- JAL航空会社
2023.07.04
【国内線・国際線】JALが台風などの悪天候で欠航・遅延になったら?予約変更や払い戻しが手数料不要
「JALが台風で欠航・遅延になってしまった」
このように、JALを利用する上では自分以外の、天気などが原因で欠航または遅延が生じてしまうこともあるでしょう。なお、実はそんな状況においては、JALではさまざまな対応をしてくれるのです。
そこでこの記事では、外的要因によってJALが欠航・遅延してしまったとき、どのような対応をしてくれるのか、ということについて紹介していきます。また、欠航や遅延などの情報を知る上でのおすすめツールに関してもあわせて紹介していきますね。
1.JALの欠航・遅延情報はどこで確認できるのか?
JALが欠航・遅延になってしまったとき、あらかじめそれらの情報を知っておくことができたら、落ち着いて次の行動に移ることができるでしょう。では、どこでJALの欠航・遅延情報を得ることができるのでしょうか。そこでまずここでは、そんなJALの運航状況をどこで入手できるのかを紹介していきます。
■JAL公式サイトを利用しよう
基本的ではありますが、JAL公式サイトを利用することで、JALの欠航・遅延情報を入手することはできます。JAL公式サイトの中の、「運航状況のご案内」というページから確認することができるので、いつでもこのページを見ることができるようにしておくとよいでしょう。
なお、国内線と国際線でページが異なるため、間違えないようにしてくださいね。
【国内線】
運航状況のご案内(国内線)
【国際線】
運航状況のご案内(国際線)
国内線と国際線のいずれのページにおいても、操作方法は同じです。ページ内の「発着情報検索」で、発着空港と出発日を選択するか、航空会社と便名と出発日(国際線は出発日か到着日)を選択して検索することで、その運航状況を確認することができます。
ちなみにこの検索では、前日・当日・翌日という3日分の運航状況を検索することができますよ。
■メールサービスを利用して最新情報を取得できるように
JALの欠航や遅延などの運航状況を知る上では、メールサービスを利用するという方法もあります。メールサービスを利用できる状態にしておけば、リアルタイムに運航状況を知ることができるので、ぜひ活用してみてくださいね。
なお、メールサービスを利用するためには準備が必要です。以下で確認しておきましょう。
□国内線メールサービスの利用方法
国内線のメールサービスを利用するためには、メールアドレスを登録する必要があります。メールアドレスを登録する方法は以下の2種類です。
【メールアドレス登録方法】
航空券予約「時」に登録
航空券予約「後」に登録
航空券予約時にあわせてメールアドレスを登録する際には、お客さま情報入力画面にメールアドレスを入力する箇所があるので、ここに受信を希望するメールアドレスを入力してください。一方、航空券予約後に関しては、予約完了画面もしくは予約詳細画面の「メールアドレスを追加・確認・変更する」というところからメールアドレスを登録することができます。
□国際線メールサービスの利用方法
国際線メールサービスを利用するためにも、当然メールアドレスの登録が必要です。航空券の予約をJAL公式サイトからおこなった場合は、その手続き内で入力したメールアドレスが登録されます。
なお、電話・空港カウンターなどで航空券を予約した場合には、別でメールアドレス登録の手続きをおこなう必要があります。メールアドレスの登録方法は以下の通りです。
【メールアドレス登録手続きの流れ】
1.JAL公式サイト国際線ページの「国際線ご予約・購入済みのお客さま」を選択
2.「予約確認 購入/座席指定/取消」を選択
3.「お客様情報更新」にてメールアドレスを登録
ちなみに、JALマイレージバンク会員で、国際線ご予約便情報お知らせメールの受信を希望すると設定してある場合は、上記のようにメールアドレスを登録する必要はないですよ。
このJALのメールサービスは、基本的には早朝や深夜にメール機能は停止しています。しかし、搭乗日が近づいていて欠航・遅延などのおそれがある場合にはメールを配信してくれるのです。そのため、緊急時には非常に助かるサービスであるといえるでしょう。
2.【国内線】悪天候などで欠航・遅延が生じた場合→手数料不要で対応
実際にJALで台風などによって欠航・遅延が生じてしまった場合、「どのような対応をしてもらえるのか気になる」という方も多いでしょう。そこでここからは、そんなJALの対応について確認していきましょう。
■手数料不要で予約変更(振り替え)・払い戻し可能
結論からいうと、悪天候などにより欠航・遅延が生じた場合、JALでは予約変更(振り替え)・払い戻し(取り消し)という対応をしてくれます。なお、これらの対応においては、なんと手数料不要で手続きをおこなってくれるのです。
それぞれの対応について、詳しく見ていきましょう。
□JALグループ便への予約変更(振り替え)
この予約変更(振り替え)は、JALグループ便への予約変更(振り替え)を意味します。なお、中には先得や特便割引などの割引運賃の航空券を持っているという方もいるでしょう。
本来これらのような割引運賃の航空券では、予約変更をおこなうことはできません。しかし、天気が影響しての欠航・遅延が生じた際には、1回に限り予約変更(振り替え)が可能となっているのです。
対象となっている詳しい航空券は、以下の表で確認してください。また、支払い方法や手続き可能期間などの情報もあわせて確認しておきましょう。
対象航空券 |
先得 特便割引 普通運賃 往復割引 身体障がい者割引 JALビジネスきっぷ 株主割引 介護帰省割引 特別乗継割引 |
---|---|
支払い方法 |
クレジットカード払い コンビニ払い・インターネット振込・ATM払込(現金) e JALポイント JALクーポン |
手続き可能期間 |
欠航:飛行機出発当日中まで 遅延:飛行機出発20分前まで |
※2020年2月7日時点の情報です。
ちなみに上記の表は、JAL公式サイトで予約変更(振り替え)の手続きをおこなった場合の情報です。持っている航空券が対象航空券に該当しない場合や、手続き可能期間外であるという場合は、電話もしくは空港カウンターで手続きをおこなってもらいましょう。
また、JALの対応でこの予約変更(振り替え)を選択した場合、予約変更(振り替え)先の飛行機への搭乗は、以下のように期限が定められているため注意が必要です。
【予約変更可能航空券】
航空券有効期間
もともとの予約した飛行機出発日+30日
※上記のいずれか長い方が適用
【予約変更不可航空券】
もともとの予約した飛行機出発日+30日
□支払った航空券運賃の払い戻し(取り消し)
JALのもうひとつの対応が、払い戻し(取り消し)です。払い戻し(取り消し)に関しては、これも本来であれば取消手数料・払戻手数料が発生することのある手続きとなります。場合によっては支払った航空券運賃の90%が手数料としてかかることも。
しかし、JALが欠航・遅延してしまった際には、それらの手数料なしで払い戻し(取り消し)をおこなってもらうことができます。なお、この手続きに関しても予約変更(振り替え)における搭乗可能期間のように払い戻し期間というものが設定されているので注意が必要です。
【予約変更可能航空券】
航空券有効期間+10日
もともとの予約した飛行機出発日+40日
※上記のいずれか長い方が適用
【予約変更不可航空券】
もともとの予約した飛行機出発日+40日
この払い戻し可能期間が経過してしまうと、手続きをおこなうことができなくなるため、必ず守るようにしてくださいね。
また、手続き可能場所は航空券運賃をどのように支払ったかで異なります。ほとんどの場合、JAL公式サイトで手続きをおこなうことができますが、以下のような支払い方法で航空券を購入した場合には電話もしくは空港カウンターにて手続きをおこなわなければなりません。
【払い戻し手続き場所が電話か空港カウンター】
e JALポイント(航空券運賃全額をe JALポイントで支払った場合)
現金(空港カウンターにて現金で支払った場合)
JAL旅行券
JALクーポン
手数料不要で対応してもらえるとはいえ、ここまでで紹介してきたように予約変更(振り替え)・払い戻し(取り消し)においてはいくつか注意点があります。そのため、ここで紹介した内容をしっかりと頭に入れておくようにしてくださいね。
■予約便が対象となるかを確認する方法
JALが台風などにより欠航・遅延してしまった際のJALの対応についてここまで紹介してきましたが、「そもそも自分の予約した飛行機が対象となるのか」を知っておく必要があります。このことに関しては、JAL公式サイトの以下のページで確認することが可能です。
【確認可能場所】
①航空券の特別な取り扱い対象空港について
②発着案内
③欠航・遅延便検索
では上記のページで、手数料不要で対応してもらえる対象の確認方法を紹介していきます。まず①のページにおいては、自分が予約した便の発着空港情報が、ページ内に記載されていれば対象となります。
②のページでは、発着空港と出発日を選択して、次の画面の予約便の便名の横に「*」の記載があれば対象です。また、最後の③のページに関しても同様で、予約便を検索してページ内備考欄に「*」の記載があれば対象となっていることを意味します。
まずは一度、自分の予約した飛行機が対象となっているかどうかを、上記のページにアクセスし、ご紹介した方法で確認してみてくださいね。
3.国際線で天気が影響して欠航・遅延が生じた場合→予約変更・払い戻し(取り消し)
ここまでは、国内線についてのJAL欠航・遅延に関しての内容でした。なお、中には、「国際線ではどうなるのか知りたい」という方もいるでしょう。そこでここからは、国際線における欠航・遅延でのJALの対応について紹介していきます。
なお、実は国際線の場合も、基本的な対応としては国内線とほとんど変わらないのです。つまり、予約変更不可の航空券でも予約変更が可能、また手数料不要で払い戻し(取り消し)が可能であるということ。
■予約変更
JAL国際線にて、台風などの不可抗力により欠航・遅延が生じた場合、たとえ予約変更のできない航空券であっても予約変更が可能となります。とはいえ、対象となる航空券は以下のように定められているので確認しておきましょう。
【対象航空券】
欠航・遅延となっているJALグループ便を予約済みの
→日本航空国際線航空券(航空券番号が131ではじまるもの)
→他社国際線航空券の当該区間
なお、上記は予約変更、つまり同じ路線の航空券を別で予約できるというものですが、経路変更でも対応してくれます。経路変更とは、A空港→C空港という路線から、A空港→B空港→C空港というように経路を変えるというものです。なお、経路変更に関しても対象航空券は予約変更と同じように定められています。
■払い戻し(取り消し)
JALの欠航・遅延によって払い戻し(取り消し)を希望する場合は、未使用な航空券であれば対応してくれます。また、取消手数料は発生しないので安心してくださいね。
なお、対象となる航空券、また払戻受付期間などは以下のように定められているので、しっかり確認しておきましょう。
【対象航空券】
欠航・遅延となっているJALグループ便を予約済みの、日本航空国際線航空券(航空券番号が131ではじまるもの)
【払戻受付期間】
旅行開始日から1年+30日
※航空券有効期間が1年未満のものは計算開始日が航空券発行日となります。
【手続きに必要なもの】
eチケットお客様控
【払戻金額】
旅行開始前:支払い金額全額(運賃・税金・料金)
旅行開始後:搭乗しなかった区間に適用される金額(運賃・税金・料金)/支払い金額全額(運賃・税金・料金)と実際の搭乗に伴い適用される金額(運賃・税金・料金)の差額
※いずれか高い方が適用されます。
上記のように、払い戻し(取り消し)には細かくルールが決められています。特に、払戻受付期間を過ぎると払い戻し不可となります。そのため、払い戻しをおこなう際は、期間を経過しないよう十分に気を付けましょうね。
4.まとめ
JALでは、台風などの原因により欠航・遅延してしまった場合、手数料不要で予約変更(振り替え)・払い戻し(取り消し)の対応をしてくれます。なお、手数料不要とはいえ、手続き期間や場所、また対象航空券などが定められているため、本記事で紹介した内容をしっかりと頭に入れておくようにしましょう。
また、JALが欠航・遅延してしまった際、運航情報をリアルタイムにキャッチすることが大切です。そうすれば、落ち着いてかつスピーディに行動に移せるようになるはずですよ。また、JALではメールサービスを利用することで、運航情報をいつでも教えてくれることもご紹介しました。運航情報をリアルタイムでつかみたいときは、ぜひメールサービスを活用してみてくださいね。
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