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「陶器づくり体験に興味がある」
そんな方におすすめしたい旅行先は、岡山県にある備前市です。

備前焼の町として有名な備前市。市内には多くの工房があり、自分だけのお皿や湯のみが手作りできます。

備前市は瀬戸内海に面しているため、獲れたての新鮮な海の幸も楽しめますよ。

当記事では備前市のおすすめ観光地・グルメを8つご紹介します。観光をご検討されている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

1.備前市は海の幸・山の幸・学びが得られる備前焼の産地

備前市は岡山県の南東部に位置しています。兵庫県と一部隣接しており、南部は瀬戸内海に面しています。

総面積の75％※を山林が占めているため、海も山も楽しむことができます。
※参考：備前市・日生町・吉永町合併協議会

歴史や学問に縁深い施設も多く、子供たちの健やかな成長に力を注いでいます。

また、備前市は良質な陶器として知られる「備前焼」の産地です。

市内には備前焼が購入できるショップはもちろんのこと、陶芸家の作品が観賞できるミュージアムや、備前焼づくり体験（土ひねり体験）ができる工房がたくさんあります。

2.備前市のおすすめ観光スポット【5選】

備前市を観光するなら、備前焼づくりや瀬戸内海が楽しめるスポットがおすすめです。

当記事では厳選した5つの観光スポットをご案内します。

まずは備前市の代名詞ともいえる、備前焼づくり体験ができる観光スポットからご紹介します。

備前焼伝統産業会館

写真提供：備前観光協会

「焼き物といえば備前焼」と思う方も多いかもしれません。

備前焼は日本六古窯※のひとつとして、日本遺産に認定されています。
※日本六古窯……備前焼、越前焼、瀬戸焼、常滑焼、信楽焼、丹波立杭焼。

備前焼伝統産業会館3階の陶芸教室では、備前焼作家のレクチャーを受けながら「土ひねり体験」が楽しめます。

制作にかかる時間はおよそ1時間です。（要予約制）
※体験後、作品のお届けにはお時間をいただきます。
※作品の郵送には別途で料金がかかります。

2階ではプロが作った備前焼の展示・販売がおこなわれています。

1階では備前市の特産品も販売されていますので、お土産をお探しの際はぜひお気軽にお立ち寄りください。

▼備前焼伝統産業会館

住所	岡山県備前市伊部1657-7
営業時間	（1階）9:00～17:30 （2階）9:30～17:30 土ひねり体験・受付時間 （3階）10:00～15:00
入場料	無料
料金（送料別）	・電気窯……3.300円 ・登窯……3,850円 ※土曜・日曜・祝日のみ体験可能です。 ※体験の受入人数は25人までです。 ※受入人数に限りがあるため、体験希望日の5日前までにご予約をお取りください。
定休日	火曜日・年末年始（12月29日～1月3日）
お問合せ先	0869-64-1001（岡山県備前焼陶友会）
HP	https://touyuukai.jp/buy.html

五味の市

写真提供：備前観光協会

五味の市（ごみのいち）は、日生町漁業協同組合が運営に携わっている活気のある魚市場です。獲れたての新鮮な海鮮がお得な価格で購入できます。

質が良くおいしい旬の海産物を求めて、多くの方が訪れる人気のスポットです。

11月ごろから牡蠣が旬をむかえるため、牡蠣好きにはたまらない場所となっています。

お取り寄せ・通信販売もおこなっていますよ。年末年始・お正月などの席にぴったりの海の幸が販売されています。

のりの佃煮など、ご飯のおともになる一品も多数取りそろえています。

▼五味の市

住所	岡山県備前市日生町日生801-8
営業時間	8:00～16:00
定休日	水曜日
HP	https://www.hinase.net/

特別史跡旧閑谷学校

写真提供：備前観光協会

特別史跡旧閑谷学校（旧閑谷学校）は、江戸時代前期に創建された庶民のための公立学校です。

2015年（平成27年）には「近世日本の教育遺産群」として、日本遺産に認定されています。

学ぶ心・教育に対する熱意は現代にも受け継がれており、講堂見学・講堂学習などの研修プログラムが体験できます。

講堂学習は5名～200名まで参加でき（要予約制）、小中学生の受講料は80円・高校生以上は320円となっています。
※別途で施設使用料がかかります。（小中学生は50円、高校生は60円、一般は200円）

▼特別史跡旧閑谷学校

住所	岡山県備前市閑谷784
入館料	大人……400円 小中学生……100円 65歳以上……200円
営業時間	9:00～17:00
休館日	年末年始
HP	http://shizutani.jp/

古代体験の郷まほろば

写真提供：備前観光協会

「古代体験の郷まほろば」は縄文時代の集落を復元・再現した施設です。

この施設では火起こしやカヌー体験、貝殻工作などが楽しめます。

日帰りでできる体験コースもありますが、宿泊も可能で当時の家を模した高床式住居や竪穴式住居に泊まることができます。

天候によっては天体観測もできるため、よく観測したい方は望遠鏡などを用意するとよいです。

ご家族、ご友人同士でも楽しめる自然を生かした施設となっています。

▼古代体験の郷まほろば

住所	岡山県備前市日生町鹿久居島
事前予約	要予約
定休日	水曜日
HP	http://www.ikoi-okayama.com/mahroba/

BIZEN中南米美術館

写真提供：備前観光協会

BIZEN中南米美術館には、中南米諸国で発見された考古学や民族学にまつわる資料・美術品が約2,100点保管されています。

「日本で唯一の中南米考古学美術館」といわれている美術館で、1975年（昭和50年）に開館されました。

おもに、古代アメリカ大陸で作られた土器や土偶・織物などの文化遺産が展示・収蔵されています。

収蔵されているものはどれも歴史的価値が高く、質や状態が良いものばかりです。

2022年12月現在、入館には事前予約が必要となっています。

営業日であっても予約が入っていないときは休館となりますので、入館をご希望の方は2日前には予約しておきましょう。

▼BIZEN中南米美術館

住所	岡山県備前市日生町日生241-10（日生駅から徒歩約8分）
予約	事前予約入館制（営業日は以下の4シフトで入館可能です。） 1……10:00～11:30 2……11:45～13:15 3……13:30～15:00 4……15:15～16:45 ※予約が入っていない日は休館いたします。 ※予約が入っていないシフト時間帯も休館となる場合があります。
営業時間	10:00～16:45
入館料	大人……700円 高・大学生……500円 小中学生……300円
定休日	月曜日・木曜日・年末年始
HP	https://www.latinamerica.jp/

3.備前市のおすすめグルメ【3選】

備前市のグルメといったら、まず思い浮かぶのが瀬戸内海近辺で獲れる海産物です。

ここでは備前市のおすすめのグルメを3つご紹介いたします。

まずおすすめしたいのが、備前市の郷土料理「カキオコ」です。

カキオコとは、牡蠣がふんだんに使用されているお好み焼きのことです。

備前市の牡蠣の獲れる時期は11月～4月上旬となっていますので、この時期に備前市をご旅行されるときはぜひ一度ご賞味ください。

写真提供：備前観光協会

11月～4月はワタリガニ（メス）の旬でもあります。メスのワタリガニには内子があり、それが絶品と評判です。
※オスのワタリガニの旬は7月～11月ごろです。

シンプルに蒸して食べるも良し、お味噌汁やカニ飯、パスタのソースとしてもいただける海の幸です。

3つ目におすすめしたいのが「備前カレー」です。地元の野菜やフルーツ、シーフードが使用された備前カレーは栄養満点。

小さなお子さんから大人まで、幅広い年齢層から支持を得ている備前市のグルメです。

写真提供：備前観光協会

4.備前市を観光するなら綿密な旅行プランを立てよう

すみずみまで備前市を楽しみたい方は、旅行プランを細かく計画してみてください。

例えば「備前焼づくり体験がしたい」という場合は、工房に行くまでにかかる時間や体験にかかる時間を調べておきましょう。

旅行の際はいくつかの観光スポットを見て回るかと思います。

営業時間や予約制なのかを事前にしっかりと確認しておくと、日帰り旅行でも十分に楽しめる旅行プランとなるでしょう。

備前市は大きく分けると、吉永エリア・備前エリア・日生エリアの3つがあります。

備前焼の文化を楽しみたい方には「備前エリア」、五味の市に行きたい方には「日生エリア」、自然や故郷といった景色を見たい方には「吉永エリア」がおすすめです。

5.備前市へのアクセス

備前市には9つの駅があります。そのなかから当記事では、陶芸の町として親しまれている「伊部駅」に注目して、そのアクセス方法をご紹介いたします。

東京駅（東京方面）から公共交通機関を使って行くときは、岡山駅を経由することが多いです。

東京駅から岡山駅までは新幹線（のぞみ）で片道約3時間10分です。岡山駅から伊部駅までは、電車で片道約40分です。

瀬戸内海方面・五味の市の方面へ行きたいときは「日生駅」に向かってください。

岡山駅から日生駅までは、電車で片道約55分です。

6.まとめ

備前市は歴史と学びの大切さが知れる町です。学びの場には学生だけでなく大人も参加できます。

備前焼づくり体験（土ひねり体験）も人気があり、そのために備前市に行く方も少なくありません。

新型コロナの影響により定員を制限している工房もありますので、体験参加を希望される方は事前予約を済ませてからご旅行をお楽しみください。