- スカイマーク
2023.07.04
スカイマークの電源は機内座席の下に!でもコンセントがない機材もある?「モバイルバッテリー」で快適に搭乗しよう
近年、仕事や趣味にスマホ・端末を活用する方が増えています。飛行機内でもスマホを使いたい方、端末・デジカメの充電をしたいという方も多いかもしれません。
スカイマークには、電源がある機材と備わっていない機材があります。そのため、端末の充電をしたいかたは、モバイルバッテリーの持ち込みがおすすめです。しかし、モバイルバッテリーには、細かな持ち込みルールがあることをご存知でしたでしょうか?
当記事では、スカイマークの電源事情だけでなく、モバイルバッテリーの持ち込み方、機内で利用できるスマホの機能についてご紹介いたします。スムーズに荷物検査をクリアするためにも、ぜひ一度ご覧ください。
スカイマークの電源は各座席の下に!ところが……
スカイマークの電源・コンセントは、各座席の下に備え付けられています。充電しながらスマホや端末を操作したい方は、少し長めのコードを持ち込むことがおすすめです。
ただし、スカイマークのすべての機材に電源・コンセントが備わっているとはいえません。じつは、電源が未設置の機材がいくつかあり、スカイマーク設立初期に導入した機材にはコンセントがないようです。
ほとんどの機材・座席に電源が設置されていますが、「機内で充電できないのは困る」という方には、モバイルバッテリーの持ち込みをおすすめしています。
ANAやJALでも「すべての機材にコンセントがある」とは言えない
「スカイマークは運賃が安いからコンセントがないのでは?」と思うかもしれません。しかし、大手航空会社のANA・JALでも座席に電源がない機材が使用されています。
JALでは、2019年の6月にUSB電源の導入を開始しましたが、電源は備わっていません(日本国内線)。そのため、コンセントに接続する充電器の使用は難しい状態です(2020年11月時点)。ANAでも国内線の場合だと、機材によってはコンセントがない場合も。
一方で、福岡県に本社をおいているスターフライヤーではなんと、全席にモニターと電源が備え付けられているそうです。スターフライヤーのように、すべでの機材に電源が備わっていると発表している航空会社は、とても少ないでしょう。
モバイルバッテリーは受託不可!持ち込みのみ可能
モバイルバッテリーの持ち込みには、いくつかの決まりが設けられています。
スカイマーク|モバイルバッテリー持ち込みルール
・100Wh以上160Wh以下のモバイルバッテリーは1人2個まで持ち込みが可能
・モバイルバッテリーはすべて機内に持ち込むこと
・160Wh以上のバッテリーは持ち込み不可
・Wh数に関係なく、モバイルバッテリーの受託は不可
Wh数はバッテリー本体に張られているシール等に、記載されていないことが多いです。A(アンペア)とV(ボルト)は本体・箱等に記載されていますので、これらの数字を以下の計算式に当てはめ、Wh数を計算してみましょう。
mAh(ミリアンペア)でかかれているときは、その数字に1000をかけてから、計算してみてくださいね。
Wh=Ah×V
Ah=mAh×1000
例)2600mAh・5VのモバイルバッテリーのWhは…
2600mAh×1000=2.6Ah
2.6Ah×5V=13Wh となる
上記の計算例は、実際に販売されているモバイルバッテリーを用いておこなっています。100Wh、160Whには遠く及ばないWh数ですね。
じつは、100Whを超えるようなモバイルバッテリーはあまり多くないのです。160Wh以上あるモバイルバッテリーはほとんどないとみてよいでしょう。
キャンプなどで使用するポータブル電源などの場合は、mAh数が10万を超えるものもあるため、160Wh以上となる製品は多いです。
手軽なサイズのモバイルバッテリーでも、差込口が多い製品だと100Whを超えている場合があります。こういったモバイルバッテリーには、持ち込み制限がありますので、注意が必要です。
100Wh以上160Wh以下のモバイルバッテリーを3つ以上持っていたら、その場で没収されるおそれがあります。
スカイマークでは100Wh以下のモバイルバッテリーには、持ち込み個数制限が設けられていないため、Wh数が低いものをいくつか用意するとよいかもしれません。
モバイルバッテリーの持ち込み制限が厳しいワケ
モバイルバッテリーやスマホなどの端末に搭載されている“リチウムイオン電池”は、温度や気圧の変化に反応しやすく、発火や発煙などのトラブルを引き起こ場合があります。
長年放置していたゲーム機のバッテリー部分が膨張していたり、飛行機内でスマホが発煙したというトラブルも。こういった危険性もあるため、リチウムイオン電池の持ち込みルールは他の荷物と比べて厳しいです。
モバイルバッテリーの受託ができない理由として、「発煙・発火などのトラブルが起こったときに気が付きにくい」「火が他の荷物に燃え移るおそれ」などがあげられます。
受託荷物のなかにモバイルバッテリーがあれば、荷物検査の際に引っかかってしまいますので、機内持ち込み荷物の中に入れておきましょう。
スカイマークの機内でインターネット・Wi-Fiは利用できる?
スカイマークの飛行機内では、Wi-Fiサービスの提供をおこなっておりません。また、機内でインターネットを使用することもできません。インターネットだけではなく、出発から飛行機を降りるまでの間、電波を発する電子端末の使用が禁止されています。
近年では、オンライン通信ができるゲーム機が増えていますので、オフラインに切り替えることを忘れないようにしましょう。
搭乗中の機内で使えるスマホの機能
電波を発さない機能や機内モードに切り替えた状態で使えるアプリであれば、機内でもスマホを活用することができます。例えば、あらかじめ保存・ダウンロードしていた音楽や動画を視聴したり、カメラ機能も一部使用が可能です。
本やウォークマン・耳栓やアイマスクを用意しよう
スカイマークの座席には、パーソナルモニターが設置されていません。そのうえ、インターネットも繋げないとなると、時間を持て余してしまうことも。本や雑誌などを持ち込み荷物の中に入れておくことがおすすめです。
スカイマークでは、無料のドリンクサービスや飴・キットカットの提供、毛布の貸し出しなどをおこなっていますが、耳栓やアイマスクの配布はおこなっていません。
周りの人や音が気になるという方は、耳栓・アイマスク・ウォークマンなどがあると快適に搭乗できることでしょう。
※感染症の拡大に伴い、一部のサービスの提供が中止されています
ワイヤレスイヤホンより有線のイヤホンがおすすめ?
近年、ワイヤレスイヤホンを使用する方が増えてきました。目にする機会や使用している方も多いことでしょう。しかし、一部の飛行機内ではワイヤレスイヤホンが使用できないケースがあります。
2020年11月現在、スカイマークで運航されている機材は「ボーイング737-800」であるため、ワイヤレスイヤホンもBluetooth機能も問題なく使用が可能です。
一方で、小型プロペラ機やボーイング767-300、737-400、737-500などの場合だと、搭乗中にワイヤレスイヤホンを使用することが難しくなることも。
小型の飛行機に乗る際には、有線のイヤホンも用意しておくことがおすすめです。
まとめ
スカイマークのほとんどの機材には電源が備え付けられています。すべての機材に備え付けられている訳ではないため、不安に感じる方にはモバイルバッテリーの持ち込みがおすすめです。
100Wh以下のモバイルバッテリーなら個数の制限がありませんので、安心して持ち込むことが可能です。
100Wh以上160Whのモバイルバッテリーの場合、持ち込めるのは1人2個までですので、3個以上持ち込まないよう注意してくださいね。
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