- 飛行機の乗り方
2023.07.04
飛行機にゲーム機を持ち込みたい!ゲーム機と電池の持ち込み条件とは
現代では手軽に持ち運ぶことができるゲーム機がたくさん登場しています。さらにパソコンや携帯電話でもゲームができる時代になりました。日ごろからゲームを楽しんでいるという方も多いと思います。
そのため出張や旅行に出かける際は、愛用のゲーム機を持っていきたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかし飛行機には、持ち込み荷物を規制するルールがあります。
搭乗前にそうしたルールを正しく知っておかないと、保安検査場などでカバンを開け、愛用のゲーム機をその場で捨てることになるかもしれません。そこで今回は国内線の飛行機に焦点をあて、ゲーム機を持ち込む際のルールについてわかりやすく解説していきます。
飛行機にゲーム機は持ち込めるのか?
そもそも国内線の飛行機にゲーム機を持ち込むことはできるのでしょうか?国土交通省の告示により平成26年9月1日から「航空機内における電子機器の使用制限」が緩和されました。それにともない、条件を満たしてさえいれば飛行機の機内にもゲーム機を持ち込めるようになりました。
例えばANAのHPを確認すると「電波を発しない状態の電子機器(機内モード設定含む)」は「機内持ち込み可・離着陸時を含め常時使用可」と記載されています。このことからも、制限が緩和されたことを実感できると思います。
しかしゲーム機であるかどうかにかかわらず、作動時に「通信用電波を発信する状態にあるもの」に関しては「機内持ち込み可能であっても飛行中の使用は不可」となるケースもあります。
さらに飛行機の種類によっても制限内容が異なるため、心配な場合はあらかじめ航空会社のHPなどで確認するようにしてください。それではゲーム機のタイプ別に、一般的な持ち込み条件を確認していきましょう。
【携帯ゲーム機の条件】
・「電波を発しない状態の電子機器(機内モード設定含む)」であること
・保安検査場における手荷物検査(X線検査)をクリアしていること
【据え置きゲーム機の条件】
・「電波を発しない状態の電子機器(機内モード設定含む)」であること
・保安検査場における手荷物検査(X線検査)をクリアしていること
規制の緩和による変更点
つぎに「航空機内における電子機器の使用制限」が緩和されたことによる主な変更点を確認しておきましょう。
【変更点】
・電子機器から発射される電波に対する航空機の耐性に応じて航空機を区分する
・航空機の区分ごとに使用可能な電子機器と時間帯を拡大する
・着陸後に滑走路を離脱し「誘導路」に入った時から、全ての電子機器が使用可能となる
(※誘導路がない空港の場合は、着陸後の滑走が終了し「駐機場」に向かった時とする)
例外的に通信可能なケース
ゲーム機を飛行機に持ち込む際の条件としては「電波を発しない状態の電子機器(機内モード設定含む)」であることが大前提です。しかし飛行機の電波に対する耐性の関係で、搭乗する機材によって電子機器の使用制限内容はことなり、例外的に通信可能なケースもあります。ここではANAの国内線のルールを参考に、確認しておきましょう。
【例外的に通信可能なケース】
(1)機器同士の「Bluetooth接続(ワイヤレスマウス・ワイヤレスヘッドホン)」は常時使用可能
(2)機器同士の「Wi-Fi接続(電子ゲーム機等)」は常時使用可能
(3)機内無線LANシステムを装着している機材では、乗務員からの案内後に使用可能だが、必ずいったん「電波を発しない状態」に設定したうえで利用すること
※無線通信の対象が「航空機外」とならない場合に限るため「モバイルWi-Fiルーター」や「公衆無線LAN」などへの接続は利用不可
携帯ゲーム機の電池は持ち込める?
ゲームの持ち込みについて見ていきましたが、携帯ゲーム機の電池は飛行機の機内に持ち込むことができるのでしょうか?実は電池の種類によってルールは異なります。注意点を確認しておきましょう。
要注意なのは「リチウム電池」です。電子ゲーム機やパソコンの電源として採用されている可能性がある「リチウム電池(使い捨て)」と「リチウムイオン電池(充電式)」を飛行機に持ち込んだ場合、揺れ・衝撃などによって発火する可能性があり、最悪の場合は爆発する恐れがあるといわれています。
そのため「リチウム電池」と「リチウムイオン電池」は危険物とみなされており、機内持ち込みや預け入れには制限がかけられています。
【リチウム電池とリチウムイオン電池を内蔵した「電子機器」に対する条件】
・含有量:内蔵されるリチウムイオン電池の含有量が2g以下であること
・ワット時定格量:リチウムイオン電池はワット時定格量が16wh以下であること
上記の条件を満たした場合は、個数制限なく「機内持ち込み」と「預け入れ」可
上記の条件を満たさない場合は「機内持ち込み」と「預け入れ」ともに不可
【リチウム電池とリチウムイオン電池を内蔵した電子機器に使用される「予備のリチウム電池」(使い捨てタイプ)に対する条件】
・含有量:リチウム含有量が2g以下であること
・保護:リチウム含有量が2g以下でかつ、ショートしないよう個別に保護をすること
上記の条件を満たした場合は個数制限なく「機内持ち込み」可だが「預け入れ」は不可
上記の条件を満たさない場合は「機内持ち込み」と「預け入れ」ともに不可
【リチウム電池とリチウムイオン電池を内蔵した「電子機器」に使用される「予備のリチウムイオン電池」(充電式タイプ)に対する条件】
・ワット時定格量が100wh以下であること
・ワット時定格量が100wh以下でなおかつ、ショートしないように個別に保護をすれば個数制限なく「機内持ち込み」のみ可。上記の条件を満たした場合でも「預け入れ」は不可
・ワット時定格量が100whを超え160wh以下の場合は、ショートしないように個別に保護をすれば2個まで「機内持ち込み」のみ可。上記の条件を満たした場合でも「預け入れ」は不可
・ワット時定格量が160wh以上の場合は「機内持ち込み」と「預け入れ」ともに不可
まとめ
今回は国内線の飛行機に焦点をあて、ゲーム機を機内に持ち込む際のルールについて、タイプ別にご紹介いたしましたが、いかがでしたか?機内持ち込みのルールは、飛行機の電波に対する耐性や、各航空会社によっても異なります。
そして電子機器に関しては平成26年に「航空機内における電子機器の使用制限」が緩和されたことにより、一部ルールが変更されていますので注意がひつようです。日ごろから愛用しているゲーム機など飛行機に持ち込みたい場合は、あらかじめ最新のルールを確認し、適切な梱包を行うように心がけましょう。
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