- ジェットスター
2023.07.04
【国内線】ジェットスターの席の種類と料金について解説!座席指定や変更の方法からおすすめの座席まで
ジェットスターの飛行機に乗る際は座席の種類や料金プラン、座席の選び方について知っておくことが大切です。ジェットスターでは座席の指定が有料となっており、指定料金が座席の種類や運賃プランによって異なります。
また、座席選び方によっては同じ料金でも、機内での快適さに差が生まれることがあるのです。
今回は座席の種類とプランの関係、おすすめの座席について解説します。できるだけ安く快適な旅行ができるよう、しっかり理解しておきましょう。
1.ジェットスターの座席は3種類!追加オプションと運賃プランと座席指定料金の関係
予約時に無料で座席の指定ができる航空会社も多いですが、ジェットスターでは座席指定は有料の追加オプションとなっています。ジェットスターには以下の3種類の座席があります。
・スタンダードシート
・アップフロントシート
・エクストラレッグルームシート
ここではジェットスターの座席の種類とそれぞれの指定料金、運賃プランについて詳しく解説していきます。
ジェットスターの座席は機内の位置によって3種類|種類ごとの料金
ジェットスターの国内線はエアバス社のA320型という飛行機で運航されます。座席数は180席、すべての座席がレザーシートで、座席の幅は45cm、座席の間隔は座席の種類によって異なりますが、平均74cmとなっています。
ジェットスターの座席には、「スタンダードシート」「アップフロントシート」「エクストラレッグルームシート」
の3つの種類があります。スタンダードシートは138席、アップフロントシートは27席、エクストラレッグルームシートは15席です。
エクストラレッグルームシートはその名のとおり足元が広く、足を伸ばしてゆったり座ることができます。アップフロントシートは機内の前方にあり、出入り口に近いため到着後すぐに降りることができます。
また、飛行中の揺れも少なく、エンジンからの距離が遠いため、後方に比べて比較的静かに過ごせる座席です。
指定料金は座席の種類によって異なり、スタンダードシート、アップフロントシート、エクストラレッグルームシートの順で料金が高くなります。料金は路線、運航日によって異なりますが、おおむね以下のようになっています。
スタンダード | アップフロント | エクストラレッグ | |
---|---|---|---|
成田=関空 | 600~700円 | 810~1010円 | 1010~1210円 |
成田=新千歳 | 600~700円 | 700~910円 | 1210~1420円 |
成田=福岡 | 660~770円 | 770~970円 | 1010~1210円 |
成田=那覇 | 700~810円 | 700~910円 | 1210~1420円 |
成田=鹿児島 | 700~810円 | 810~1010円 | 1070~1280円 |
関空=新千歳 | 600~700円 | 700~910円 | 1210~1420円 |
関空=福岡 | 600~700円 | 770~970円 | 1010~1210円 |
関空=那覇 | 660~770円 | 700~910円 | 1210~1420円 |
中部=新千歳 | 600~700円 | 700~910円 | 1210~1420円 |
中部=福岡 | 660~770円 | 700~910円 | 1210~1420円 |
中部=那覇 | 700~810円 | 770~970円 | 1210~1420円 |
中部=鹿児島 | 660~770円 | 770~970円 | 1010~1210円 |
平均価格 | 645~750円 | 741~946円 | 1131~1338円 |
基本的には距離の長い路線ほど価格が高くなる傾向にあり、繁忙期のフライトの場合は200円前後高くなっています。最も安いスタンダードシートと最も高いエクストラレッグルームシートではおよそ倍近い指定料金になっています。
アップフロントシートやエクストラレッグルームシートは機体前方に位置しているため早く降りられるというメリットがありますが、それ以外の大きな違いは前席との間隔のみです。
スタンダードシートでも前寄りを選ぶことはできるので、自分の体格と相談して決めるのがよいでしょう。
ジェットスターの席は運賃プランによっては無料で指定できる
ジェットスターでは座席の指定は基本的に有料ですが、運賃プランによっては無料で指定することができます。
ジェットスターの特徴であるオプション制では、オプションを個別に指定することもできますが、オプションがセットになった運賃プラン(パック料金)があり、その中には座席指定オプションが含まれているものもあります。
運賃プランごとの指定料金の有無は以下のとおりです。
運賃プラン | Starter | ちゃっかりPlus | FlexBiz | しっかりMax |
---|---|---|---|---|
スタンダード | 有料 | 無料 | 無料 | 無料 |
アップフロント | 有料 | 有料 | 無料 | 無料 |
エクストラレッグ | 有料 | 有料 | 有料 | 無料 |
もっとも安い運賃であるStarter運賃では、チェックイン時に航空会社側が座席を指定することで費用をギリギリまで抑えています。
ほかのオプション内容なども含めて考えると、Starterは純粋に移動を目的とする人向け、手荷物オプションもあるちゃっかりPlusやFlexBizは旅行向けの運賃。
より安心を求める人はしっかりMaxがおすすめといえそうです。
座席を指定する際の注意点
ジェットスターでは座席を指定する際、とくにアップフロントシートとエクストラレッグルームシートを指定する際は一部ほかの座席と違う点があるため注意が必要です。違う点はおもに以下2点です。
1.非常口席
2.リクライニングができない座席
非常口席
1、12、13列目の席は「非常口席」となっており、この座席に座る方は非常事態の際に乗組員の指示に従い、非常口扉の開閉などに協力しなければなりません。
そのため、介助を必要としないこと、障がいがないこと、非常口扉を操作可能な身長や体格であることなどが条件となっています。
また、非常口扉の開閉を妨げないよう、手荷物はロッカーに収納しなければならなりません。詳しい条件は以下のとおりです。
非常口座席のご利用条件
非常口座席をお選びいただく場合には、ジェットスターが定める以下の要件を満たしている必要がございます。
・年齢が15歳以上であること
・キャビンクルーによる非常口座席の説明を理解できたことを示し、その指示を実行すること、予期せぬ緊急事態の発生時に進んでお手伝いいただけること(ジェットスター・ジャパン運航便以外においては英語)
・非常時に介助が必要な同伴者がいないこと
・幼児の同伴がないこと
・筋力または運動の制限、知能障がいがないこと、また補助犬を同伴していないこと
・ジェットスター航空(JQ)、ジェットスター・ジャパン(GK)、ジェットスター・パシフィック航空(BL)の場合、地上走行中、離着陸時に補聴器を使用しても矯正されない程度の聴覚障がいがないこと
・ジェットスター・アジア航空(3K)の場合、聴覚障がいがないこと
・地上走行中、離着陸時に眼鏡やコンタクトレンズを使用しても矯正されない程度の視覚障がいがないこと
・非常時に重さ15kgの非常口ドアに手が届き、ドアを持ち上げて取り外すことができること*
・ジェットスター航空(JQ)およびジェットスター・ジャパン(GK)にご搭乗のお客様の場合は、妊娠後期(28週以降)に入っていないこと*
・ジェットスター・アジア航空(3K)およびジェットスター・パシフィック航空(BL)にご搭乗のお客様の場合は、妊娠していないこと
・延長シートベルトの利用がないこと
・離着陸の際は、すべての機内持込手荷物を頭上のロッカーに収納すること
*一般的に、妊娠第三期以降のお客様がご自身および胎児に影響を与えることなく、重量約15kgの非常口扉の操作をすることは困難とされています。
ジェットスター公式サイト:「非常口座席について」より引用
リクライニングができない座席
11、12列目の座席はリクライニングができない構造になっています。リクライニングできなくとも指定料金は通常どおりかかるため、横になりたい場合は11、12列目の指定は避けましょう。
ビジネスクラスは長距離国際線のみ
ジェットスターの国内線、短距離国際線ではエコノミークラスのみですが、ボーイング787という飛行機で運航される長距離国際線にはビジネスクラスが用意されています。
ビジネスクラスを予約した方は、ビジネスクラス専用座席が使用できます。
前席との間隔は96cmと、エコノミークラスの45cmと比較すると倍近い広さで、フットレストもあり、広々と座ることが可能です。
電源コンセントや映画やテレビなどの機内エンターテインメントも用意してあるため、長時間のフライトでも退屈することなく過ごすことができるでしょう。
また、ジェットスターのビジネスクラスでは専用のチェックインエリアがあるほか、搭乗時に優先搭乗を受けることができます。
預け入れ荷物や持ち込み手荷物の量も多く、安心して快適に旅行することができることでしょう。
2.座席は予約時に指定しよう!予約後の座席指定や変更の方法、手数料は?
ジェットスターでは座席の指定を予約時にオプションとして選択することでおこないますが、予約後でも座席を指定することができます。
ただし、場合によっては座席指定料金のほか、別途手数料などが発生して割高になってしまうこともあるので、この章にて確認していきましょう。
予約後の座席指定、変更
予約後の座席変更や指定は、ウェブサイトやアプリ、空港カウンターでおこなうことができます。
ウェブやアプリからであれば無料でおこなうことができますが、空港カウンターでおこなう場合、追加料金が発生することがあります。
なお、予約時に座席を指定しておらず、かつ空港カウンターにて「指定したい」となった場合は、オプション追加料金として450円の追加料金を支払う必要があります。
座席が満席となっているときは、席の指定や変更ができないことがありますので、ご注意ください。
【予約後の座席指定の流れ(ウェブサイトから)】
1.ジェットスターのウェブサイトを開く
2.ページ上部の「メニュー」を開き、「予約管理」の「予約の確認/変更」を選択
3.予約番号とメールアドレス、または予約時の姓を入力、「予約の確認/変更」を選択
4.予約内容が表示されるので、「フライト詳細」の「座席」から「座席の変更/アップグレード」を選択し、希望の座席を選ぶ
なお、予約後の座席の指定はコールセンターからもおこなうことができます。
変更期限はプランによって異なる
ジェットスターの場合、座席の変更期限はあなたが予約したプランによって異なります。
予約変更期限一覧
【Starter】
→予約便のチェックイン開始時刻まで
【Starter Plus】
→予約便のチェックイン開始時刻まで
【Starter FlexBiz】
→予約便のチェックイン開始時刻まで
空港での手続きであればチェックイン終了時刻まで
【Starte Max】
→予約便のチェックイン開始時刻まで
空港での手続きであればチェックイン終了時刻まで
【Business】
→予約便の出発前まで
【Business Max】
→予約便の出発前まで
このように、ジェットスターでの座席の指定・変更期限は運賃プランによって若干異なります。
基本的には搭乗予定の便のチェックイン開始時刻までであれば変更可能です。「Starter FlexBiz」「Starte Max」運賃の場合、空港での手続きであればチェックイン終了時刻まで、ビジネスクラスの場合は出発前であればいつでも可能となっています。
3.おすすめの座席!どうせ指定するならより快適な席を選ぼう
ジェットスターの座席には3つの種類があるということは冒頭でご紹介しましたが、いざ座席を指定するとなると、同じ種類でもどこの座席にしようか悩むこともあるでしょう。
どうせ同じ料金ならできるだけ快適な席を選びたいものです。ここからは、おすすめの座席を、座席の種類ごとにご紹介していきます。
トイレは飛行機の前方に1つ、後方に2つあります。基本的に機体前方は揺れが少なく、機体中央(12~20列目)はエンジンに近いぶん音が気になる場合もあるかもしれません。
また、前方のほうは早く降りられるというメリットあるため、人気の席となっています。
スタンダード席のおすすめ
スタンダード席でもとくに人気があるのが、前寄りの窓側の席です。ジェットスターの国内線の場合、A、もしくはFの6~10列目がおすすめです。
どの飛行機の座席にも共通していえることですが、前寄りの席は飛行中の揺れが少なく、エンジンから遠いため後方の座席よりも比較的静かに過ごすことができます。また、出入り口にも近く、早く降りられるため人気が高いのです。
ただしこういった座席は人気なぶん混みやすく、搭乗率が低く後方が空いているにもかかわらず窮屈になってしまうということもあります。旅行のピーク期間外は、あえて前寄りの座席を選ばず、後ろの座席を選んでみるのもよいでしょう。
人が少ないことによって、足も気持ちも思いっきり伸ばすことができるかもしれません。その結果、あなたの想像よりもはるかに快適な空の旅を満喫できる可能性も。
時期によっては後ろのスタンダード席を選んでみてくださいね。後部座席に関する詳しい説明は、後述します。
アップフロント席のおすすめ
1列目から5列目はアップフロント席です。アップフロント席のおすすめは2列目。1列目はもっとも揺れが少なく静かで早く降りられますが、非常口座席となるため足元に荷物を置くことができず、搭乗中に荷物を出し入れするのに不便です。
2列目であればそういったこともなく、総合的にみれば最も快適に過ごせる座席といえるでしょう。
エクストラレッグルーム席のおすすめ
エクストラレッグルームは1、12、13列目にあります。おすすめは1列目、もしくは13列目です。12列目はエクストラレッグルームではあるものの、座席のリクライニングができないためおすすめできません。
1列目はもっとも静かで早く降りられますが、目の前にCAさんの席があるため、人によっては気まずい思いをすることがあるかもしれません。
13列目であれば、そういったことはありませんが、飛行機のほぼ中央、エンジンのすぐ横に位置するため1列目に比べると音が気になるかもしれません。好きなほうを選びましょう。
なお、エクストラレッグルームはすべて非常口座席であるため足元に荷物を置くことができないことに注意が必要です。
後方席は穴場
ここまで挙げた席は前寄りの席が多いですが、じつは意外と穴場なのが後ろ寄りの席。降りる際は一番最後になってしまいますが、見方を変えれば降りるまで時間がある、ほかの乗客に急かされることもなくゆっくり降りられる席ともいえます。
最後方であればエンジンからも遠いため比較的静かです。また、トイレが近いため、トイレのために通路を歩く必要もありません。
さらに、後方は前方に比べて人気がないため混みにくく、場合によっては隣が空席で、他人を気にすることなく広々と使える場合もあります。最後列であればリクライニングの際に後ろの人を気にする必要もないため気楽です。
マイペースで過ごしたい人にとって、最後列は穴場の席といえるでしょう。
4.ジェットスター|便やプランの変更には追加料金が!変更できない項目も……
上記にて、座席に変更方法をご紹介いたしました。しかし、変更する可能性があるのは、座席だけではありませんよね。
都合が悪くなって、日時を変更したいという場合もあるでしょう。
ジェットスターのStarterプランを予約していた方は、変更の際に「変更手数料」という、追加料金を支払わなくてはなりません。
また、ほとんど運賃プランでは、出発地と到着地が変えられません。したがって、旅行プランを大きく変更することはできないのです。
便やプラン変更の可・不可【エコノミークラス】
エコノミークラス | Starter | Starter Plus | Starter FlexiBiz | Starter Max |
---|---|---|---|---|
日/時刻変更 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
出発地変更 | × | × | × | 〇 |
到着地変更 | × | × | × | 〇 |
※Starter FlexiBizの場合、フライト当日、同日の便への変更であれば無料で可能
便やプラン変更の可・不可【ビジネスクラス】
ビジネスクラス | Business | Business Max |
---|---|---|
日/時刻変更 | 〇 | 〇 |
出発地変更 | × | 〇 |
到着地変更 | × | 〇 |
出発地と到着地の変更ができるのは、Starter Max と Business Max のみです。
なお、日付や時刻を変えるときに追加でかかる料金のなかには、「変更手数料」と「運賃の差額」があります。
「変更手数料」はいくら?
Starterプランの場合、予約した内容から変更するときは、変更手数料がかかります。
変更手数料は、ネットからだと3,300円、電話や空港でおこなうと4,400円です。
ネットから予約した方だと、ネットから変更できるため、3,300円。
電話や空港で予約した方だと、変更するのに4,400円必要です。
「運賃の差額」とは?
飛行機のチケット、特にLCCに属するジェットスターの航空券価格は、乗客数に左右されるため、日によって大きく変動します。
以下にて、例を用いて解説していきますね。
【東京から札幌へ飛行機で移動する】
2020年9月1日の便を予約
チケット価格 → 4,390円(2020年8月14日時点の最安値価格)
「9月1日に移動できなくなった!」
「9月4日なら都合があうから、3日予定をずらしたい」
2020年9月4日の便のチケット価格
12,120円(※同じ出発地/到着地。2020年8月14日時点の最安値価格)
9月1日と9月4日の差額
12,120円-4,390円=7,730円
【結論】Q.日付変更にかかる追加料金はいくら?
A. Starter の場合、3,300円(変更手数料)+7,730円=11,030円
その他のプランを利用していた場合は、7,730円の支払いとなる。
9月4日から9月1日に日付を変更する場合も、ありますよね。
12,120円の便から4,390円の便へ変更する場合、搭乗者に差額の支払いはありませんが、差額の払い戻しもおこなわれません。
その際の追加料金は、Starter プランだと3,300円(または4,400円)となっています。
旅行プラン、便や日付を変えるときは、購入したチケットの価格と、フライト変更日のチケット価格の差を確認してくださいね。
なるべく出費を抑えたいときは、購入したチケットの価格を上回らない日に、変更することがおすすめです。
5.まとめ
今回はジェットスターの座席について、席の種類、指定や変更の方法、おすすめの座席についてご紹介してきました。
ジェットスターでは座席指定はオプション制となっており、席の種類や運賃プランによって料金が異なります。
座席の種類と運賃についてしっかり理解し、座席の位置の選び方を工夫して、できるだけ安く快適にジェットスター乗りましょう。
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