格安の国内航空券をお探しならソラハピ

運賃の安さに定評があるジェットスター。旅行はもちろん、出張などで利用する人も多いのではないでしょうか。ジェットスターの特徴は、必要なサービスだけを選んで運賃を抑えることができるオプション制の予約。そのときの希望に応じて、預け荷物の量や機内食の有無、座席の指定など、個別にサービスを選ぶことができる仕組みです。

オプションにはベースとなる4種類のセットがあり、ジェットスターを利用しようとしている人の中にはどれにしようか悩んでいる人もいるでしょう。今回はそのうちのひとつ、フレックスBiz運賃に焦点を当てて、同じ料金であるちゃっかりPlusとの違いや注意点、おすすめする人について解説していきます。

出張に最適！ジェットスターのフレックスBiz運賃とは？

ジェットスターのフレックスBiz運賃は、ほかの運賃プランよりも出張などのビジネスシーンでの利用を想定した運賃です。最低限のサービスという部分を維持しつつ予約の変更やキャンセルなどへの対応など、急なスケジュール変更に対応しやすい運賃プランとなっています。

ジェットスターの運賃プランはベース運賃＋個別オプション

ジェットスターの運賃は、基本となるStarter運賃があり、必要に応じてオプションプランや個別オプションを追加するという仕組みになっています。

	Starter	ちゃっかりPlus	しっかりMax	フレックスBiz
機内持込手荷物	￥（7kgまで無料）			14kgまで無料
受託手荷物	￥	￥（10kgまで無料）	￥（30kgまで無料）	￥
スタンダードシート	￥	○	○	○
アップフロントシート	￥	￥	○	○
エクストラレッグルームシート	￥	￥	○	￥
機内食	￥	○	○	○
フライト特典	×	○	○	×
予約変更手数料	￥	無料
払い戻し	×	×	○	○
当日のフライト変更（無料）	×	×	×	○
ラウンジ利用	×	×	○	×
遅延・欠航見舞金	×	○	○	×

￥：購入可能
○：利用可能
×：利用不可

Starter運賃は、荷物の預け入れ、座席の指定、機内食はなく、極限までサービスを省いた最も安いプランです。ちゃっかりPlusやしっかりMax、フレックスBizのオプションプランを選べば、プランに応じて預け荷物の重量枠や機内食、座席の指定が無料になります。

どのプランでも、購入可能となっているオプションであれば追加することが可能です。個別でオプションを追加して同等のサービスを受けることも可能ですが、オプションプランを選んだ方が安くなることが多いでしょう。

運賃選びのポイントは変更などの可否！個別で追加はできない！

運賃によって異なるのは荷物の重量などだけではありません。大きく異なるのは予約の変更や払い戻しなどの可否。荷物などは追加が可能ですが、予約の変更の可否に関しては個別の追加ができず、選んだ運賃プランによって決められているのです。さきほどの表で「購入可能」となっているものは追加が可能ですが、「利用不可」となっているものは追加ができません。運賃を選ぶ際は変更や払い戻しが可能かどうかをよく確認しましょう。

フレックスBizの特徴！ちゃっかりPlusとの違いを比較

フレックスBizは出張などのビジネスでの利用を想定した運賃ですが、じつは旅行での利用にもおすすめできる運賃です。じつはこのフレックスBiz、もうひとつのちゃっかりPlusと同額の料金です。そうなると、「持ち込み荷物と受託手荷物の合計が27kgのちゃっかりPlusのほうが得なのでは？」と思う方もいるかもしれません。

確かに、フレックスBizは機内持込手荷物こそ14kgまで無料ですが、受託手荷物の無料枠がなく、荷物が多い場合には不向きに見えます。しかし、フレックスBizを選ぶ本当のメリットは、予定の変更に対応できる柔軟さにあります。

ここからは、同額運賃のちゃっかりPlusと比較しながら、フレックスBizの特徴についてわかりやすく解説していきます。

フレックスBizの特徴

フレックスBizの特徴はなんといっても、出発当日でも無料で便の変更が可能なことでしょう。他の運賃でも、変更手数料や差額を支払えば変更は可能ですが、フレックスBizであれば、当日の変更なら手数料はもちろん、運賃の差額も必要ありません。

この当日のフライト変更を無料でおこなえるのはフレックスBizだけ。もっとも高い運賃であるしっかりMaxでも、運賃の差額は発生します。当日急にスケジュールが変更になる可能性がある人にとっては、フレックスBizは最適な運賃といえるでしょう。

ちゃっかりPlusとの違いは？

結論からいうと、荷物の量以外はフレックスBizのほうがメリットが多いです。なぜそう言えるのか、先ほどの表からこの2つの運賃で大きな違いがある部分だけを抜き出してみましょう。

	ちゃっかりPlus	フレックスBiz
機内持込手荷物	￥（7kgまで無料）	14kgまで無料
受託手荷物	￥（10kgまで無料）	￥
フライト特典	○	×
払い戻し	×	○
当日のフライト変更（無料）	×	○
遅延・欠航見舞金	○	×

違いがあるのは「フライト特典」「払い戻し」「当日のフライト変更（無料）」「遅延・欠航見舞金」の5つです。

フライト特典とは、マイルのこと。フライト特典が付いている運賃を利用した場合、提携航空会社のマイルやポイントを貯めることができます。フレックスBizにはフライト特典がつきませんので覚えておきましょう。

フレックスBiz運賃では、フライトバウチャー（ジェットスターで利用できる金券のようなもの）での払い戻しを受けることができます。ちゃっかりPlusでは払い戻しが受けられないため、万が一出張や旅行そのものが無くなった場合でも運賃が戻ってくることがなく、完全に無駄になってしまいます。しかし、フレックスBizであれば払い戻しを受けられるため、どうなるか分からない場合でも安心して予約することができるのです。

遅延・欠航見舞金とは、予約した便に大幅な遅延、欠航が生じた場合に見舞金を受け取れる制度です。フレックスBizではこの見舞金を受け取ることはできませんが、その代わりに当日でも無料でフライトを変更することができます。また、払い戻しも受けることができるため、実質的なデメリットはほとんどないといえるでしょう。

フレックスBizはこんな人におすすめ！

フレックスBizは当日の便変更が無料、キャンセルする場合でも払い戻しを受けることができる、スケジュール変更に柔軟に対応できる運賃です。そのため、前の予定が押しそうな場合や、どうなるか分からない場合でも安心して利用できます。

無料の受託手荷物枠はありませんが、そのぶん機内持ち込み手荷物は14kgまで無料となっているため、ある程度の荷物であれば問題なく持ち運ぶことができるでしょう。もし荷物を預けたい場合でも受託手荷物枠は追加可能なので安心です。

フレックスBizは、荷物の少ない旅行、日帰りや一泊くらいの出張におすすめの運賃といえるでしょう。

フレックスBizを利用する際の注意点

フレックスBizを利用する際には荷物の個数とサイズ、内容に注意しましょう。フレックスBizには無料の受託手荷物枠がなく、必要な場合は別途追加する必要があります。その代わりに機内持ち込みが14kgまで可能になっているため、その範囲でなら無料で持ち運ぶことができます。

しかし、もし何らかの理由で機内に持ち込めなくなってしまった場合、その場で受託手荷物枠を追加購入しなければならなくなります。ジェットスターでは空港で受託手荷物を申し込んだ場合、予約時に申し込む料金よりも割高になるため、思わぬ出費が発生する可能性があるのです。

そのため、機内持ち込み手荷物の条件に注意が必要です。機内持ち込み手荷物はキャリーケースなどの手荷物1個とハンドバッグなどのお手回り品1個で、合計2個まで。サイズは「高さ56cm×幅36cm×奥行23cm以内」もしくは「高さ114cm×幅60cm×奥行11cm以内」となっています。

また、機内への持ち込みが制限されている物品や危険物についても持ち込むことができません。刃物やライター、バッテリーやエアゾールなど、受託手荷物として預けなければならないものがないかどうか、あらかじめ確認しておくようにしましょう。

まとめ｜フレックスBizは精神衛生的におすすめの柔軟なプラン

フレックスBizは事前の予約変更はもちろん、当日での変更にも対応できる安心の運賃です。払い戻しや無料での当日の便変更など、同額のちゃっかりPlusよりもより安心できるプランといえるでしょう。

ただし、無料の受託手荷物枠はついていないため、追加購入せずに搭乗する場合は機内持ち込み手荷物の個数やサイズ、中身をよく確認するようにしましょう。

出張はもちろん、旅行での利用でも不安なく利用できるフレックスBiz運賃。積極的に利用して気持ちに余裕をつくっていきましょう。