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2023.07.04
稚内から札幌は飛行機で行こう!移動費を安くする方法を紹介します!
北海道内の稚内と札幌の間を移動するとき、その移動手段はバス・電車・飛行機などさまざまです。しかし稚内と札幌は同じ道内でも、直線距離を見てみると260kmを超えます。そのため、稚内と札幌の間を移動しようと考えている方のなかには、飛行機の利用を検討している方も多いのではないでしょうか?
移動手段を検討する際に気になるのは、やはり運賃や所要時間です。この記事では、そんな稚内と札幌の間で飛行機を利用したときにかかる運賃・所要時間をメインに解説していきます。飛行機の運賃を安くする方法についても、くわしく紹介していきますよ。
稚内~札幌はANAを使って移動しよう
稚内と札幌の間を飛行機で移動しようと考えたとき、稚内空港と札幌飛行場(丘珠空港)の路線を思い浮かべる方もいるでしょう。しかし、この2つの空港の間には路線がありません。そこで利用する空港が、北海道の玄関口とも呼ばれる新千歳空港です。
この新千歳空港は、稚内空港との間に路線を持っています。この路線を持つ航空会社は、大手航空会社のANAです。
この章では、そんなANAで稚内空港と新千歳空港を移動する上での所要時間・便の本数・運賃を確認していきましょう。
・便の本数と所要時間
稚内空港と新千歳空港の間で、ANAが運航している便の本数は往復でわずか4本です。詳しい時間については、以下の表をご覧ください。
稚内空港発→新千歳空港着 | 新千歳空港発→稚内空港着 |
11:45発→12:40着 | 10:20発→11:15着 |
17:25発→18:20着 | 16:00発→16:55着 |
※ダイヤは変更することがあります。
上記のように、どちらの空港からも午前と午後に1本ずつ飛行機が出ています。そのため、比較的時間の調整はしやすいのではないでしょうか。
また移動時間に関しては、約55分となっています。ただし、この時間は単純なフライト時間で、空港での搭乗手続きなどの時間は含まれていません。
この搭乗手続きは、主に保安検査や手荷物の預託などがあります。ANAの国内線では、保安検査場の通過は出発時刻の15分前までに、また手荷物の預託は20分前までと時間の設定があります。そのため、余裕を持って搭乗手続き時間を約1時間と見積もっておくとよいでしょう。
つまり稚内空港から新千歳空港までの所要時間は、合計約2時間ということになりますね。
・運賃
「運賃はどれくらいかかるのだろう?」、という点が最も気になるという方も多いでしょう。ここでは、実際に稚内空港と新千歳空港の間をANAで移動するときの普通運賃を確認していきます。
稚内空港~新千歳空港 | 普通運賃 |
---|---|
21,470円~ |
※2019年6月6日時点、2019年10月1日の運賃です。
※表示運賃は消費税込、旅客施設使用料込です。
※運賃は変動することがあります。
運賃は上記のようになっています。また、表の日時の運賃は稚内空港発、新千歳空港発のいずれの場合も同じです。
上記の表下部の注意書きにもありますが、この運賃は変動する場合があります。これは、ANAの運賃システムが空席連動制となっているためです。空席連動制とは、飛行機の空席が多ければ運賃は安く、逆に少なければ高くなるというシステムのこと。
そのため、上記の表の運賃はあくまでも目安ということになります。実際に航空券を購入するときには、上記とは運賃が異なる場合がありますので、しっかりと確認をするようにしましょう。
ANAの早割を使えばかなり安くなる!
前章では、稚内と札幌の間を飛行機で移動するときの普通運賃を紹介しました。しかし、なかには「少し高いな」と思われた方もいるかもしれません。そんな方には早割プランがおすすめです。
早割プランとは、搭乗予定日よりもできるだけ早めに予約をすることで、割引されるというもの。この章では、そんな割引プランによって実際にどれほどの割引がされるのか見てみましょう。また、この早割プランにはいくつか注意点があるので、この点に関しても解説していきます。
・早割適用運賃
ANAには、1~75日前までに予約することで割引がされる早割プランが存在します。ここでは、稚内空港と新千歳空港の間で、それぞれの早割適用時の運賃を普通運賃と比較してみましょう。
稚内空港~新千歳空港 | |
普通運賃 | 21,470円~ |
早割75日前 | 7,070円~ |
早割55日前 | 12,770円~ |
早割45日前 | 13,370円~ |
早割28日前 | 14,070円~ |
早割3日前 | 18,170円~ |
早割1日前 | 20,970円~ |
※2019年6月6日時点、2019年10月1日の運賃です。
※表示運賃は消費税込、旅客施設使用料込です。
※運賃は変動することがあります。
上記の表を見れば一目瞭然ですが、普通運賃よりも早割プランの方が安いことがわかりますね。また、なかでも早割75日前に関しては普通運賃の半額以下となっています。このことから、できる限り早めに予約をすることで運賃を安くすることができるといえるでしょう。
・早割プランの注意点
早めに予約をすることで、場合によっては非常に大きな割引が適用される早割プラン。飛行機の運賃を安くすることができるので、利用しない手はないといえます。しかし、運賃が安くなることに伴い、少し制約が厳しくなっているのです。
その厳しくなっている制約に、予約変更の可否があげられます。普通運賃の場合は、予約変更が可能です。しかし、早割プランではこれが不可となっています。
また、キャンセルをしたときの取消手数料も、普通運賃と早割プランでは大きな差があります。
普通運賃の場合、出発時刻前でのキャンセル時の取消手数料は0円、出発時刻以降だと運賃の約20%相当額となっています。一方早割プランでは、出発時刻前でのキャンセル時の取消手数料が運賃の約5~60%相当額、出発時刻以降ではなんと運賃の100%となっているのです。
これらのことから、早割プランの利用は予定が確定したときが望ましいといえるでしょう。
各空港~駅までの運賃・所要時間も考慮しよう
ここまでは、稚内と札幌を飛行機で移動するときの、稚内空港と新千歳空港における基本情報、そして運賃を安くする方法について紹介してきました。安く、かつ早く移動できる飛行機は、非常に魅力的です。。
しかし、そんな飛行機が発着する稚内空港と新千歳空港は、いずれも主要駅からはやや距離が離れています。実際に稚内と札幌の間を移動するときの所要時間を考えるときには、各空港と主要駅との時間も考慮する必要があるでしょう。ここではその点について、運賃も交えながら解説していきます。
〇稚内空港~稚内駅
稚内空港と稚内駅の間の移動では、空港連絡バスを利用することができます。バスの乗降場所に関しては稚内空港、稚内駅のいずれにおいてもすぐ近くにあるため、非常に便利です。このバスの所要時間と運賃は以下をご覧ください。
【バス】
・所要時間:約30分
・運賃:大人→600円、小児→300円
〇新千歳空港~札幌駅
新千歳空港と札幌駅の間は、バスか電車で移動するとよいでしょう。ただし、電車を利用した移動の方が、バスよりも短時間かつ低運賃となります。ちなみに、新千歳空港のバスの乗降場所は国内線ターミナルビルの1階、電車は地下1階にあります。
それぞれの移動方法における所要時間と運賃は以下の通りです。
【電車】
・所要時間:約40分
・運賃:1,070円(自由席)
【バス】
・所要時間:約1時間5~20分
・運賃:1,100円
低運賃で済ませるならバス・電車がおすすめ?
稚内空港と新千歳空港の間を移動する上で、ANAの早割プランを利用すれば運賃をかなり安く抑えることができます。しかし、この区間は飛行機を利用するよりもさらに安く移動する方法があるのです。
それは、バスと電車を併用するというもの。とにかく安く移動したい、という方はこの移動方法における経路や運賃についても知っておいて損はないでしょう。しかし、ここにはある大きなデメリットも存在するのです。
・バスと電車の併用が最安値
稚内と札幌の間を飛行機よりも安く移動するには、バスと電車を使います。早速どのような経路で、どのくらいの運賃となるのかを確認してみましょう。以下の表は、稚内から札幌に行く経路ですが、その逆も経路と運賃は同じです。
経路 | 運賃 |
さっぽろ駅→大通駅(電車) | 200円 |
大通駅最寄り・大通バスターミナル →稚内駅前バスターミナル(高速バス) | 6,200円 |
※表の「さっぽろ駅」は、JR札幌駅ではなく、地下鉄さっぽろ駅を指します。
※表の「さっぽろ駅→大通駅(電車)」の区間は距離が約1km、体力に余裕があるなら徒歩(約15~20分)でも行けるでしょう。
経路に関しては、上記のようになっています。そして気になる運賃の合計は、なんと6,400円です。この運賃は、ANAの早割プランを使った場合と比べても安くなっています。
しかし、「一番安いならこの移動方法を使おう」、と考えるにはまだ早いです。次に、この移動方法のデメリットを見ていきましょう。
・所要時間がかなり長い
稚内と札幌の間を飛行機ではなく、バスと電車を利用して移動する上でのデメリットは、その所要時間です。
ANAを利用した稚内空港と新千歳空港の間の所要時間は、搭乗手続き時間などを込みで考えて、約2時間。そこに各空港と主要駅の移動時間を含めても、約3時間少々となります。
しかし、バスと電車を併用して稚内と札幌の間を移動した際にかかる時間は、なんと約6時間です。さらに、バスと電車を乗り換える際には歩く必要もあります。そのため、合計の所要時間は6時間を超えることもあるでしょう。
確かに、バスと電車を併用しての稚内と札幌の間を移動する方法は運賃を安く済ませることはできます。しかし、飛行機を使っての移動の2倍ほどの時間がかかってしまうのです。これは大きなデメリットといえますね。
まとめ
稚内と札幌の間を飛行機で移動する際は、ANAを利用します。しかし、稚内空港と札幌飛行場(丘珠空港)には路線がないので、新千歳空港を利用しましょう。
とにかく安く移動したいという場合は、バスと電車を併用した移動方法もありますが、この方法ではかなりの所要時間がかかります。そのため、やはりANAを利用して飛行機で移動することがおすすめです。
ANAで移動するときでも早割プランを利用すれば、運賃を大幅に安くすることは可能になりますよ。予定が確定しているという場合は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
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