- 飛行機の乗り方
2023.07.04
飛行機に乗ると耳が痛くなるのはどうして?原因や対処方法を紹介!
飛行機に搭乗してからいざ離陸という瞬間は、とてもわくわくしますよね。ところが突然耳が詰まって、痛みが走るという方も多いのではないでしょうか。そのため、飛行機に乗るのをためらってしまうこともあります。
しかし、原因を知ることでこの耳の痛みから解放されるかもしれません。今回はそんな飛行機での耳の痛みの原因や、対策方法について紹介いたします。旅行前に対策方法を知っておけば、空の旅も楽しく過ごせるのではないでしょうか。
なぜ耳は痛くなるの?
飛行機に乗ると、耳が詰まったような感覚になることがありますよね。耳が詰まった状態は違和感があり、ひどいときは耳が痛み出してきてしまいます。一体どうして起こるのでしょうか?
耳の穴の奥には、鼓膜があります。その鼓膜の奥は小さな空間になっていて、その空間を中耳と呼びます。中耳の奥には、鼻とつながっている耳管があります。中耳内には空気があり、鼻から呼吸をして耳管が空気を通ることで、中耳内の気圧を安定させています。
飛行機に乗って離陸すると、外と中耳内の気圧に急激に差がでてきてしまいます。さらに鼻が詰まっていると、耳管に空気が送りづらくなってしまうのです。そのため、中耳の手前にある鼓膜が、気圧差で引っ張られて拡張することで違和感を覚えるようになるのです。
この症状が軽度ならじきに治まりますが、飛行機を降りてからも耳の痛みが残ってしまう場合は医療機関に診てもらうことをおすすめします。
耳が痛くなりやすい人とは
耳が痛くなる原因は、飛行機が上昇することで地上との気圧が変わってしまい、中耳と外気の気圧差ができてしまうためです。
そのため、鼻がアレルギー性鼻炎や風邪などで鼻の粘膜が荒れていると耳が痛くなりやすいのです。耳管から中耳に空気が送りづらくなるため、症状が悪化するおそれがあります。
また耳の中の器官が小さい子どもは、気圧の調整がうまくできない子が多いので、耳が痛くなりやすいといわれています。小さなお子さんと一緒に飛行機に乗るときは、離陸時に様子を見てあげましょう。
痛くならないためにできること
では、耳の痛みを抑えたり、防止するにはどんな方法が良いのでしょうか。
まずは、搭乗前には鼻の通りを良くしておきましょう。アレルギー性鼻炎などで鼻づまりが起こっている方は、点鼻薬などをあらかじめ使用しておくことをおすすめします。
また離陸前と着陸前に飴をなめていると、耳が痛くなりにくいそうです。飴をなめるという行動をしていると耳の器官が広くなり、気圧の変化に対応しやすくなるといわれています。
同じように、あくびなどの口を大きく開けるなどの動作も効果的です。口を開けて、息を大きく吸い込んでみると良いでしょう。
これらの方法もあまり効果なければ、気圧を調整することができる飛行機用の耳栓が販売されています。空港で販売されていますので、搭乗前に購入してみてはいかがでしょうか。
顔が痛くなる場合は副鼻腔炎かも
離陸時に、耳ではなく顔、特に目の周辺に痛みが生じることもあります。その場合はもしかしたら、副鼻腔炎にかかっているかもしれません。
副鼻腔と呼ばれる顔周辺にある空気の通り道が、風邪やアレルギー性鼻炎によって詰まっていると空気が出入りできなくなります。離陸時の気圧の変化によって耳と同じように、副鼻腔が伸縮して副鼻腔の粘膜が刺激されて痛みを伴います。
これによって、飛行機頭痛などの症状が起こるおそれがあります。そのため、耳の痛みと同じように、鼻の通りを良くしておくようにしましょう。
まとめ
飛行機での移動は、とても早くて遠距離に向かうのにも快適です。しかし、空を飛ぶという普段とは違った体験をするので、身体にはいろいろな変化が生じます。そのため、体調不良になることは少なくありません。
せっかくの旅行を台無しにしないためにも、事前にどういった症状が現れるおそれがあるかチェック・対策しておくと安心ですね。
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