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北海道から長野へ移動しようと考えている方の中には、出張や旅行などさまざまな目的の方がいるでしょう。では、その目的に応じた移動手段は、どう選ぶことが最適なのでしょうか？

このコラムでは、北海道から長野への移動手段・運賃・所要時間などの基本的な移動方法に関する情報を解説します。また、目的やシチュエーションごとにおすすめの移動方法も紹介していきますので、北海道から長野へ移動しようと考えている方はぜひ参考にしてください。

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北海道から長野までの移動手段は2つ

北海道から長野への移動手段は、大きく2つあります。それは、新幹線または飛行機を利用するというものです。ここではまず、これら2つの移動手段で運賃がいくらかかるのか、また所要時間はどれくらいかかるのかという基本的な情報を見ていきましょう。

新幹線

新幹線で北海道から長野へ移動する場合、まず新函館北斗駅から東京行のJR新幹線「はやぶさ」を利用して大宮駅まで行きます。そして大宮駅からは、金沢行のJR新幹線「かがやき」または「はくたか」に乗り換えて長野駅まで行くという経路になります。

北海道→長野	新幹線
合計運賃	25,850円
合計所要時間	約5時間

※合計運賃：新函館北斗駅から大宮駅は指定席、大宮駅から長野駅は自由席です。

新幹線を利用した場合の運賃と所要時間は上記のようになります。表の合計所要時間に関しては、乗り換えの時間などは含まれていません。そのため、この約5時間は超えてしまうこともあるでしょう。

また、新函館北斗駅は北海道のだいぶ南に位置しています。函館周辺にお住まいの方は問題ないかもしれませんが、たとえば都心である札幌周辺にお住いの方は、まず新函館北斗駅まで行かなければいけません。ちなみに札幌駅から新函館北斗駅までは特急電車を利用しても約3時間半、運賃は8,000円を超えることもあります。

札幌駅→新函館北斗駅	新幹線
合計運賃	8,310円
合計所要時間	約3時間半

※合計運賃：自由席です。

飛行機

飛行機で北海道から長野へ移動するには、北海道は新千歳空港を、長野は信州まつもと空港を利用します。新千歳空港から信州まつもと空港への空路には、JAL（日本航空）とFDA（フジドリームエアラインズ）が共同運航（コードシェア）で飛行機を飛ばしています。

ただし便の本数は少なく、2019年7月現在、1日に1本（新千歳空港14：20発→信州まつもと空港16：00着）のみとなっています。
※このダイヤは変動することがあります。

新千歳空港→信州まつもと空港	JAL	FDA
合計運賃	40,170円	39,000円
合計所要時間	約1時間40分	約1時間40分

※2019年7月4日時点、2019年9月3日の普通運賃です。運賃は変動することがあります。
※運賃は消費税・旅客施設使用料込です。FDAに関しては追加で燃油特別付加運賃が必要です（変動する場合があります）。

飛行機を利用した場合の運賃と所要時間は上記のようになります。なお、表の所要時間に関しては単純なフライト時間です。実際には、空港へ行くまでの時間や搭乗手続き時間を考慮する必要があります。

新千歳空港へは、札幌駅からであれば快速電車を利用して約40分で行くことができます。ちなみに、このときの運賃は1,070円です。

搭乗手続きには、チェックイン・手荷物の預託・保安検査などが含まれます。場合によっては時間がかかることもあるため、1～2時間ほど余裕を持っておくとよいでしょう。また、JAL・FDAのいずれも、この搭乗手続きを済ませて出発時刻の10分前には搭乗口に行かなければならないなどの制限もあるため、時間に余裕を持って行動することをおすすめします。

しかし、ここで記載されている飛行機の運賃はあくまでも“普通運賃”。飛行機には、この普通運賃から大幅に安くなる割引プランが存在するのです。割引プランの中には、利用する上で条件のあるものもあります。次章からは、そんな割引プランを利用することでどれほど安くなるのか、またどのような方におすすめなのかを解説していきます。

予定まで約1ヶ月の期間があるなら早期予約割引プランを使おう

JAL・FDAには、搭乗予定日よりも早めに予約することで割引されるという早期予約割引プランというものが存在します。

JALの早期予約割引プラン

JALの早期予約割引プランには、「先得」というものがあります。先得は搭乗の75日・55日・45日・28日前に予約することで割引が適用と、それぞれに予約期限が設けられています。なお、新千歳空港から信州まつもと空港への路線には、55日前予約で適用される早期予約割引プランの設定はありません。

新千歳空港→信州まつもと空港	運賃
普通運賃	40,170円
75日前	22,770円
45日前	23,270円
28日前	24,270円

※2019年7月4日時点、2019年10月1日の運賃です。運賃は変動することがあります。
※運賃は消費税・旅客施設使用料込です。

上記の表から、75日前という早期予約割引プランが最も安くなっていることがわかります。また、前章で見た新幹線の運賃25,850円よりも安くなっています。旅行などの予定が1ヶ月以上先にある、という場合は必ずこの早期予約割引プランをチェックしておきましょう。

FDAの早期予約割引プラン

FDAの早期予約割引プランには、「45割」というものがあります。これはその名の通り、搭乗の45日前に予約をすることで割引が適用されるという割引プランです。

新千歳空港→信州まつもと空港	運賃
普通運賃	39,000円
45日前	17,000円

※2019年7月4日時点、2019年9月4日の運賃です。運賃は変動することがあります。
※運賃は消費税・旅客施設使用料込です。追加で燃油特別付加運賃900円（時期により異なる）が必要です（変動する場合があります）。

上記のように、45日前という早期予約割引プランでは、普通運賃の半額以下、またJALの早期予約割引プラン75日前と同様に、新幹線を利用した場合（25,850円）と比べても大幅に安くなっていることがわかります。ただし、このFDAの45日前という早期予約割引プランには1つ注意点があります。それは、この割引プランは空席連動制となっているという点です。

空席連動制とは、飛行機の座席の空席数が多ければ運賃が安く、逆に空席数が少なければ運賃が高くなるというものです。そのため、上記の表に記載されている運賃はあくまでも参考となります。実際に運賃を検索する際は異なる場合があるため、しっかり確認をするようにしましょう。

しかし、中には「急に予定が入って北海道から長野へ移動しなければならない」という場合もあるでしょう。じつは、そのようなときにも飛行機の利用がおすすめなのです。その理由を、次章で解説していきます。

急な予定でも飛行機利用がおすすめ！

「来週、北海道から長野へ移動したい」
「明日、北海道から長野へ移動しなければならない」

このような方も中にはいるでしょう。近々でこの路線を利用して移動しようとしたとき、前章で紹介した早期予約割引プランだと予約期限が過ぎていて利用することができません。

そこで、仕方なく飛行機の普通運賃や新幹線で移動しようと考える方もいるかもしれません。しかし、飛行機での移動には、この近々の予定にも対応している割引プランがあるのです。

急な予定でも対応可能なJALの割引プラン

JALには早期予約割引プラン「先得」以外にも、「特便割引」という割引プランが存在します。特便割引のシステム自体は先得と同じです。ただし、特便割引では搭乗の21日・7日・3日・1日前までに予約することで割引が適用されるようになっており、予約期限の制約が比較的緩く設定されています。

なお、新千歳空港から信州まつもと空港への路線では、3日前予約で割引が適用される特便割引のみの設定となっています。

新千歳空港→信州まつもと空港	運賃
普通運賃	40,170円
3日前	24,770円

※2019年7月5日時点、2019年10月1日の運賃です。運賃は変動することがあります。
※運賃は消費税・旅客施設使用料込です。

上記のように搭乗の3日前という比較的直前の予約でも、普通運賃と比較して非常に安くなっています。また、新幹線の運賃25,850円よりも安くなっています。急に出張の予定が入った場合などには、非常に重宝する割引プランといえるのではないでしょうか。

急な予定でも対応可能なFDAの割引プラン

FDAにも、搭乗予定日近々でも割引が適用される割引プランが2つ存在します。それは、「ひょいとe割」と「ドリーム割」です。ひょいとe割は搭乗の7日前までの予約で割引が適用、ドリーム割はなんと搭乗の前日までの予約でも割引が適用されるというもの。

新千歳空港→信州まつもと空港	運賃
普通運賃	39,000円
7日前	19,000円
1日前	25,000円

搭乗の1日前が予約期限となっているドリーム割だと新幹線の運賃25,850円とさほど変わりませんが、ほぼ同額で飛行機の方が短時間で移動できることを踏まえるとメリットは十分あるといえます。また、搭乗の7日前が予約期限のひょいとe割に関しては20,000円を下回っています。普通運賃の約半額で、当然新幹線の運賃よりも安くなっているため、非常におすすめです。

ただしこれらの運賃は、前章で紹介した45割同様、空席連動制となっています。そのため、運賃は変動する場合がありますので、しっかり確認をする必要があります。

飛行機の運賃は変動することもある！そんなときはソラハピが便利！

ここまで北海道から長野への移動について、飛行機を利用した方法をメインに紹介してきました。その中で、JAL・FDAの割引プランを利用することで非常に安く移動することができることをお伝えしました。

しかし、飛行機の運賃は時期などによっては変動する場合があります。また、とくに今回紹介したFDAの割引プランに関しては、飛行機の座席の空席数によって運賃が変動する空席連動制が採用されています。そのため、安く移動しよう考えている場合は逐一運賃を確認しなければいけません。

さらに、新千歳空港から信州まつもと空港という路線は2社が運航しています。JALとFDAのどちらを利用すれば安く移動することができるのかということも、毎回比較する必要があるのです。

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ソラハピの航空券検索ページでは出発地・到着地・出発日を選択するだけで、その路線の航空券の運賃を調べることができます。また、調べたい路線を持っている航空会社の航空券の運賃を一覧にして表示することが可能なので、簡単に最安値を見つけることができるのです。

まとめ

北海道から長野への移動手段には、新幹線と飛行機の2つがあります。新幹線を利用しての移動の場合、飛行機の普通運賃よりは安くなりますが、時間が非常にかかってしまうのがネックです。一方飛行機であれば、短時間で移動することができます。また、普通運賃の場合はやや高額な運賃となってしまいますが、割引プランをうまく活用することができれば新幹線よりも安く済ませることが可能です。

新千歳空港から信州まつもと空港という路線には、JAL・FDAの2社の航空会社が飛行機を飛ばしています。いずれの航空会社にも割引プランは設定されており、旅行などの少し先の予定や急に入った出張などの予定の場合でも安く移動することが可能です。