- ジェットスター
2023.07.04
ジェットスターをキャンセル・変更する方法|払い戻しはできる?予約をする前に確認!キャンセルができない場合とは
ジェットスターのキャンセル手続きは、ネットからでもおこなえます。しかし、予約している運賃プランによっては、フライトがキャンセルできない場合も。キャンセル不可であるとき、払い戻し対応を受けることができません。
そして、払い戻しが可能な場合でも、払戻手数料が別途でかかります。そのため、キャンセルする手続き自体はカンタンなのですが、システムは少し複雑かもしれませんね。
そこで当記事にて、ジェットスターをキャンセルする方法について、損失を抑えてお得に利用する方法も含めて、詳しく解説いたします。
1.ジェットスターのフライトがキャンセルできないとき!放置してもよい
ジェットスターには、4つの運賃プランがあります。プランの内容はそれぞれ異なり、Starter、Starter Plusでは、キャンセル・払い戻しができません。
Starter | Starter Plus | Starter Max | Starter FlexiBiz | |
---|---|---|---|---|
変更 | 手数料がかかる | 可 | 可 | 可 |
当日のフライト変更(無料) | 不可 | 不可 | 不可 | 同日の便のみ可 |
キャンセル | 不可 | 不可 | 可 | 可 |
払戻 | 不可 | 不可 | 可 | 可 |
なお、どの運賃プランを選択していても、チェックイン後はフライトのキャンセルは不可となっています。そして、キャンセルができたとしても、現金での払い戻しはおこなわれません。ジェットスターで使える商品券というかたちで、返金がおこなわれます。
その商品券のことを「バウチャー」といい、次回ジェットスターを予約する際に、利用することが可能です。バウチャーの有効期限は6か月となっています。
バウチャーには、いくつかの種類があり、2020年6月15日には、「特別対応用フライトバウチャー」というものが新たにつくられました。
感染症により新たにつくられた「特別対応用フライトバウチャー」とは
感染症に伴い、2020年6月15日よりジェットスターは「特別対応用フライトバウチャー」を期間限定で取り入れました。
特別対応用フライトバウチャーと一般的なフライトバウチャーに、大きな違いはありません。
ただ、この特別対応用フライトバウチャーであれば、本来払い戻し不可となっていた運賃プランでも、対応を受けることが可能です。Starter、Starter Plusを予約していた方も、返金を諦めずに確認を取ってみてください。
ちなみに、ジェットスターでは国内線に限り、2020年7月23日から運航を再開する予定です。そのため、7月23日以降の予約・そのキャンセル時では、特別対応用フライトバウチャーは適用されない場合があります。
感染症に伴いおこなわれている対応
他にも、ジェットスターでは以下のことがおこなわれています。
■消毒、空気の清浄、マスクの使用
■減便・運休
■日本への入国制限
■機内食、機内販売を一部停止
■コンタクトセンターの英語対応時間を短縮
※英語対応時間は、8時~20時まで
※日本語対応時間は、9時~21時まで
■便の変更手数料を無料にする
■便を変更した際の差額を免除する
通常時のフライト変更には、変更手数料(3,300円)が必要でした。それが無料となるうえに、差額も免除となっています。
ジェットスターでは、公式ホームページにて細かく情報が更新されていますので、利用する予定のある方は、小まめにチェックすることがおすすめです。
ジェットスターのキャンセルを放置したとき
キャンセルができない運賃プランを選択していて当日搭乗できなくなったとき、「払い戻しがされないのなら手続きをする必要はあるのか」と疑問に思うかもしれません。
ジェットスターのキャンセル手続きを放置、おこなわなかったとしてもペナルティ等は発生しないとのことです。
返金対応を受けることができる運賃プランで予約したときは、飛行機が飛んでしまう前に払い戻し手続きをおこなってください。
2.ジェットスターでは「キャンセル料」ではなく「払戻手数料」が必要となる
ジェットスターには基本的に、キャンセル手続き対応のみを目的としている「キャンセル手数料」というものはありません。
キャンセルが可能な運賃プランを利用している方が、払い戻しを希望する際に発生する支払いが「払い戻し手数料」です。
払い戻し手数料
日本国内線……3,000円
長距離国際線…4,000円
※手数料一覧
ただし、ジェットスターの公式ホームページやアプリからの予約ではなく、他の航空券販売サイトなどから購入した場合は、取り消し手数料(キャンセル料)が別途で発生する場合があります。
そのキャンセル料は、ジェットスターに支払うものではありません。予約時に利用したチケット販売会社への支払いとなります。
航空券販売会社によって、キャンセル料やキャンセルが可能であるときの条件等は異なります。予約の際に利用した販売会社のホームページを確認してみましょう。
ウェルネット決済の場合は支払う前だと無料でキャンセルできる
ウェルネット決済とは、予約と同時に支払いが完了するクレジットカード決済とは違い、ATMやコンビニなどにて現金で支払いをおこなう決済方法です。ウェルネット決済を選んだとき、支払いが完了するまでは仮予約の状態となっています。
支払い期限は、予約した翌日の23:59までとなっており、期限内に入金がされなかったときは自動的に仮予約が取り消し、つまり仮予約がキャンセルされた状態となります。
そのため、ウェルネット決済を選択した方は、入金前であれば無料で仮予約を取り消すことが可能です。
仮予約の取り消し後に、「やっぱりチケットが必要になった!」ときは再度、予約の取り直しをおこなってください。
3.ジェットスターのキャンセル手順!払い戻しか後続便を利用するかを選択する
ジェットスターをキャンセルすると、払い戻しか、場合によっては後続の便に振り替えることができます。
後続の便に振り替える方法
1.ジェットスターの公式ホームページ・アプリを開く
2.「予約の確認/変更」を選ぶ
3.ログインまたは予約検索をおこなう
4.「詳しくはこちら」を選び、「代替便/他の選択肢を確認する」クリック
5. 「フライトGK●●●(便名)」を選ぶ
払い戻し手続きの方法
※便の振替と手順4まで同じ流れです。
4.「詳しくはこちら」を選び、「代替便/他の選択肢を確認する」クリック
5.「他の選択肢を確認する(払い戻しなど)」を選ぶ
6.払い戻しを希望するフライトを選択する
自身の都合により払い戻しを希望する場合は、3,000円の手数料が必要となります。そのため、チケット価格が3,000円以下の場合、払い戻しを依頼することは難しいです。
3,000円以下のチケットというのは、なかなかないのですが、セールやキャンペーンを利用するとチケットの価格が3,000円を下回ることがあります。
ジェットスターをお得に利用したい方は、手数料やシステムについてしっかりと理解しておくことがおすすめです。
4.FareCredit(払戻オプション)を使うとStarterでも払い戻しが受けられる!
ジェットスターには、「FareCredit」というオプションがあります。
FareCreditは、
「このチケットはお得だから買っておきたい」「でも予定がまだ確定していない……」という場合に、活躍するオプションです。
FareCreditオプションを予約時に購入しておくと、Starterプランでも払い戻しを依頼することができるようになります。
FareCredit料金と返金対象外の料金を差し引いた金額相当の「FareCreditフライトバウチャー」を受け取ることができるのです。
FareCredit無しのとき | FareCredit有りのとき | |
---|---|---|
キャンセル | × | 〇 |
払戻 | × | 〇 |
空港にてチェックインの受け付けが開始される前であれば、オンラインチェックインを済ませている状態であっても、払い戻しを依頼することができます。
払い戻しは現金ではなく、「FareCreditバウチャー」という商品券(電子マネー)というかたちでの返金です。
FareCreditバウチャーは、航空券、追加オプション(座席指定、手荷物など)、機内でのお食事、機内エンターテインメント、快適グッズの購入時に使用できます。
FareCreditの利用方法
1. ジェットスターの公式ホームページ、アプリを開く
2.「予約の確認/変更」を選択
3. ログインまたは予約番号を入力する
4. 払い戻しを希望するフライトを選択する
※FareCreditを購入していることが前提です
24時間以内に登録したアドレスへ、ジェットスターから「FareCreditフライトバウチャー」が送られてきます。
万が一、メッセージが届かなかったときは、ジェットスターの「コンタクトセンター/ライブチャット」にて確認してみてくださいね。
複数人で予約をし、そのなかから一部の方のみ払い戻し対応をしたいときも、「コンタクトセンター/ライブチャット」をご利用ください。
5.お得に利用!ジェットスターを安い料金で予約するには
ジェットスターに限らず LCC(格安航空会社)では、手数料を高めに設定しています。そのため、お得に利用するには、手数料の支払い回数をなるべく少なくしなくてはなりません。
ジェットスターを予約する際、どのような状況だとお得に利用できるのか、いろいろなケースを想定しながら、以下にてご紹介いたします。
「東京から札幌(片道)」と仮定して運賃コストを計算してみよう!
まずは、もっともコストが抑えられるパターンからご紹介いたします。安い料金でジェットスターを利用できるときとは、「お1人での利用」「予定変更、荷物の受託、座席指定等をしないとき」です。
【2020年9月1日フライト予定便】
東京から札幌(片道)のチケット価格
4,390円(2020年8月14日現在)
支払い手数料
620円(クレジットカード決済の場合)
この場合、総額4,390円+620円=5,010円 で飛行機が利用できます。荷物が多い方は上記の料金に、荷物受託オプション分の追加料金が加算されます。
次は、コストがかかるパターンを見ていきましょう。ただし、コストがかかるといっても、大手航空会社を利用したときにかかる料金と比べると価格は安いですよ。
コストがかかるパターン1:複数人で利用するとき
支払い手数料は1人ずつにかかるため、複数人での利用では少しコストがかかります。ちなみに、支払い手数料は1区間ずつかかりますので、往復の場合は1人2回の支払い手数料が必要です。
なお、座席は指定をしなければ、複数人で予約していても、隣同士にはなりません。予約する前にはチケット代にだけでなく、支払い手数料と座席指定料金も加えて計算してみましょう。
支払い手数料(国内線)
1人片道利用 → 620円
1人往復利用 → 1,240円
2人往復利用 → 2,480円
3人往復利用 → 3,720円
4人往復利用 → 4,960円
5人往復利用 → 6,200円
座席指定料(国内線)
1人片道利用 → 520円
1人往復利用 → 1,040円
2人往復利用 → 2,080円
3人往復利用 → 3,120円
4人往復利用 → 4,160円
5人往復利用 → 5,200円
コストカットをしたいときは、座席指定をしないという選択肢もあることでしょう。しかし、お子さんと利用するときは、座席指定をおこなうことがおすすめです。
コストがかかるパターン2:予約の変更をおこなうとき
予定の変更をおこなうと、変更手数料分のコストがかかります。1人で1区間分のフライトを変更する場合、手数料は3,300円です。複数人分のチケット内容を変更するとなると、手数料はどんどん加算されてしまいます。
1人分の場合 → 3,300円
2人分の場合 → 6,600円
3人分の場合 → 9,900円
4人分の場合 → 13,200円
4人組での旅行の際、1人だけ遅れている場合、コストカットを一番に考えるのなら、既に空港に到着している3名は、先に飛行機に搭乗してしまうことがおすすめです。
コストがかかるパターン3:都合により、予約した便に乗れなくなるとき
Starter プランを予約しており、都合があわなくなり飛行機に乗れなくなったとき、このパターンの損失はかなり大きいです。
払い戻しがされないため、4,390円(チケット代)+620円(支払い手数料)=5,010円が、なかったことになりますので、飛行機に乗れずに出費だけすることとなります。
チケット代が高くなれば高くなるほど、損失額も大きくなりますし、複数人でキャンセルするとなったら、さらに痛い出費となるでしょう。
予約を取り消す場合があるときは、オプションをつけていない状態のStarter プランを利用することはおすすめではありません。
6.電話、連絡が繋がりにくいのはナゼ?
2020年7月現在、ジェットスターへの連絡は繋がりにくい状態とのことです。感染症の影響で、ジェットスターのコールセンターを利用する方が増えたことが、繋がりにくさの原因のひとつとなっています。
コンタクトセンターの利用者が多いと、電話が繋がりにくくなってしまうのです。
時間をおいてかけ直す、または平日の人が混み合わない時間を狙って連絡を取ってみてください。また、電話が繋がらないときは、「ライブチャット」の利用がおすすめです。
他にも、ジェットスターには「お支払いに関するお問い合わせ」のページがあります。
特別な事情による、予約キャンセルのお申し込みは、「特別な事由による予約変更」からお問い合わせが可能です。
特別な事由とは、病気や事故、怪我のために搭乗できなくなった場合を指しています。
正しく決済がされなかったとき、返金が確認できないときは、「ご請求・お支払い」のページから問い合わせてみてください。お支払いに関することは、このフォームから問い合わせることが可能です。
まとめ
Starterを利用して、オプションを追加しなかったとき、ジェットスターの予約をキャンセルすることはできません。
FareCreditを購入すると、キャンセルと払い戻しができるようになりますよ。FareCreditは“保険”と、認識しておくとよいでしょう。
ジェットスターのコールセンターに電話が繋がらなかったときは、お問い合わせのページをご利用ください。
気になる疑問点などありましたら、ページに記載されている情報を確認し、聞きたいことをまとめてから、問い合わせてみることがおすすめです。
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