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鳥取県と聞いてすぐに思いつく観光地といえば「鳥取砂丘」かもしれません。

日本海海岸に広がる鳥取砂丘はたいへん有名ですが、鳥取県には魅力的な観光地がほかにもたくさんありますよ。

当記事ではそんな鳥取県の日野郡に位置する町「江府町（こうふちょう）」にスポットを当てて、江府町の観光地やグルメについてご紹介していきます。

四季ごとに町の色があざやかにかわる江府町。自然にふれてリラックスしたいという方はぜひご覧くださいね。

1.江府町は人口3千人以下・岡山県に面した町

江府町は鳥取県の西に位置している町で、その人口は2,737人※です。
※2021年3月31日時点

上記の画像をご覧ください。島根県に近く、岡山県に一部面した場所にあるため、標高の高い山に登れば県境を見下ろすことも。

豊かな自然が多いので、登山スポット・フォトスポットが多い町です。

秋になるとキレイな紅葉を撮影しようと、多くの方がカメラを片手に散策しています。

その地のにおい・風・懐かしい味のグルメで、のどかな雰囲気を存分に楽しんでいってくださいね。

2.江府町のおすすめ観光スポット【5選】

広大な自然が広がる江府町。秋のシーズンになると紅葉を見ようと、たくさんの方がその景色をひと目見におとずれます。

今回ご紹介する江府町のおすすめ観光スポットは以下の5ヵ所です。

天気がよければ絶景が撮れるポイントばかりです。人気の時期は駐車場が混み合うので、平日にいくことをおすすめします。

まずは江府町といえばといっても過言ではない「鍵掛峠」からご案内いたします。

鍵掛峠（かぎかけとうげ）

写真提供：鳥取県 撮れたて写真館（©Tottori Pref.）

広大なブナの林と大山の南壁をセットで眺めるのに最も適したスポット、それが「鍵掛峠」です。標高約800〜900メートルの場所に位置しています。

鍵掛峠では春夏秋冬どの季節でもキレイな写真が撮影できますが、新緑は5月ごろ、紅葉は10月末～11月中旬に見頃をむかえます。

緑・黄色・赤で山が彩られる秋シーズンはとても人気で、駐車場が混み合うことも。

また開放されている時期であっても、雪の影響により通行止めとなる場合もあります。

付近に迂回路がなく来た道をかなりの時間をかけて戻ることになってしまいますので、事前に道路状況をチェックしておくようにしてくださいね。

鍵掛峠付近には売店や自動販売機などがほぼないので、水分やパン・お弁当などを用意してからいくことがおすすめです。

▼鍵掛峠（かぎかけとうげ）

住所	鳥取県日野郡江府町大河原鍵掛1531-29
駐車場	15台まで無料で駐車可能
鍵掛峠展望台の営業シーズン	4月～12月中旬 ※12月中旬～3月末までは休業 ※入場料は無料
HP	https://www.town-kofu.jp/kanko/8/1/01/

木谷沢渓流（きたにざわけいりゅう）

写真提供：鳥取県 撮れたて写真館（©Tottori Pref.）

木谷沢渓流は、川のせせらぎに小鳥の鳴き声、癒やし効果と神秘的な風景が楽しめるところから、江府のパワースポットとして知られている場所です。

湿度が高いので、苔やぬかるみで足を滑らせないようご注意くださいね。

夏でもひんやりと涼しい場所です。夏季でも薄めの上着があるとよいでしょう。
※サンダル・Tシャツなどの軽装での散策は、体調を崩したりケガをする危険があるのでお控えください。

ガイドの説明を聞きながら散策したい方には、「木谷沢散策1時間ツアー」もありますよ。

ツアーの散策距離は約1キロメートルほどなので、体力に自信がない方や小さなお子さんも楽しめます。※要予約制・おひとり千円～

▼木谷沢渓流（きたにざわけいりゅう）

住所	鳥取県日野郡江府町御机837−13
木谷沢散策1時間ツアーの問い合わせ先	0859-75-6007（江府町観光協会） ※ネットから予約可
HP	https://www.town-kofu.jp/2/spot/r681/r154/

南大山大橋観峰

国道482号を大山方面へいくと、大きなアーチ型の橋が見えてきます。

「南大山観峰展望駐車場」と書いてある看板を見つけたら、その指示に従って向かってください。

空・山・木々・橋の4つを1枚の写真におさめることができるポイントがあります。

天気がよければ、まるでポストカードのような写真が撮影できますよ。

国道沿いにありますので、気軽に立ち寄ることができるスポットです。近くに来たときはぜひお立ち寄りください。

▼南大山大橋観峰

住所	鳥取県日野郡江府町大字宮市
駐車場	10台まで駐車可能（無料）
HP	https://www.town-kofu.jp/kanko/8/1/5/

毛無山

もう少し本格的な登山がしたいという方には「毛無山」がおすすめです。

毛無山は鳥取県と岡山県をまたぐ場所に位置しています。頂上までいけば岡山県を見下ろすことも。

また、山開きを終えた4月下旬～5月上旬に毛無山に入れば、開花シーズンをむかえたカタクリの花が見られます。
※以下の写真にうつっている花が「カタクリ」です。

写真提供：鳥取県 撮れたて写真館（©Tottori Pref.）

頂上までは約2時間、往復だと約4時間かかる登山道です。

帽子や防寒具、トレッキングシューズなどの装備をしっかりと揃えてから挑戦してくださいね。

▼毛無山

住所	日野郡江府町俣野 付近
山開き時期	毎年4月29日（昭和の日）ごろ
HP	https://www.pref.tottori.lg.jp/217970.htm

道の駅「奥大山」

画像：道の駅「奥大山」Facebook

江府町に来たなら、道の駅「奥大山」は外せません。「ただの道の駅でしょ？」と思うかもしれませんが、江府町は人口3千人以下の町。

道の駅「奥大山」は地元の方たちが大切にしている、親しみやすい雰囲気のある道の駅です。

地元の旬な野菜、果物のほか、全国から注文が殺到する当店限定商品「しいたけ醤油奥大山」や、全国ネットでテレビ放送された話題の「奥大山の水洗い珈琲豆」など、名産品がずらりと並びます。

道の駅「奥大山」にはお食事処、バス乗り場なども併設されていますよ。

国道181号線沿いに昔ながらの三角屋根の建物を見つけたら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

▼道の駅「奥大山」

住所	鳥取県日野郡江府町佐川908-3
営業時間	物産館ぶなの森……8:30～17:30 直売所みちくさ館……9:00～15:00（※1月～3月は金・土・日・祝日のみ営業） お食事処なないろ樫……11:00～14:00（喫茶ブース……9:30～17:00） トイレ・バス停・情報コーナー……24時間
HP	https://okudaisen.org/

3.江府町のおすすめグルメ【3選】

江府町のおすすめグルメといえば、大山にちなんだ「大山おこわ」や「大山そば」などがあげられます。

とくに大山おこわは注目されており、とっとりバーガーフェスタvol.2（2010年度）では、大山おこわでつくった奥大山おこわ飯バーガーがグランプリを受賞しました。

写真提供：鳥取県 撮れたて写真館（©Tottori Pref.）

大山おこわと合わせてご賞味いただきたいのが「奥大山高原みそ」です。

味噌はその県、その地域ごとに色や味、つくりかたに違いがあります。奥大山高原みそには奥大山の水が使用されており、甘めの優しい味わいが特徴です。

いつも食べている味噌の味とは、また違う味わいが感じられるかもしれません。

奥大山高原みそはネット通販でも購入可能ですので、江府町で長く愛されている味をぜひ一度ご賞味くださいね。

4.江府町観光にはマイカー・レンタカーでいこう

江府町では住民の生活には欠かせない「町営バス」や「町営タクシー」が運行されていますが、江府町観光はマイカー・レンタカーでいくことをおすすめします。

とくに登山を予定されている方は、登山道具を持って移動する必要がありますし、バスやタクシーでの観光には少々不便な面があります。

天気がよい日ならバイクでも十分観光できるでしょう。登山をする・写真を撮る方にとって、天候はとても重要なポイントです。

梅雨時期はなるべく避けて、天気予報をこまめにチェックしてからいくと、思い出にのこる江府町観光となるはずです。

5.江府町へのアクセス

江府町の最寄り駅は「江尾駅（えびえき）」です。飛行機や電車で江府町を目指すときは、江尾駅に向かうルートを調べる必要があります。

米子鬼太郎空港を経由するときは、空港連絡バスの利用がおすすめです。空港連絡バスを使えば、片道約25分・乗り換えなしで米子駅まで移動できます。

電車を利用するときは、出発地点にもよりますが「岡山駅」を経由することが多いです。

ちなみに東京駅から江尾駅まで電車でいく場合、片道約5時間45分かかります。

東京駅から江尾駅まで電車でいくことも可能ですが、移動時間を短縮したいときは飛行機を利用するとよいでしょう。

飛行機を使えば、東京から米子鬼太郎空港まで片道約80分で移動可能です。

6.まとめ

江府町には自然を楽しむスポットがたくさんあります。ただ、近年その自然を荒らしたり、カタクリの花を踏んだりする人がいるそうです。

とくに毛無山は国立公園に指定されているため、動植物の採取は禁止されています。

山の中に入るときは、自然を大切にすることを意識しながらレジャーを楽しんでくださいね。