- JAL航空会社
2023.07.04
JAL航空券払い戻し|予約変更・取消時の払い戻し手続き方法や手数料について国内線・国際線まとめて解説!
JALの航空券を予約・購入したけど飛行機に搭乗できそうにない、という場合は予約変更・予約取り消しをおこなうことになります。なおこのとき、支払った航空券の料金はどうなるのか、と思われる方もいるでしょう。
このような状況において、JALでは払い戻しにて対応してもらうことが可能です。この記事では、そんなJALでの払い戻しについて解説していきます。もしものときに備えて、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。
1.JAL払い戻し基本情報
JALで払い戻しをおこなってもらうことになる状況としては、基本的には航空券の予約変更・予約取り消しをする場合があげられます。つまり、払い戻しをしてもらう前には、予約変更・予約取り消しといったステップを踏む必要があるということ。
なお、この予約変更・予約取り消しに関しては注意点があります。まずはそのことについて確認しておきましょう。
■予約変更・予約取り消しは飛行機出発前に
予約変更・予約取り消しにおいて大切なこととして、これらの手続きをおこなわなければならなくなった場合、飛行機の出発20分前までにおこなう必要がある、ということがあげられます。というのも、この制限時間までに予約変更・予約取り消しの手続きをおこなわなかった場合、以下のようなデメリットが生じるためです。
【2つのデメリット】
予約変更可能の航空券でも予約変更ができなくなる
取消手数料が高額になる
そもそもJALの航空券には、予約変更可能・予約変更不可というものが設定されています。しかし、予約変更可能という条件は、飛行機が出発する前までのこと。そのため、予約変更可能な航空券であっても、飛行機が出発した後には予約変更をすることができなくなるのです。
なお、航空券の予約変更の可否にかかわらず、飛行機が出発してしまった後に予約変更・予約取り消しをおこなおうとする場合、高額な取消手数料が発生する場合があります。
このように、払い戻し前の手続きにおいては大きな注意点があるのです。せっかく支払った航空券の料金を返金してもらうことができるというのに、高額な取消手数料が発生してしまってはもったいないですよね。そのため、予約変更・予約取り消しに関しては、必ず時間を守っておこなうようにしましょう。
■払い戻し手続き|受付期間・手数料・必要なもの・場所
では実際に、ここからはJALの払い戻しについて解説していきます。まずは、基本情報について確認していきましょう。
【JAL払い戻し基本情報】
【注意1】手続き受付期間 | 航空券有効期間内/有効期間満了日から10日以内 |
---|---|
払戻手数料 | 440円/1区間につき |
【注意2】手続き場所 | JAL公式サイト/電話/空港カウンター |
※2020年1月23日時点の情報です。
※JMB:JALマイレージバンクのことです。会員になることでマイルを貯めることができるようになります。
【注意1】
上記の表の中で最も注意が必要なのが、払い戻しに手続き受付期間が設定されているということ。この期間を経過してしまうと、払い戻しをおこなってもらうことができません。そのため、必ず守るようにしてください。
ちなみに、航空券の有効期間は、以下のように予約変更可能・予約変更不可の航空券ごとに設定が異なります。
【航空券有効期間】
・予約変更可能航空券
→予約した航空券は予約便に限る/予約していない航空券は航空券発行日、また発行日翌日から1年間(株主割引に関しては予約したものは予約便に限る/予約していない航空券は株主優待券に記載された有効期間が適用)
・予約変更不可航空券
→予約した航空券に限る
【注意2】
また、払い戻しの手続き可能な場所に関しても注意すべきことがひとつあります。それが、航空券を空港カウンターにて現金払いで購入した場合は、JAL公式サイトにて払い戻しの手続きをおこなうことができないという点です。
なお、JAL公式サイト・電話・空港カウンター(クレジットカード払いに限る)にて航空券を購入した場合は、それぞれいずれの場所においても払い戻しの手続きに対応しています。また、払い戻しの方法、つまりどのような形で返金されるのかは、以下のように航空券を購入した方法によって異なるため、この点も頭に入れておきましょう。
【クレジットカード払い】
カード会社を通じて払い戻し
【コンビニ払い・インターネット振込・ATM払込】
銀行口座振込での払い戻し
空港カウンターにて現金での払い戻し
2.悪天候や機材故障の際の払い戻しは手数料不要
ここまでは自己都合による、JALの払い戻しに関しての内容でした。一方で、自己都合以外の、以下のようなことが理由で予約変更・予約取り消しをおこない、払い戻しを希望される方もいるのではないでしょうか。
【自己都合以外の理由】
悪天候による欠航や遅延
飛行機の故障などのトラブルによる欠航や遅延
実はこのような場合は、手数料不要で予約取り消し・払い戻しに対応してもらえることがあるのです。また、振り替え(予約変更)に関しても手数料不要でおこなえることもあります。
ここでは、このような自己都合以外の理由によるJALの対応について、払い戻しをメインに見ていきましょう。
■手数料不要の対象になるのはどんなとき?
手数料不要で予約取り消し・払い戻し・振り替え(予約変更)に対応してもらえる具体的な場合としては、以下の2点があげられます。
【手数料不要になる具体的な場合】
1.JAL公式サイトにて、「航空券の特別な取り扱い対象空港」に予約した路線の空港が含まれている場合
2.JAL公式サイトにて、「発着案内」の予約した飛行機の横、また「欠航・遅延便検索」の備考欄に「*」のマークの記載がある場合
上記のことは、JAL公式サイトで簡単に調べることができます。まずは、自分の状況が該当するかどうかを調べてみましょう。
運航に影響が見込まれる際の変更・払い戻し(JAL公式サイト)
なお、実際に上記のようなものに該当するという場合でも、なぜ欠航・遅延などが起きてしまったのか、という理由によって手続き内容は変わってきます。
■欠航・遅延理由別手続き内容の確認
自己都合以外における欠航・遅延の理由としては、すでに前述でも触れましたね。それが、「天候などの自然が理由である場合」と、「JAL側の機材故障などが理由である場合」です。それぞれの理由ごとの手続き内容を、ここでは確認してきましょう。
□天候などの自然が理由である場合
嵐などの影響で予約取り消し・払い戻し・振り替え(予約変更)をした場合、手数料は不要になることがあります。
・払い戻しについて
払い戻しに関してですが、これは航空券の購入場所、また支払い方法によって手続きをおこなうことができる場所が異なるので注意が必要です。また、最も注意が必要なのが、受付可能期間が定められている、という点。以下のように、払い戻しをする上では受付可能期間が定められているので、気を付けましょう。
【払い戻し受付可能期間】
予約変更可能航空券:航空券有効期間+10日/飛行機出発予定日+40日(いずれか長い方)
予約変更不可航空券;飛行機出発予定日+40日
・振り替え(予約変更)について
振り替え(予約変更)の手続きは、JAL公式サイトにておこなうことができます。ちなみにこの振り替え(予約変更)は、本来は予約変更不可である航空券でも1回限定ではありますが可能となっていますよ。
ただし、支払い方法や手続き可能期間、また搭乗可能期間が以下のように定められているため、注意しましょう。
対応支払い方法 |
クレジットカード払い 現金払い(コンビニ払い・インターネット振込・ATM払込) e JALポイント、JALクーポン |
---|---|
手続き可能期間 |
【欠航の場合】 予約飛行機の出発20分前まで 【遅延の場合】 予約飛行機の出発当日まで |
振り替え(予約変更)便への搭乗可能期間 |
【予約変更可能航空券】 航空券有効期間/飛行機出発予定日+30日 ※いずれか長い方 【予約変更不可航空券】 飛行機出発予定日+30日 |
※2020年1月23日時点の情報です。
なお、振り替え(予約変更)の手続きは、電話・空港カウンターでもおこなうことは可能です。
□ JAL側の機材故障などが理由である場合
JAL側の都合が理由で欠航・遅延をした場合も、手数料不要で予約取り消し・払い戻し・振り替え(予約変更)の対応はしてもらえます。また、それらのルールは天候などの自然が理由である場合と基本的には同じです。しかし、振り替えに関しては、なんとJALの飛行機以外の交通手段へも対応となる、という違いがあります。
・JALグループ便以外への振り替え(予約変更)
JAL以外の飛行機への振り替え(予約変更)としては、ANAのみが可能となります。なお、手続き場所によって対象の航空券は以下のように決められているため、しっかりと確認しておきましょう。
JAL公式サイトでの手続き |
普通運賃 往復割引 身体障がい者割引 JALビジネスきっぷ 株主割引 介護帰省割引 特別乗継割引 離島割引 |
---|---|
JAL公式サイト以外での手続き |
先得 特便割引 乗継割引 特別乗継割引 |
※2020年1月23日時点の情報です。
なお、JAL公式サイト以外では、電話または空港カウンターにて手続きをおこなうことが可能です。
・飛行機以外の交通手段への振り替え(予約変更)
飛行機以外の交通手段への振り替え(予約変更)に関しては、予約していた航空券の料金が上回った場合、その差額はJALが負担してくれます。ただし、飛行機以外の交通手段の手配は自分でおこなう必要があるため、この点は覚えておきましょう。
なお、この際の払い戻しに関しては、以下のように対象航空券・支払い方法・手続き可能期間が設定されているのでしっかりと確認しておいてください。
対象航空券 |
先得 特便割引 乗継割引 特別乗継割引 普通運賃 往復割引 身体障がい者割引 JALビジネスきっぷ 株主割引 介護帰省割引 |
---|---|
支払い方法 |
クレジットカード 現金(コンビニ払い・インターネット振込・ATM払込) |
手続き可能期間 | 飛行機出発予定日の2日後まで |
※2020年1月23日時点の情報です。
3.国際線の払い戻しについて
JALの国際線において、払い戻しを希望される方もいるでしょう。結論からいうと、国際線であっても払い戻しをおこなうことは可能です。
ただし、航空券の種類によっては取消手数料が設定されているものもあります。この場合、払い戻し額は航空券料金から取消手数料が引かれたものになります。さらに、航空券の種類によってはそもそも払い戻しの対象外となっているものもあるのです。
このように、JALの国際線における払い戻しは、航空券の種類によって可否や細かなルールがあります。そのため、自分が購入した航空券の規則をまずは確認しましょう。
■払い戻しの手続き場所は航空券購入場所による
払い戻しの手続き場所は、航空券をどこで購入したのかで変わります。以下で確認しておきましょう。
【JAL公式サイトで購入した場合】
JAL公式サイト
各国の予約センター・市内カウンター
【JAL公式サイト(モバイル)で購入した場合】
JAL公式サイト・JAL公式サイト(モバイル)
各国の予約センター・市内カウンター
【予約センター・市内カウンター・空港カウンターで購入した場合】
購入した国の予約センター・市内カウンター
ちなみに、旅行会社で航空券を購入した場合は、その旅行会社に問い合わせをする必要があります。
■払い戻し手続き受付期間に注意
また、払い戻しの手続き受付期間も設けられているため、注意が必要です。なお、この手続き受付期間は航空券・EMDごとに定められています。
※EDMとは、航空会社などが発行する電子証票のことです。
【航空券】
予約センター・市内カウンターで申請した場合
→旅行開始前:航空券発行から1年30日以内
→旅行開始後:旅行開始から1年30日以内
【EMD】
→発行から1年30日以内
4.まとめ
JALの払い戻しは、受付期間や手数料、必要なものや手続き場所などが細かく定められています。また、これらの項目ごとには注意点が多くあり、それらを知っておかなければ大きな損失をだしてしまうことも。
そのため、払い戻しを希望されている方は本記事で紹介した内容をしっかり頭に入れておきましょう。そうすれば、急に予約変更・予約取り消しをすることになった場合でも、損をせずに対応できるはずです。
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