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2023.07.04
【ダイナミックパッケージとは?】ANAやJALはもちろんLCCでも利用可能!旅行目的ならメリットが豊富
飛行機を利用して数日間の旅行などを計画する場合、往路と復路の航空券、そしてホテルなどの宿泊施設を予約することになるでしょう。とはいえ、これらを別々で予約しなければならないというのは少々手間ですよね。
そんなときには、ダイナミックパッケージの利用がおすすめです。
この記事では、そんなダイナミックパッケージについて、概要や利用する上でのメリットについて紹介していきます。また、このダイナミックパッケージはどこで予約することができるのかについても、紹介していきますね。
1.ダイナミックパッケージはどんなもの?
まずここでは、ダイナミックパッケージがそもそもどのようなものなのか、ということを紹介していきます。なお、似たサービスも存在するため、その違いについても触れていきますね。
■ダイナミックパッケージとは
本記事の冒頭でも軽くお伝えしましたが、ダイナミックパッケージとは往路と復路の飛行機の航空券とホテルなどといった宿泊施設をまとめて簡単に予約することができるサービスのことです。わざわざ往復航空券の予約と宿泊施設の予約を別々で手続きする必要がないため、旅行の計画を非常にスムーズに済ませることができます。
なお、本記事では飛行機の航空券にフォーカスを当てていますが、新幹線などの移動手段を利用することができるダイナミックパッケージも存在しますよ。
なお、このダイナミックパッケージには似た他のサービスが存在します。それが、パッケージツアーと呼ばれるもの。このパッケージツアーに関しても、往路と復路の航空券と宿泊施設をまとめて簡単に予約することができるサービスとなっています。
しかし、ダイナミックパッケージとは大きく異なる点があるのです。
■パッケージツアーとの違い
ダイナミックパッケージとパッケージツアーは、非常に似たサービスです。しかし、このふたつのサービスには大きな違いがあります。
それが、組み合わせの自由度の高さです。
ダイナミックパッケージは往路と復路の航空券、そして宿泊施設を、予約時点で空きのあるものから自由に選んで組み合わせることができます。しかし、パッケージツアーに関してはそれができないのです。
パッケージツアーは別名、募集型企画旅行と呼ばれており、すでにすべて予定が組まれているものを指します。つまり、往路と復路の航空券はもちろん、宿泊施設に関してもすでに決められているのです。
また、ツアーということもあり、添乗員がいたり旅行先ではガイドが案内してくれたりする場合もあります。この点も、ダイナミックパッケージとの違いといえるでしょう。
ちなみに、パッケージツアーの中にはフリープランと呼ばれるものがあります。これは、添乗員やガイドがなく、基本的に旅行先では自由に行動できるというものです。
このように聞くと、ダイナミックパッケージと同じではないか、と思われる方もいるかもしれませんね。しかし、フリープランのパッケージツアーといえども、やはり往復の航空券と宿泊施設は決められているのです。
2.ダイナミックパッケージのメリット
ダイナミックパッケージは往路と復路の航空券と宿泊施設をまとめて簡単に予約することができるということ以外にも、さらに多くのメリットが存在します。そんなメリットについて、ここでは見ていきましょう。
■メリット①:ひとつのサイト上で予約を完結できる
旅行を計画している中で、Aサイトで往路と復路の航空券を予約して、Bサイトで宿泊施設を予約して……というように、サイトを行ったり来たりするのは手間ですよね。
しかし、ダイナミックパッケージであれば、ひとつのサイト上で一括で予約を完結させることが可能です。複数のサイトを行ったり来たりする必要がないという点は、旅行を計画する上で非常に助かるでしょう。
■メリット②:前日まで予約可能
ダイナミックパッケージはどこで予約するかにもよりますが、比較的直前の予約でも対応してもらえる場合が多いようです。実際にダイナミックパッケージを提供しているANAやJALでは、なんと前日まで予約可能となっています。
ちなみに、ANAやJALでは前述でも触れたパッケージツアーも提供しています。なお、こちらの予約期限は1週間前までです。このことからも、ダイナミックパッケージの方が融通の利きやすさという点においては、メリットがあるといえますね。
■メリット③:充実したオプションの完備
ダイナミックパッケージでは、実は往路と復路の航空券と宿泊施設以外にもまとめて予約することができるものがあります。それは例えば、旅行先の現地で利用するレンタカーやバスなど。
また、他にも観光スポットなどの入場券や食事券などを、あわせて予約できることもあります。旅行や観光が目的である、という方にとって、これは非常に大きなメリットとなるでしょう。
■メリット④:マイルが貯まりやすい
ダイナミックパッケージのメリットとしては、マイルを貯めやすい、という点もあげられます。ダイナミックパッケージを提供しているANAやJALを例に見てみると、なんとフライトとは別にマイルが付与されることもあるのです。
例えば、指定の宿泊施設を利用すればプラスでマイルが付与される、などのサービスが多く展開されています。マイルを貯めている、もしくはマイルを貯めたいという方にとって、これはうれしいポイントといえるのではないでしょうか。
3.ANAのダイナミックパッケージの料金を見てみよう
ダイナミックパッケージは、旅行などをする上では非常に魅力的なサービスです。とはいえ、料金が気になる、という方も当然いることでしょう。
往路と復路の航空券と宿泊施設をまとめて予約することができて
→便利だけど安いのか?
→便利だから高いのか?
実はこのダイナミックパッケージ、基本的には往路と復路の航空券と宿泊施設を別々で予約するよりも、安くなる場合が多いのです。実際にここでは、国内大手航空会社であるANAのダイナミックパッケージの料金を見てみましょう。
■ANAのダイナミックパッケージ料金例
ANAのダイナミックパッケージの料金として、ここでは2020年1月6日時点調べのものを例に紹介していきます。なお、経路や宿泊施設は以下の通りです。
往路フライト | 羽田空港→新千歳空港 | 2020年1月30日 12:00発→13:35着 |
---|---|---|
宿泊施設 | アパホテル&リゾート<札幌>(素泊まり) | |
復路フライト | 新千歳空港→羽田空港 | 2020年1月31日 20:30発→22:10着 |
合計料金 | 24,200円(税込) |
では、上記と同じ条件で、往路と復路の航空券と宿泊施設を別々で予約した場合の料金はどうなるのでしょうか。以下で確認してみましょう。
【往路と復路の航空券と宿泊施設を別々で予約した場合】
・往路フライト:20,360円(ANA SUPER VALUE 21)
・宿泊施設:3,760円
・復路フライト:22,860円(ANA SUPER VALUE 21)
・合計料金:46,980円
※フライトの日時、宿泊施設は同じ条件です。
※料金は税込です。
上記のことから、別々よりダイナミックパッケージで往路と復路の航空券と宿泊施設をまとめて予約した方が非常に安いことがわかりますね。そのため、宿泊を要する場合に飛行機に搭乗する際は、このダイナミックパッケージの利用がおすすめであるといえるのです。
4.ダイナミックパッケージはどこで予約できる?
非常に便利でお得なダイナミックパッケージですが、どこで予約することができるのだろう、と疑問を持たれている方もいるでしょう。このダイナミックパッケージというものは、基本的には以下のようなところで予約をすることができます。
【ダイナミックパッケージを予約できるところ】
・旅行代理店
・航空券販売サイト
・航空会社
まず、旅行代理店についてですが、例としてはJTBやHISなどがこれに当てはまります。このような旅行代理店のダイナミックパッケージは、飛行機だけでなく新幹線などの移動手段も利用可能となっている場合が多いようです。
次に、航空券販売サイトについてですが、航空券だけを販売しているイメージを持たれている方も多いかもしれませんね。しかし、実は宿泊施設をセットで予約することができるものも多くあるのです。
例としては、エクスペディアやエアトリといったサイトがあげられます。ちなみに、旅行代理店についても同じことがいえますが、これらを利用してダイナミックパッケージを予約する場合、航空会社を複数の中から自由に選ぶことが可能です。往路と復路で利用する航空会社を変えてみる、なんて楽しみ方もできますよ。
最後のダイナミックパッケージを予約可能なものとしてあげられるのが、航空会社です。本記事でもすでに何回か登場していますが、なんといってもANAとJALのダイナミックパッケージは知名度が高いため知っているという方も多いのではないでしょうか。
なお、他にも国内航空会社のAIR DO(エアドゥ)やスターフライヤーなどにも、ダイナミックパッケージは存在します。さらにLCC、いわゆる格安航空会社であるジェットスターなどにも設定されていますよ。
ちなみに、予約期限や利用可能なオプションなどは、どこのダイナミックパッケージを利用するかで異なることがあるため、予約する前にしっかり確認するようにしましょう。
5.まとめ
ダイナミックパッケージとは、往路と復路の航空券と宿泊施設をまとめて簡単に予約をすることができるというサービスです。また、まとめて予約できるということ以外にもさまざまなメリットがあります。予定が直前でも予約できる場合があったり、マイルが貯まりやすかったり、さらには現地で使えるレンタカーや食事券までも予約できたりなど。
また、料金面に関してはとても魅力的であるといえるでしょう。往路と復路の航空券と宿泊施設を別々で予約するよりも大幅に安く済ませることができます。これから旅行に行こうと考えている方は、ぜひ一度利用を検討してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、航空券を安く買う方法に関しては、「【国内・海外】格安航空券を安く買う方法|早期/直前予約やLCCの利用・予約タイミングなど最安値を狙うコツ」、にてさらに詳しく紹介しています。飛行機に安く搭乗したいという方は、こちらもあわせてぜひどうぞ!
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