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2023.07.04
航空券の安い曜日はいつ?安い値段で予約するコツ|予約・購入時期&タイミング&時間帯を解説!
飛行機の運賃は、一定ではありません。そのため、予約するタイミング、1週間の『曜日』によってその料金が異なります。できるだけ安く航空券を買いたいときは、『航空券の安い曜日』をねらいましょう。
当記事では、航空券が安くなる曜日、お得な時間帯、航空券価格を比較するコツをご紹介いたします。「少しでも航空券を安く買いたい」方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
なお、曜日という点以外において航空券を安く買う方法を知りたいという方は、「【国内・海外】格安航空券を安く買う方法」もぜひご覧ください。
1.航空券を安く買うことができる『安い曜日』はいつ?
ここでは航空券の安い曜日について解説していきます。結論からいえば、航空券の安い曜日は、基本的に平日とされています。
・平日がねらい目!
飛行機のチケット価格は、休日よりも平日のほうが安い傾向にある、といわれています。なかでもとくに安い曜日とされているのは、以下の通りです。
☆1週間の内、運賃が安くなりやすい曜日:<月~木曜日>
搭乗客が多くなるシーズン・少なくなるシーズンにもよりますが、基本的には月曜・火曜・水曜・木曜が安くなりがちです。
金曜日は、休日の前なのでその分航空券も高くなってしまうことがあります。「金曜+休日の航空券はやや高額になりがち」です。
ただし、休日最終日の日曜日は、金曜や土曜と比べるとそれほど高くならないこともあるため、注意が必要です。
以下にて、国内大手4航空会社の曜日別運賃をご紹介します。曜日ごとにどのぐらい運賃差があるのか、チェックしてみましょう。
航空会社4社の曜日ごとの値段
【羽田空港→新千歳空港】
ANA | JAL | スカイマーク | エアドゥ | |
---|---|---|---|---|
月曜日 | 9,160円 | 10,160円 | 8,160円 | 9,160円 |
火曜日 | 9,160円 | 9,160円 | 8,160円 | 9,160円 |
水曜日 | 9,160円 | 9,160円 | 8,160円 | 9,160円 |
木曜日 | 9,160円 | 10,160円 | 8,160円 | 9,160円 |
金曜日 | 12,660円 | 12,660円 | 9,160円 | 11,760円 |
土曜日 | 11,160円 | 11,160円 | 9,160円 | 11,060円 |
日曜日 | 9,160円 | 9,860円 | 8,160円 | 9,060円 |
※2019年11月11日時点
※2020年2月17日(月)~2019年2月23日(日)の1週間の最安値運賃です。
※運賃は変動することがあります。
上記の表をよく見てみると、全社とも金曜日の航空券の値段がもっとも高くなっていることがわかりますね。また、その翌日の土曜日に関してもやや高めとなっています。
一方、月曜日~木曜日の航空券の値段は1週間のなかで見てみると比較的安くなっているのです。この結果からも、航空券は金曜日を除いた平日に安くなる傾向がある、ということがわかります。
・祝日は料金が高くなる傾向にあるため注意
祝日は例外的に、平日の曜日であっても運賃が高くなるため注意が必要です。これは、国内線はもちろん国際線でも同様といえます。
国際線の場合は日本のみならず、現地の祝日やイベントによっても運賃が変動するケースがあるため、運賃を安く抑えたいときはしっかり調べておきましょう。
・曜日によって航空券の値段が変動するのは「利用客数」が要因となっている
曜日によって航空券の値段が変動する理由には、「利用客数」が関係しています。じつは飛行機のチケットの価格は、利用客数が多いときは高めに、逆に利用客数が少ないときは安めに航空券の値段が設定されるのです。
これには、「航空会社側が1回のフライトでいかに利益を出せるか」、ということが関係しているといわれています。飛行機というものは、1回のフライトをするために機体そのものやその整備、また燃料や乗務員などの費用が発生します。そのため、搭乗率が低ければ航空会社側が損になってしまうのです。
週末の方が平日よりも航空券の値段が高くなる傾向にあるのは、週末の方が飛行機の利用客数が多くなるためです。よって、航空券を安く買うには、利用客数が比較的少ない平日を狙うことがおすすめ、といえます。
しかし実際に値段を確認してみると、必ず平日が安い、とはいえないことも。そのため、極力自分で航空券の値段を確認することが望ましいです。そんなときは、当サイトのソラハピの機能をご活用ください!
国内主要航空会社の格安航空券を多く取り扱うソラハピでは、カレンダー形式でどの日が安いのかを簡単に確認できます。また、電話予約であれば、すぐにお得な航空券を予約することが可能です。
2.LCCも週末だと値段が高くなりやすい
LCC(ローコストキャリア・格安航空会社)とは、人件費や燃料費、また機内サービスなどさまざまな部分でコストカットをすることによって、航空券を安く提供している航空会社のことです。
そんな安さが魅力であるLCCを予約する際は、先ほど例にあげた4社よりも「搭乗する曜日」や「利用客数」に注意する必要があります。
・LCCは「空席予測数」によって航空券の値段を決定する
LCCの多くが空席数に応じた運賃決定方法を採用しています。そしてLCCには早割プランがありません。そのため、航空券の値段は飛行機の空席数がダイレクトに関係してくるのです。
LCCの航空券を安く買うには、曜日を含めて利用客数が多くなるタイミングをしっかり判断できるかどうかが大切となります。
そんなLCCの曜日ごとの航空券運賃も、ここで確認しておきましょう。
【関西国際空港→新千歳空港】
ピーチ | ジェットスター | |
---|---|---|
月曜日 | 6,680円 | 6,720円 |
火曜日 | 5,680円 | 6,010円 |
水曜日 | 5,680円 | 6,010円 |
木曜日 | 6,680円 | 6,010円 |
金曜日 | 7,580円 | 8,660円 |
土曜日 | 12,580円 | 23,120円 |
日曜日 | 6,680円 | 17,520円 |
※2019年11月11日時点
※2020年2月17日(月)~2019年2月23日(日)の1週間の最安値運賃です
(ピーチ:シンプルピーチ/ジェットスター:Starter)
※運賃は変動することがあります。
LCCでも、平日よりも週末の方が航空券の値段が高くなっていることがわかりますね。つまりは週末の方が、利用客数が多くなるということです。
繰り返しになりますが、LCCの多くには割引運賃プランがありません。そのため、LCCで航空券を安く買うためにも、曜日や利用客数が多くなるタイミングをしっかり見定められるようにしましょう。
3.曜日関係なく値段が高くなる場合もある
ここまでで航空券の値段は曜日、特に週末などに高くなる傾向にあるということをお伝えしてきました。その理由として、利用客数が関係していましたね。
しかし、実は曜日に関係なく航空券の値段が高くなるタイミングもあります。
それが、いわゆる繁忙期といわれるタイミングです。この繁忙期は、以下のようなタイミングが当てはまります。
・年末年始
・ゴールデンウイーク
・夏休み
・お盆
・祝日を含んだ連休
などなど
ここでは実際に、繁忙期といわれる年末と正月明けの航空券の値段を航空会社各社で確認してみましょう。
【羽田空港→新千歳空港】
年末 (2019年12月31日) |
正月明け (2020年1月30日) |
|
---|---|---|
ANA | 12,860円 | 9,060円 |
JAL | 12,160円 | 10,060円 |
スカイマーク | 15,360円 | 8,160円 |
エアドゥ | 11,160円 | 8,060円 |
※2019年11月11日時点から計算した運賃
※運賃は変動することがあります。
※年末(2019年12月31日)の最安値と正月明け(2020年1月30日)の運賃比較表
【関西国際空港→新千歳空港】
年末 (2019年12月31日) |
正月明け (2020年1月30日) |
|
---|---|---|
ピーチ | 9,780円 | 5,680円 |
ジェットスター | 15,990円 | 10,390円 |
※2019年11月11日時点から計算した運賃
(ピーチ:シンプルピーチ/ジェットスター:Starter)
※運賃は変動することがあります。
※年末(2019年12月31日)の最安値と正月明け(2020年1月30日)の運賃比較表
上記のように、いわゆる年末の方が各社とも航空券の値段が高いことがわかりますね。つまり、このタイミングで飛行機を利用しようと考える方が多いということです。ではこのような繁忙期において、どのようにすれば航空券を安く買うことができるのか、と疑問を持つ方も多いでしょう。
その方法の1つとして、思い切って飛行機に搭乗するタイミングをずらす、という手があります。しかし、どうしても外すことができない用事があるなど、そのタイミングで飛行機に搭乗して希望路線を移動しなければならないということもあるでしょう。
・セールを利用することで繁忙期でも格安に!
繁忙期において、そのタイミングで飛行機に搭乗することが決まっているという方は、早期予約割引プランを利用すると、航空券を安く買うことができるでしょう。さらに安く飛行機に搭乗したい場合は、タイミングが合えばLCCのセールを利用するという方法もありますよ。
LCCのセールでは、チケットの価格が3千円を下回ることもあり、航空券とは思えない料金が設定されていることも。
LCCのセールチケットはとても人気で、そのうえいつ開催されるかがわからない不定期なものが多いです。いつ開催されても対応できるように、LCCのメルマガや公式SNSなどを活用して、情報をいち早く入手できるように準備しておきましょう。
繁忙期等、飛行機の利用客数が多くなるタイミングにおいては、上記のように基本的には早め早めの行動が大切です。
航空券を安く買うためにも、飛行機に搭乗するタイミングが航空業界にとってどのような時期にあたるのかを事前にしっかり把握しておくようにしましょう。
4.出発時間帯によっても値段が変わる?
ここまでで、航空券の値段は曜日や繁忙期などのタイミングによって変動することがわかっていただけたのではないでしょうか。しかし、実はさらに細かく見てみると、1日のフライトの時間帯によっても、航空券の値段は変動することがあるのです。
【羽田空港→新千歳空港】
2019年11月11日の時間帯別最安値 | |
---|---|
6:15→7:45 | 18,960円 |
9:00→10:35 | 22,860円 |
17:00→18:35 | 20,060円 |
20:40→22:15 | 19,160円 |
※2019年11月11日時点の2019年12月5日のANA SUPER VALUE 21の運賃です。
※運賃は変動することがあります。
※ダイヤは変動することがあります(表のダイヤは一部抜粋して表記しています)。
上記の表から、特に早朝や夜の便は航空券の値段が安く設定されていることがわかりますね。一般的には上記の表のとおり、早朝と夜の便の航空券運賃は安くなる傾向にあるのです。
この理由は先ほどお伝えしたように、利用客数が関係しています。つまり、これらの時間帯の便は利用客数が少ないということです。
実際に早朝の便に関しては、空港へ向かうまでの公共交通機関の都合上利用するのが難しいという方がいるでしょう。また夜の便に関してもビジネスシーンなどの点から見てみると、利用するという方はあまりいないでしょう。
このようなシーンで飛行機を利用する方は、どちらかというと午前中に目的地へ向かう、という方が多いことが予想されます。
このように、1日のフライトの時間帯によっても航空券の値段は変動することがあるのです。そのため、航空券を安く買うためにも、どの時間帯に出発するのかという点も考慮して予定を計画するとよいでしょう。
※金曜の夜などは高い可能性もあるため注意!
夜便や早朝便は比較的安いのですが、『金曜の夜』などの条件はかえって高くなってしまうケースも多く、席も埋まりやすいです。
【羽田空港→那覇空港】
2019年12月13日(金)の時間帯別運賃 | |
---|---|
6:05→9:05 | 31,910円 |
9:15→12:15 | 42,210円 |
13:00→15:55 | 25,510円 |
20:00→22:45 | 54,310円 |
※2019年12月4日時点の2019年12月13日のANA VALUE 3の運賃です。
※運賃は変動することがあります。
※ダイヤは変動することがあります(表のダイヤは一部抜粋して表記しています)。
このように、午前中の繁忙時間帯にはおよばずとも、金曜日の夜運賃は少々高めであることが分かります。また普通運賃もこの日の最安が46,610円なのに対して、夜の便54,310円と少々高めでした。
この時間帯に予約しよう、という方は、運賃にしっかり注意しておきましょう。
5.できるだけ早めに予約しておけば高い時期でも格安になることも!
『どうしても安い曜日に予約できない……』
『高い曜日・時期でもできるだけお得に予約したい!』
そんなときは、早めの予約で安くなる航空会社が用意したプランを活用してみましょう。
・国内線なら『早期予約割引』もオススメ!
国内線の各航空会社では、『出発予定日より前に予約しておけば、運賃が値引きされる』というプランを展開しているところが多いです。
この日数は航空会社ごとによって異なりますが、中でも2か月以上前(75日前割引など)を利用すると、最大で普通運賃の3分の1まで値下げされることも!
ANA | JAL | |
---|---|---|
JAL 普通運賃 (2020年12月11日) |
38,960円 | 41,160円 |
75日前割引 (2020年3月の運賃) |
9,160円 ~ 21,960円 |
9,160円 ~ 22,560円 |
※2019年12月4日から計算した運賃です。
このように、繁忙期であっても普通運賃よりかなり安くなるこの割引。しかし、「2か月も前に予約なんてとてもできない」という方も多いでしょう。
航空会社ではそんな方のために、前日予約でお得になるプランや、21日前予約でお得になるプランなど、さまざまな条件の割引をそろえていることもあります。
もしどうしても安い曜日に予約できない、という場合は、このような割引を利用するのもよいでしょう。
まとめ
航空券の値段は、曜日によって変動することがあります。中でも月曜~木曜のような週末以外の平日は、比較的運賃も安くなることが多いでしょう。
逆に週末などは高くなる傾向にあるため、航空券を安く買うためにはできるだけ避けた方がよいといえます。
しかし、これらのことはあくまでもこのような傾向がある、というだけの話です。実際には路線や利用客数の変動によって、結果が異なることもあります。そのため、航空券を安く買うためには、自分の目でしっかりと航空券の値段を確認するようにしましょう。
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