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2023.07.04
函館から名古屋までは飛行機と新幹線どっちがお得?移動時間・料金比較
名古屋といえば、有名なのが「名古屋めし」。日本3大地鶏のひとつである「名古屋コーチン」や、おひつに入れたごはんの上にうなぎの蒲焼きをのせた「ひつまぶし」、食パンにバターを塗って小倉あんをトッピングした「小倉トースト」など、メイン料理から手軽なものまで数々の美味しいものが集まっています。
また、ぜひ体験してほしいのが名古屋発祥の喫茶店文化「モーニング」。おもに午前中に喫茶店へ行くと、ドリンク代のみでトーストやゆで卵などの軽食がついてくるというもの。どんなものがついてくるかはお店によってそれぞれ異なります。
観光地として人気があるのは「東山動植物園」や「名古屋城」です。「東山動植物園」は家族旅行やデートにおすすめの人気スポット。また名古屋の歴史を学ぶことができる「名古屋城」や、その内部にある「金のしゃちほこ」は名古屋のシンボルとして親しまれています。
そんな名古屋へ函館から向かうには、飛行機、新幹線のどちらを使っても移動することができます。また函館から青森までフェリーを使い、そこから飛行機や新幹線を利用する方法も。それぞれの移動方法について、以下で確認していきましょう。
以下のボタンから函館空港~中部国際空港間の航空券を検索できます。
函館から名古屋までの移動方法①新幹線
まずは新幹線で函館から名古屋まで移動する方法をご紹介します。
・新函館北斗発の「はやぶさ」と「のぞみ」を乗り継ごう
まずは函館市郊外・北斗市に設置されている北海道新幹線・新函館北斗駅へ向かいましょう。この区間には函館ライナーなどが運行されてされています。
新函館北斗駅からは新幹線「はやぶさ」に乗り、終点の東京駅で降りたらつぎは新幹線「のぞみ」で名古屋駅へ向かいます。「はやぶさ」での移動時間は約4時間30分、「のぞみ」の場合は約1時間40分かかります。乗り継ぎの時間も含めると、全体で約6時間30分かかることになります。
・事前予約できるならお得なきっぷの組み合わせで!
上記でご紹介した「はやぶさ」と「のぞみ」を乗り継ぐ場合の料金は29,930円になります(指定席利用の場合)。しかし、事前予約をすればもっとお得にきっぷを購入することができます。
JR東日本が運営しているWEBサイト「えきねっと」限定の割引きっぷ「えきねっとトクだ値」を利用すれば、新函館北斗駅から東京までの料金が通常の5%から25%、最大で50%引きの割引価格となります。
さらに、JR東海/西日本が運営している「スマートEX」「エクスプレス予約」の「EX早特21」を利用すれば、東京から名古屋までの新幹線「のぞみ」の普通車指定席が8,800円になります。
ちなみに「えきねっとトクだ値」は乗車前日深夜(きっぷによって14日前深夜、21日前深夜の場合あり)、「EX早特21」の場合は21日前までの予約が必須です。事前に予定が決まっているときはぜひ利用したいですね。
函館から名古屋までの移動方法②飛行機
続いて飛行機で函館から名古屋まで移動する方法をご紹介します。
・直行便が1日1便運航
函館空港から中部国際空港へは、AIR DOとANAがコードシェアで運航している直行便が1日1便運行しています。出発時刻は13:05で、約1時間40分で到着します。ちょうどお昼の時間帯なので、余裕をもって空港に着くように準備して行くといいでしょう(2019年7月現在)。気になる料金については以下の表をご確認ください。
ANA | AIR DO | |
---|---|---|
普通運賃 | 37,510円~ | 38,310円~ |
75日前運賃 | 16,010円~ | 13,610円~ |
55日前運賃 | 16,810円~ | 13,910円~ |
45日前運賃 | 17,610円~ | 15,210円~ |
28日前運賃 | 18,010円~ | 15,610円~ |
21日前運賃 | 20,610円~ | 17,310円~ |
3日前運賃 | 31,210円~ | 25,010円~ |
1日前運賃 | 35,210円~ | 27,610円~ |
※2019年閑散期の最安値。ANA運賃は、2019年7月31日から計算した10月14日のもの。
航空券を早めに予約することで、新幹線を利用するよりも料金がかなりお得になることがわかります。ちなみに乗り継ぎ便は新千歳空港や羽田空港を経由する便が1日に11便運行しています。
・中部国際空港からは約30分で名古屋市内へ!
「ミュースカイ」に乗車すれば、名古屋駅まで約30分で到着します。こちらは全席指定(特別車両券「ミューチケット」購入時に指定)の「特別車」となっており、料金は1,230円です。最速で名古屋に着く電車で、荷物置き場が設置されているなど空港利用に配慮がされているものの、本数が1時間に2本と少ないのがデメリットです。
次に早く着くのが特急または快速特急(一部指定)です。これらの種別は特別車両券(ミューチケット)による座席指定が必要な「特別車」と、乗車券のみで乗車可能な「一般車」の2つの車両があり、特別車利用の場合は1,230円、一般車では870円かかります。また名古屋までの移動時間は約40分です。
乗車のタイミングによってはミュースカイを待つよりも先発する特急の方が早く名古屋駅へ着きます。またミュースカイや快速特急は混雑が予想されるため、空いた電車で確実に座って帰りたいときは急行や準急を利用するなど、希望に合わせて行き方を工夫してみるといいでしょう。
函館から名古屋までの移動方法③フェリーで青森へ
函館から青森を渡る「津軽海峡フェリー」を利用します。移動時間は約3時間40分で、2時間半ごとに1日8回運航しています。料金はフェリーの等級や乗車期間によって異なるため、それぞれの等級と期間による料金の違いについて以下の表にまとめました。
等級と期間による料金の違い
等級 | 運賃(A・B・C期間) |
---|---|
プレミア | 12,340円~17,730円 |
スイート | 4,940円~7,100円 |
ファースト | 4,110円~5,910円 |
コンフォート | 3,290円~4,730円 |
ビューシート | 2,750円~3,960円 |
スタンダード | 2,220円~3,190円 |
A・B・C期間について(2019年適用)
A期間 | 1月5日~4月26日、 5月7日~5月31日、 10月1日~12月26日 |
---|---|
B期間 | 1月1日~1月4日、 6月1日~7月12日、 8月19日~9月30日、 12月27日~12月31日 |
C期間 | 4月27日~5月6日、 7月13日~8月18日 |
もっともお得な料金でフェリーに乗りたい場合、A期間にスタンダードを選ぶと2,220円(インターネット予約で1,998円)で移動することができます。
ちなみにフェリー乗り場である函館フェリーターミナルまでは、新函館北斗駅から行く場合「はこだてライナー」で約15~22分、JR函館駅から行く場合はタクシーやシャトルバスで約15~20分かかります。乗り遅れないよう、十分余裕をもってフェリーターミナルへ移動するようにしましょう。
・青森から新幹線や空路で名古屋へ
フェリーが青森フェリーターミナルに到着したら、つぎは新幹線または飛行機を利用して名古屋を目指します。それぞれの行き方を見ていきましょう。
【新幹線を利用する場合】
新幹線の場合、まずは青森フェリーターミナルからJR新青森駅までの移動が必要になります。フェリー乗船者限定の定額タクシーを利用すれば、1,000円でJR新青森駅まで行くことができます。路線バスを利用する場合は1回乗車券(300円)が必要になります。どちらも移動時間は約10分です。
JR新青森駅に着いたら新幹線「はやぶさ」に乗って終点の東京駅まで行き、つぎに新幹線「のぞみ」で名古屋駅へ向かいます。料金は24,990円(指定席利用の場合)で、移動時間は約5時間20分です。フェリーとタクシー(または路線バス)、そして新幹線の移動時間を合わせると約6時間10分となります。
【飛行機を利用する場合】
飛行機の場合、青森フェリーターミナルから青森空港への移動が必要になります。フェリー乗船者限定の定額タクシーであれば約30分で青森空港に行くことができます。ちなみに料金は4,200円となります。
ほかの行き方としては、定額タクシーを利用して青森駅東口で降り、そこからJRバス東北「青森空港行き」に乗る方法があります。この場合の料金はタクシー代が1,200円、バス代が700円で合わせて1,900円となりタクシーで青森空港まで行くよりもお値打ちですが、移動するのに1時間以上かかります。またタイミングによってはタクシーを降りたあとでスムーズにバスに乗車できない場合もあるため、時間に余裕がないときや楽に移動したいときはタクシーで青森空港へ行くのがベストでしょう。
青森空港からは飛行機で県営名古屋空港(小牧空港)へ向かいます。函館空港から名古屋へ向かう際は中部国際空港へ行きますが、こちらは青森空港からの直行便は出ていないため、青森便が出ている県営名古屋空港を利用することになります。
青森空港-県営名古屋空港間ではFDA(フジドリームエアラインズ)が1日に4便運行しています。始発便は9:15発で、最終便は19:40となっています。料金については以下の表をご確認ください。
FDA | |
---|---|
普通運賃 | 33,700円~ |
45日前予約 | 13,700円~ |
7日前予約 | 14,700円~ |
1日前予約 | 19,700円~ |
(2019年閑散期の最安値)
函館便のAIR DOと同じく、航空券は早めに予約するのが料金をおさえるためのポイントです。
・県営名古屋空港から名古屋市内までのアクセス
県営名古屋空港から名古屋駅へ向かうにはバスを利用します。利用できるバス会社は「あおい交通」と「名鉄バス」で、どちらも名古屋駅までの料金は700円です。移動時間はあおい交通が18~22分ほどで、名鉄バスが35分ほどとなっています。あおい交通のほうが移動時間が短いうえに運航しているバスの本数も多いので、利用しやすいといえるでしょう。
またそれぞれバス停が異なるため、どのバスがどこに停まるのか把握しておく必要があります。あおい交通は「ミッドランドスクエア前」、名鉄バスは「名鉄バスセンター」になります。どちらも名古屋駅付近ですが、ミッドランドスクエア前は屋外・名鉄バスセンターは屋内のため、天候がよくない日には名鉄バスを利用したほうが移動がスムーズになるでしょう。
お値打ちなのはどれ?予約時期や旅の目的に合わせて選ぼう
ここまで新幹線や飛行機、フェリーでの行き方をご紹介してきましたが、どの方法が一番お値打ちに済ませられるのでしょうか?
函館から愛知を移動する際の、すべての行き方をここで一挙比較してみましょう。
※2019年7月31日基準
〇翌日
移動時間 | 運賃 | |
---|---|---|
新幹線 | 約6時間30分 | 30,730円 |
飛行機(AIRDO 1日前予約) | 約2時間30分 | 31,210円 |
フェリー+新幹線 | 約6時間30分 | 27,610円 |
フェリー+飛行機 | 約5時間40分 | 27,920円 |
〇1週間後
移動時間 | 運賃 | |
---|---|---|
新幹線 | 約6時間30分 | 30,730円 |
飛行機(AIRDO 3日前予約) | 約2時間30分 | 25,610円 |
フェリー+新幹線 | 約6時間30分 | 27,610円 |
フェリー+飛行機 | 約5時間40分 | 20,920円 |
〇1か月後
移動時間 | 運賃 | |
---|---|---|
新幹線 | 約6時間30分 | 30,730円 |
飛行機(AIRDO 28日前予約) | 約2時間30分 | 17,410円 |
フェリー+新幹線 | 約6時間30分 | 27,610円 |
フェリー+飛行機 | 約5時間40分 | 19,420円 |
(※新幹線はすべて指定席料金、フェリーはA期間のスタンダードを利用)
上の表のように、飛行機で行くのが基本的にお得かつ、移動時間が短いということがわかりますね。
まとめ
函館から名古屋までは飛行機と新幹線、どちらでも移動することが可能です。さらに函館から青森までフェリーで移動するという選択肢もあるので、時間に余裕がある、移動時間も充実させたいというかたには向いているでしょう。
飛行機は直通便の本数自体は少ないですが、圧倒的に移動時間が短く早期予約をしたら費用も少なく済むのでおすすめです。
快適な空間での移動をお望みでしたら、飛行機を利用するのはいかがでしょうか。
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