- 飛行機の乗り方
2023.07.04
飛行機のオーバーブッキングはどうして起こる!?その理由と対策方法
旅行に行ったり出張に利用したり、長距離の移動に飛行機は欠かせないものです。とくに海外へ出かけるときには短時間で移動できるので飛行機は大助かりですよね。
飛行機を利用するときには、チケットを予約する方はほとんどではないでしょうか。自分の座る席が確保されているので、安心して空の旅ができるはずです。
しかし、ときどき座るはずの席が重複していて、飛行機が利用できなくなってしまうことがあるのです。今回は、そんな飛行機のオーバーブッキングについてお話しします。
オーバーブッキングってなに?
飛行機に乗る場合、あらかじめチケットを予約する人が多いですよね。しかし、突然乗る予定だった飛行機の便から別の便に振り替えられることがあるのです。
飛行機の座席以上の人の予約を入れて、乗れなくなる人が生まれることを飛行機のオーバーブッキングと呼んでいます。
予定していた便からいきなり他の便に振り替えになると困ってしまいます。旅行で組んでいたスケジュールがズレてしまったら、行きたかったところに行けなくなってしまうこともあるかもしれません。ビジネスで飛行機を使って、大事な会議に間に合わない……なんてことになったら大変です。
しかし、どうして飛行機のオーバーブッキングは起こってしまうのでしょうか。
オーバーブッキングはなぜ起きるか?
飛行機は当日キャンセルが発生し、空席ができてしまうことがよくあります。航空会社は空席がある状態で飛ばすのは避けたいので、そのキャンセルの数を見越して席数以上の予約を受けることがあるのです。
席数以上にチケットを売り出すことは大きなメリットを生み出しますが、予約した人全員が飛行機を利用したときが問題です。余分に席を作れるわけがありませんから、座れない人が出てきてしまいます。
オーバーブッキングが起こった場合は、基本的には航空会社が乗客から別便を利用してくれる人を募ったり、席をアップグレードするなどの対応をして解決させます。
次の章では、オーバーブッキングが原因で発生したアメリカでの事件をご紹介します。
ユナイテッド航空の「オーバーブッキング事件」
飛行機のオーバーブッキング事件として有名なのが、ユナイテッド航空で2017年4月に起こった事件です。
シカゴのオヘア国際空港でケンタッキー州ルイビル行きの飛行機内でオーバーブッキングが起きました。他の便を利用してくれる人がおらず、全員分の席がないので利用客が飛行機から降りるように求められたのですが、その利用客は降りるのを拒否したのです。その結果、利用客は飛行機から警察官に無理やり引きずりおろされたのです。
飛行機の座席が利用者だけで席が埋まってしまい、ルイビルで仕事をしなければならない従業員が飛行機に乗れないことが判明したことでオーバーブッキングは起きました。オーバーブッキングは利用者には罪はありません。あくまでも航空会社のシステム上の問題であり、利用者は飛行機に乗る権利はあったのです。
それを、従業員を乗せるためにお金を払っている利用者を無理やり引きずりおろしたことで問題になったのでした。
後ほどユナイテッド航空は利用者に対して謝罪しましたが、この件はオーバーブッキングで起こる事件として広く知れ渡ったのです。
日本では少ないオーバーブッキング
飛行機のオーバーブッキングは日本の航空会社でも行われていますが、日本では約10万人に2~3人の割合でオーバーブッキングが起きており、世界で起きているオーバーブッキングよりは少ないといわれています。
日本の空港では、座席を予約すればほぼ問題なく予約した便を利用することができるでしょう。もしオーバーブッキングが心配なのであれば、便が振り変えられてもいいように時間を確保しておくといいかもしれません。
まとめ
飛行機を利用するときは、座席を予約しておくことがほとんどではないでしょうか。自分の乗る座席が確保されているので、安心している方も多いですよね。
それでも、座席のオーバーブッキングは起きる可能性があります。安心して空の旅ができるように、チケットは早めに予約して、オーバーブッキングが起きてもいいように、時間に余裕を持っておくことをおすすめします。
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