさんでしまう、という方は、ソラハピ利用でできる限り安く向かうとお得ですよ。
4.フェリーや高速船で隠岐の島へ行くなら?海路のアクセスも知っておこう
隠岐の島へ飛行機ではなく、船を使う場合はフェリーまたは高速船を利用することとなります。船でのアクセスは飛行機に比べ所要時間こそかかりますが、島後以外の島にも直接行けるのが魅力的。
この区間は『七類港』・『境港』の2港から運航しており、フェリーが『おき』『くにが』『しらしま』の3種類、高速船が『レインボージェット』の1種類出ています。それぞれ航路が異なるので、どこに行きたいかに合わせて船を選びましょう。
〇本州→島前に行く場合
使う船 | ・くにが ・しらしま |
|
---|---|---|
航路 | くにが:七類港→島前(来居→別府→菱浦)→西郷港 しらしま:境港→島前(別府港)経由→西郷港 |
|
運賃 | くにが・しらしま:3,240円 | |
所要時間 | 本州→来居港まで | くにが:約1時間 (9:30発 11:30着) |
本州→別府港まで | くにが:約2時間35分 (9:30発 12:05着) しらしま:約2時間40分 (14:25発 17:05着) |
|
本州→菱浦港まで | くにが:約3時間10分 (9:30発 12:40着) |
※2019年7月30日現在
〇本州→島後に行く場合
使う船 | ・おき ・しらしま ・レインボージェット |
---|---|
航路 | おき:七類港→西郷港(島後)直行 しらしま:境港→島前(別府港)経由→西郷港 レインボージェット:境港→西郷港直行 |
運賃 | おき・しらしま:3,240円 レインボージェット:6,170円 |
所要時間 | おき:約2時間25分 (9:00発 11:25着) しらしま:約4時間5分(14:25発 18:30着) レインボージェット:約1時間25分(12:00発 13:23着) |
※2019年7月30日現在
フェリーなら、島後行きで『おき』、島前行きで『くにが』を利用するのが一般的です。
『しらしま』のメリットは出発時間が遅く、飛行機→フェリーの乗り継ぎがしやすいというところ。遠方から出雲空港へきてそこからフェリー、という方は、このしらしまも重宝するでしょう。
高速船は少々高額ですが、素早く行ける点が魅力です。自分の状況や計画に合わせて、船を選んでみましょう。
〇東京から飛行機→船の予定なら『米子空港』を活用しよう
船に乗るなら、出雲空港よりも港に近い『米子空港』を利用するのもオススメです。国内では羽田空港からの便しかありませんが、空港から境港までは約6kmと近く、最寄り駅からは直通の電車も走っています。港に行くならこのルートを検討してみてもよいでしょう。
5.各空港・港までのアクセスも知っておこう
隠岐の島へ飛行機で行くにしても、船で行くにしてもまずは便の出発地点まで行かなくてはなりません。空港や港までのアクセスは、しっかり知っておきましょう。
〇伊丹空港までのアクセス
■電車
新大阪駅→千里中央駅 320円 約15分
千里中央駅→大阪空港駅 330円 約15分
■バス
・新大阪駅→伊丹空港 500円 約25分
・大阪駅→伊丹空港 640円 約30分
・京都駅→伊丹空港 1,310円 約1時間
〇出雲空港までのアクセス
出雲空港は遠方から飛行機以外でくるのであれば、まず松江駅へと向かってから空港連絡バスを利用する方法がオススメです。
■バス
・松江駅→出雲空港 1,030円 約30分
〇七類港・境港までのアクセス
境港までは電車で行けますが、七類港へはバスでのアクセスしかないため、注意が必要です。
■電車
松江駅→境港駅 | 840円 約1時間30分 |
---|---|
米子駅→境港駅 | 320円 約45分 |
米子空港駅→境港駅 | 190円 約15分 |
■バス
松江駅→境港 | 一畑バス 1,000円 約40分 |
---|---|
米子駅→境港 | 日ノ丸自動車 650円 約35~50分 |
米子空港→境港 | はまるーぷバス 100円 約35分 |
松江駅→七類港 | 一畑バス 1,000円 約40分 |
---|---|
米子駅→七類港 | 日ノ丸自動車 870円 約50分 |
米子空港→七類港 | 日ノ丸自動車 570円 約30分 |
6.まとめ
隠岐の島へは、飛行機か船での移動が一般的です。飛行機で行く場合は、伊丹空港または出雲空港からしか直行便が出ていないため、まずはそこを目指しましょう。
安く隠岐の島まで飛行機で行くなら出雲空港の方が安いですが、乗り継ぎなどのしやすさでいえば伊丹空港が便利です。伊丹空港を利用して隠岐の島へ移動する方は、搭乗予定までに1ヶ月以上あるなら早期予約割引を、ないのであればソラハピを利用していただければ、お得に移動できますよ。
海路のフェリーや高速船は、島前に行く際に便利です。所要時間こそかかりますが、比較的安く行けるので、時間に余裕のある方はぜひご利用ください。
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